第13回「俺達の少女A」が終わって。
(オリジナル記事投稿日:2020/03/21 21:59)
シンデレラガールズでは岸部彩華を担当しております、ハナイチゲです。今回は俺達の少女Aというユーザー企画に投稿したところ音源を流していただけたので、投稿に際しての思考の備忘録代わりに投稿いたします。
前々から「俺達の少女A」の存在は知っており、機会があれば投稿しようと思っていました。しかし自分の声をネットに晒す勇気が当時にはなく、原稿の書き方もさっぱりだったことから、またの機会にしようと思い続けて気が付けば数年が経っていました。
そんな折、第13回俺達の少女Aのレギュレーションが発表されたとき「これ(音源が来たことがないアイドル縛り)ならば投稿数が全体的に絞られるだろうから、投稿が読まれる可能性はあるな」と踏み声を晒す決意をし、いざ草稿のネタ出しをし……ようとして、最初にここで一度詰みました。
最初期から付き合っているけれど、担当アイドルのことを何もわかっちゃいねえと。
過去の台詞や状況から彼女の置かれていた環境や境遇などの考察は比較的重ねていたのですが、彼女の人間性については意外と考えたことがなかったんです。自分が理由あって人の機微に疎いこともあり、アイドル当人の言うことを素直に「そういうものだ」と受け入れることはできても、それを真に咀嚼して解釈することは、やったことがなかったのです。
そこで同じ岸部彩華を担当しているとあるフォロワーさんの力を借りまして「そもそも彩華にとって“盛り”とはなんぞや」という視点にフォーカスし、原稿の草案を書き上げた次第です。
といっても、自分は元々「盛り」に関してはサッパリ(自分のファッションの好みは高森藍子ちゃんとかと似たような方向性)だったので、ここでもそういうのに造詣があるというとあるフォロワーさんに泣きついて講義をしていただきました。なので、今回の原稿は5割以上そのフォロワーさんの尽力のお陰で書けたようなものです。この場で名前を出すのは控えさせていただきますが、今回は本当にありがとうございました。
そうして原稿の調整や、アイマスそのものに関心を持たない身内に音源を聞いてもらい「岸部彩華がどういう子かが伝わるか」をチェックしてもらうなど完成度を上げるのに2~3週間かけて、投稿を忘れるとすべてが無駄になるので早め(2月後半に応募したはず)に提出したという感じでした。
けれど、正直読まれるとは全然思っていなかったです。原稿はフォロワーさんの手を借りて素晴らしいものができましたが、私の発声発音が伴わずクオリティ面で落とされるだろうと覚悟していましたから。念のため音声編集ソフトで、音量をかさ上げしたくらいです。
なので13番目に私の名前が呼ばれたときには、心臓がいつもより激しく鼓動して熱に浮かされたような状態になってしまいました。羞恥で顔が赤くなるとはこういうことなのかとも思いましたっけ。
結局のところその羞恥は、視聴者の皆さんや大作さんにあいうえおPたちの反応で収まりましたが。特に「岸部彩華のことが分かりやすくなった」という旨のツイートを見かけたときには本当に嬉しかったです。
原稿を書くとき念頭に置いたのは『岸部彩華のことを知りたいけれど、よく分からずにいる人にも分かりやすく彼女の魅力を伝える』ということでした。
けれども「見た目の割に努力家」という切り口は絶対に嫌でした(そんな子はシンデレラガールズにいっぱいいる)ので、彼女独自の武器である『盛り』に重点を置くアプローチで攻めようとした結果、あんなプレゼン内容となりました。
それにそもそも担当Pである私自身が『岸部彩華は何に重点を置いて思考しているのだ』ということに苦しんでいたので、その核心である『盛り』を考察し分かりやすく解体することは、彼女を深く知るうえで避けられないことだったと今では思っています。
そういう意味では、今回の少女Aは私にとって彼女の理解を深める転機だったといえるかもしれません。
今後またプレゼンを送るかは今のところまだ未定ですが、機会がありましたらまた岸部彩華で送るかもしれません。もしもご縁がありましたらその時は、またよろしくお願いいたします。
2020年3月21日 ハナイチゲ
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