見出し画像

【英語】大学の英語科教育法を担当した話

こんにちは、渡部です。
記事に今日をもっていただき、ありがとうございます。

今回のテーマ

先月、とても貴重な機会をいただきました。
タイトルに書いた通り、大学で講師として授業をさせていただいたのです。私にとっては大きな分岐点になりそうな出来事であったので、この記事を通じてレポートさせていただきたいと思います。

白百合女子大学

今回講義させていただいたのは白百合女子大学でした。

こちらの大学の文学部の授業を担当しました。
女子大学に伺うの機会は今までになかったので、緊張しましたね。笑
東京にありながらも自然が豊かなキャンパスで、田舎生まれ、地方都市育ちの私にとっては「居心地のいい」大学でした。
学生さんたちの意欲もとても高かったことも印象的でした。
授業に参加された学生さんの事前質問の着眼点も非常に鋭い。
講義中の真剣な眼差しは、私の学生時代を彷彿とさせませんでした。笑

「あぁ、こんな態度で講義を受けていれば良かった(遠い目)」

キャンパス内の池

講義を担当するに至った経緯

今回講義を担当するきっかけになったのが、大学時代の先生からお世話になっている先生が籍を移された大学であったことです。
公立中学校教諭時代に、何度も授業を見てくださった感謝しかない先生。
一昨年度には、1単元のほぼ全ての授業を見ていただき、フィードバックをいただきました。
その先生からの「大学で講義をしてみない?」とのお誘い。
二つ返事でお受けいたしました。
講義の時間を3コマ分もいただきました。
私の遠い記憶が正しければ、大学の前後期それぞれのコマ数は15だった。

「え、5分の1も私が!?」
「これは粗相は許されない。」

打ち合わせ以降、必死の授業準備が始まりました。笑
総編集時間を計測していたのですが、なんと100時間を超えていました。

講義内容

まずは、どんなテーマで講義をしようと構想を練り始めました。
現職の先生方を対象にした研修は経験はありました。
その中に数名の大学生がいるというケースもありました。
しかし、大学生オンリーを対象とするのは初めて。
そのため、トピックを選定するのにかなり時間が必要に。

最後に決まったテーマはこちらでした。

教科横断的な授業実践

将来の英語教育を背負っていく学生さんたち。
彼女たちにこれからの英語教育のトレンド、言い方を変えれば、令和型英語教育の道筋を知ってもらうことを第1の目的にしました。
経験してきた授業を大切にしつつ、「車輪の再発明」をしないで済むようにしたいというのが私の願いでした。

車輪の再発明(しゃりんのさいはつめい、: reinventing the wheel)とは、「広く受け入れられ確立されている技術や解決法を(知らずに、または意図的に無視して)再び一から作ること」を指すための慣用句

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%BB%8A%E8%BC%AA%E3%81%AE%E5%86%8D%E7%99%BA%E6%98%8E

もちろん、講義を受けてくれた学生さんたち全員が英語教員にならないかもしれません。
しかし、今は教員志望でない学生さんたちがどこかで教員というキャリアを選んだときに思い出してもらえる講義にしようと考え、講義内容を作りました。
目次はこんな感じです。

私が考える令和型英語授業のポイントは3つ。

「教科横断」
「ICT」
「個別最適化」

その3つについて、実際に中学生になりきってもらいながら授業を受けてもらったり、実際に授業で使うICTツール活用法をお伝えしたりしました。
加えて、個別最適化された授業の実際を紹介しました。
講義内容に興味をもってくださる方がいらっしゃれば、講義スライドをお送りしますので、noteやFacebook、Instagramでコメントいただければ幸いです。

Facebook

Instagram

講義をしてみて

ありがたいことに、講義の合間や後に質問をしてくれる学生さんがいました。
講義内容に興味をもってくれたことに感謝ですね。

「来年度以降も誘ってもらえるかなー?」

もし誘ってもらえたら、今年の講義内容をアップデートして再挑戦したいです。

小中高大

私は公立学校勤務で小中学校で授業をしてきました。
今現在は、私立高校で授業を担当しています。
そして、今回は大学での授業を担当することができました。
これで小中高大の授業をしたことになります。
あまり小中高大で教えた経験のある人は多くないのかなと思うので、ちょっと達成感を感じています。
全ては時の流れに身を任せた結果なので、テレサテンの歌をしみじみ感じます。
これからも繋がった先生方を大切にして、このような新たな機会を大切にしていきたいです!
もし、「授業をさせてもいいよ」という奇特な先生方がいらっしゃって、ご連絡いただけたら泣いて喜びます。
ぜひ、お誘いください!笑

以上が大学での講義のレポです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

いいなと思ったら応援しよう!