【シティリーグ使用】ロストライコウ解説
アローラ!あねもね!です。
今回は11月18日のシティリーグs1にて使用したデッキ「ロストライコウ」について解説したいと思います。
結果には繋がりませんでしたが、今の環境に合った納得できる60枚を組むことができたので是非一読していただければと思います。
【今回の構築を使用した動画はコチラ】
0.環境考察 (環境の推移)
まずは環境考察を行いました。今の環境に多いデッキを把握することでより勝ち抜けるデッキを選択できます。
いつもはtier表をいきなり掲示していますが、今回はどこまでメタが進むかわからなかったのでCL横浜から要点をまとめたメモを時系列順に記載致します。
自分がわかるようにまとめたものなので質問などございましたらお気軽にお声掛けください。
大まかにこのような流れであったと認識しています。特に先週にあった四天王決定戦の開催は大きかったと考えています。
1.環境考察②
先ほどの事柄を踏まえて作成したtier表はコチラになります。
今回はルギアVSTARの1強環境で、ロストバレット(Aライコウやかがやくリザードン型)とミュウが次点に位置する形であると予想しました。
ルギアに勝てるデッキはかなり絞られていて、そこから非エク(ロスバレ)やミュウを意識できるデッキは少なく、シェアがまとまった環境であると考察しています。
ここからは簡単にtier2以上の各デッキの説明をおこないたいと思います。
①ルギアVSTAR
ルギアVSTARの強い点は《アーケオス》によるエネルギー供給です。2ターン目までの要求値は一定数高いものの場が整えば高いデッキパワーで相手を制圧することができます。
今までのパルキアやギラティナとは違って、基本的にはルギアVSTARは1匹のみ使用して、後続は非エクや《ネオラントV》をアタッカーとして起用します。(2-1-1-1-1)
また、システムとなるアーケオスがHP150かつ120+αの打点を持っているので今までアタッカーとして強かった《インテレオン》や《ヤミラミ》に強く出ることができます。
サンプルレシピはこちらです。
②ロストバレット(Aライコウ)
(以下:ロストライコウ)
次に《Aライコウ》を軸としたロストライコウについてです。
このデッキはルギアが増加するにつれ増えた所謂ルギアのメタデッキです。
詳しい説明は下記にて記載しますが、簡潔に述べるとルギアに強いデッキです。この前の四天王戦にて《マナフィ》と《ウォッシュ水エネルギー》がルギアに採用されていてかなり意識されていると感じました。
③ロストバレット(かがやくリザードン)
次に《かがやくリザードン》を軸としたロストバレットについてです。
このデッキは《ルギアVSTAR》に対してリザードンが強く使えたり、
入れ替え札や展開札に枠を割いている分《Aライコウ》軸のロストバレットより早く動きやすい構築になっています。
また、ルギアやレジギガスに対しては《シンオウ神殿》+《ツツジ》といった捲れる回答も持ち合わせています。
サンプルレシピはこちらです。
④ミュウ
最後に《ミュウVMAX》のデッキです。
このデッキは皆さんご存知の通り、デッキパワーがめちゃくちゃ高いデッキです。
新規カード《森の封印石》によって後攻1ターン目からの「メロディアスエコー」の確率がかなり上昇しました。(エアプ)
ルギアに対しても、後1または先2から殴って圧をかけていくことで十分に戦える対面であり、ロスト系統に対しては「サイコジャンプ」で受け流しながらサイドを進めることで強く立ち回れます。
《ドラピオンV》の存在や《Aイベルタル》でミュウVMAXが貫かれることが少しネックな印象です。
サンプルレシピはこちらです。
2.デッキ選択
結果的にロストライコウを使用することに決めましたが、ルギアも直前まで候補デッキでした。
個人的にメタられる位置のデッキを使うのが得意ではないので、ルギアをメタれるロストライコウに決めました。
