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【教師の仕事術】『流行』を制するものは、『学校』を制す!児童生徒の流行を追いかける重要性【学級経営】
こんにちは、渡部です。
記事に興味をもっていただき、ありがとうございます。
今回のテーマ
『担当している児童生徒さんたちの中で流行っているもの』
皆さんは知っていますか?
私が所属する学校では、以下の流行が見られます。
・Mrs. GREEN APPLE
・CUTIE STREET
・アレン様
・ハイキュー
・原神
・Snow Man
・QuizKnock
流行ってすごいですよね。
当然ですが、私が高校生の頃にはこれらの全てが知られていませんでした。
先生たちは流行り物を追っかけたほうが良いと思っています。
流行を制するものは、学校を制すとまで思っています。
そこで今日は流行を追いかける重要性についてご紹介します。
人気の先生=流行に敏感
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今まで出会ってきた児童生徒に人気な先生たち。
彼らに共通していることがあります。
それは「流行に敏感」ということです。
面白いもので、年齢に関係なくこれらの知識が豊富な先生の周りには、児童生徒が集まります。
歴戦の教師
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定年退職後の再任用の先生で、「昨日、BTSのダイナマイト聞いてよ、英語が速くててよくわかんなかったわ。同じ顔に見えたけど、みんなかっこいいなー!」と話している方がいました。
その発言に生徒は爆笑。
年齢的にはおじいちゃんでも不思議ではない先生です。
そんな先生の周りに生徒がたくさん。
その先生と勤めた当時、BTSの人気が凄まじかったです。
※今も人気ですが、2025年1月現在は兵役で活動休止中
好きである必要はなし
私が後からその先生にお聞きしました。
渡部「〇〇先生は、BTSがお好きなんですか?」
先生「いや別に好きではなんだけどさ、生徒との話のきっかけになるのよ」
渡部「好きじゃないのに聞いたんですね?笑」
先生「いやあれじゃん、生徒からしたら、共通の話がある先生の方が楽しいでしょ」
さすが百戦錬磨のベテラン教師。
生徒の心理を経験で理解しているのだと脱帽しました。
上の会話から分かることは、流行してることを好きになる必要はないということです。
大事なのは、知っていること。
児童生徒は、我々教員が若い世代の流行り物を知ってすらいないと思っています。笑
だからこそチャンスです。
先生が「Mrs. GREEN APPLEやアレン様」のことを話していたら、児童生徒はすごく喜びます。
また、知らないことを教えてあげたいと思うのが、人間の心理です。
好きなものの情報を共有したいと思うからです。
「先生、どのメンバーが好きですか?」
「先生、あんまり詳しくは知らないんだよ。どの子がカッコいいの?」
こんな会話ができます。
知ったかぶりをする必要はありません。
流行するもので生徒が好きなものであれば、私たちに知識量で勝ち目はありませんもんね。
人間関係づくりの第一歩
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「先生、音楽とか聞くんですか? 」と聞かれること、ありますよね。
その時に、私が10代の頃流行った歌手をいっても、「ふーん」で終わってしまいます。
生徒が先生に好きな音楽を聴くとき、その真意は「私の知っているアーティストなら、話したい!」なことが少なくありません。
ロックが好きな生徒がいたとします。
髪の毛も金髪に染めるような生徒。
その生徒から先生が好きな曲はなんですか?と聞かれて、ショパンのワルツ第6番 変ニ長調 「子犬のワルツ」と答えるのはコミュニケーションの観点で0点回答だと思います。
相手に興味を持ち、共通点を模索することが人間関係の第一歩。
教育心理で有名な、心理学者のロジャーズが「相手に興味をもち、傾聴する姿勢が最も大切」と述べています。
相手に興味をもって初めて、自分に興味を持ってもらえるのです。
このことは忘れてはいけません。
手段と目的
「子どもに迎合するなんて」と考える先生もいるかもしれません。
児童生徒の流行を追いかけることを「迎合」とあえて呼ぶとして、『迎合すること』は手段であって、『良好な人間関係づくり』が目的です。
この目的を間違わなければ、迎合だろうと問題ないと思います。
まとめ
児童生徒の流行には敏感になりましょう。
流行していることについて、深く知る必要はありません。
詳細は子どもに教えてもらえばOK。
相手に興味をもつことが、人間関係づくりの第一歩ですよね!
次回予告
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次回は、「流行情報のキャッチ方法」について話したいと思います。
私が実際に流行を知るツールをご紹介します!
もしよろしければ、次回もお読みください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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