また、《れんげきウーラオスVMAX》や《かがやくゲッコウガ》のような2箇所に打点を飛ばせるカードがめちゃくちゃ好きで単純にデッキタイプに惹かれたという理由もあります。
少し前の考察にはなりますがレジギガスが今よりいい位置にいたりマナフィの採用がここまで高くなかったので、《フリーザー》を採用したロストバレットやロスト軸の《カイオーガ》も候補デッキにあがっていました。
3.練習する中で…
ロストライコウに練習するにあたって、はじめはこのような構築からスタートしました。
構築ベースは色んな人のロストライコウを参考にしながら、有名な方の「ロストカイオーガ」を参考にチューニングした形となります。
使用感としては悪くなかったのですが、下記のような疑問や枠への課題が発生しました。
そこで行き詰まっていたところ、機会があり
リリーさん(@lily_pcg )に相談に乗っていただきました。
言語化しながら疑問点をぶつけることができたので自分の中でカードの優先順位を明確につけることができたと思います。
4.実際に使用したレシピ
前置きが長くなってしまいましたが、こちらが今回使用した構築です。
デッキコード:Vkkv5d-KZQ184-V51VVF
ここからは採用カードの説明です。
【ポケモン】
・Aライコウ (1)
▷デッキのフィニッシャーとなるカードですが、基本的に使用するタイミングが後半なので1枚の採用となりました。
サイドに落ちた場合は《ヒスイのヘビーボール》で拾えます。
Aライコウを確実に「はなえらび」やアクロマでピックできるよう、エネルギーなど他の必須パーツはかなり厚めの構築にしています。
・ザマゼンタ(2)
▷デッキのメインアタッカー。中盤〜終盤にかけて起動させる優先度が高いと考えて2枚採用にしています。
220打点がとても強く環境デッキ以外のV系統にも強く出れるので評価しています。
・キュワワー (4)
▷デッキのシステムポケモン。こいつがいないとはじまらないので最大枚数の4枚。
・ヤミラミ(2)
▷デッキのメインアタッカー。こちらもザマゼンタと同じく中盤〜終盤にかけて1回は起動させるので2枚採用しています。
Aライコウを通す為に相手の《マナフィ》を倒したり、VSTAR相手に6点載せてザマゼンタを通しやすくしたりとめちゃくちゃ融通の効くポケモンです。
・ウッウ (2)
▷デッキのメインアタッカー。主に序盤で使用するカードかつ、ミラージュゲートに左右されない0エネのアタッカーです。
他のアタッカーと同じく少なくとも1回は起動させるので2枚採用です。
・マナフィ (1)
▷メタカード。ミラーやルギアに入ってる《Aライコウ》、《かがやくゲッコウガ》などベンチ狙撃に対抗するカードです。抜いていい環境じゃないので1枚採用です。
・かがやくゲッコウガ (1)
▷デッキのシステムポケモン。エネルギーを厚めに採用しているので、盤面にいるだけでかなり機能します。
このカードがあるからこそ回るデッキだと思います。
・ドラピオンV (1)
▷メタカード。ミュウに対して楽に勝ちたかったので採用しました。
似たような立ち位置に《Aザシアン》がいますが、《オドリドリ》の採用が切れる環境ではなく、《こだわりベルト》の枠も作っていないのでドラピオンになりました。
・ガラルジグザグマ (1)
▷メタカード。ロスト系統やレジギガスに対して強く出れる1枚です。
《回収ネット》を絡めることでHP70のポケモンを「ロストマイン」で2面取りできたり、HP130のポケモンも「アメイジングシュート」で2面取りできます。
【グッズ】
・バトルVIPパス (4)
▷ボールその1。カードパワーが高く初動の展開がめちゃくちゃ大事なので最大枚数の4枚。
・クイックボール (2)
▷ボールその2。調整した結果2枚になりましたが、欲を言えば《キャプチャーエネルギー》と合わせてもう少し枠を取りたかったカードです。
・ヒスイのヘビーボール (1)
▷ボールその3。切ってる構築も見ますが、《かがやくゲッコウガ》や《マナフィ》が1枚で対面次第ではそこにも触りたいので個人的には必要な札だと思っています。
このカードがあるからライコウを1まで絞れてる部分もあります。
・ミラージュゲート (4)
▷令和のビーストリング。切り詰めたら3でもいい枠ですが、はなえらび難易度が上がるので最大枚数の4枚です。
実際に使うのは2前後という印象です。
・回収ネット (4)
▷入れ替え札その1。一番強いカードなので最大枚数の4枚採用です。
・あなぬけのヒモ (2)
▷入れ替え札その2。《ボスの指令》が1枚なので雑に裏呼びたいときは重宝します。
・いれかえカート (2)
▷入れ替え札その3。元々はヒモ3のみで回していましたが、前を殴りたい場面もそこそこあったのでこの配分で計8枚入れ替え札を採用しました。
・ふつうのつりざお (3)
▷リソース管理カード。試合中1〜2枚使うのでなんやかんやあって3になりました。
元々はつりざお2枚と《エネルギーリサイクル》1枚で回していましたが、《キバナ》でエネルギーを補填できるという強みも考慮してつりざおに寄せきりました。
【サポート】
・アクロマの実験 (4)
▷ドローサポート。このデッキにおいて一番強いカードなので最大枚数の4枚です。
・キバナ (2)
▷実質ドローサポート。ロストが溜まっていれば中盤以降強く使えるので触りたいときに触れるよう2枚採用になりました。
非エクデッキで打てるタイミングが多いのも魅力です。
・ボスの指令 (1)
▷最強カード。一時期2枚にしていたこともありますが、裏を倒す手段が豊富なデッキなので1枚に。1枚だとシビアだけど2枚は過剰という印象。
【スタジアム】
・トレーニングコート (1)
▷エネルギー管理が楽になるスタジアム。
一番このデッキに合っているスタジアムなので採用しました。
・シンオウ神殿 (1)
▷メタカード。主に《ウォッシュ水エネルギー》を意識して採用しています。
ルギア対面を意識しての採用ですが、マナフィが着地してウォッシュが付くタイミングは中盤以降(ヤミラミが起動しそうな1ターン前など)だと認識しているので1枚で足りると思っています。
【エネルギー】
・基本雷エネルギー (3)
▷ライコウ起動に必要なエネルギー。
サイド落ちやロストを考慮すると現物3枚は必要かなという印象です。
・基本草エネルギー (3)
▷基本雷と同じです。
・基本鋼エネルギー (4)
▷ザマゼンタ起動を意識してかなり厚めに採用しました。少しだけ雑に扱えます。
・基本超エネルギー (2)
▷ヤミラミ起動に必要なエネルギー。
1枚あれば基本的には強く使えるので2枚採用です。
・キャプチャーエネルギー (2)
▷盤面展開できるエネルギー。
《かくしふだ》で使用できて、逃げエネにもなり、《ザマゼンタ》のワザ起動にも貢献します。《ふうせん》を切っているので、逃げエネ+盤面展開の役割を大きくみています。
5.不採用カード
ここからは不採用カードの説明です。
抜けているカードあったら教えてください。
【ポケモン】
・カビゴン
▷無色3つでワザが使えてロストマインが効かないポケモンです。
《ザマゼンタ》と比較して使いやすい印象ですが、単純に220打点が強いと思ったのでザマゼンタ2枚目を採用しました。
・Aザシアン
▷ミュウのメタカード。ドラピオンVを採用したので見送り。
ドラピオンに比べて要求値が高めですが、非エクで事故要因にならない点や「アルジュラ」などにも強く出れる点は評価できます。
・ネオラントV
▷システムポケモン。アクロマ言えないと厳しいので採用してもいいかなと思ったカード。入れるなら基本水エネルギーもセットで採用したいと思いましたがそんな枠はないので不採用に。
【グッズ】
・ふうせん
▷入れ替え札。エネルギーや入れ替え札で対応できると考えたので不採用にしました。このカード自体はかなり強いので好みかなと思います。
・こだわりベルト
▷パンプカード。AライコウがルギアVSTARをワンパンできたりするカード。今のルギアは1匹しか出てこないので、活きる場面も少ないかなと思い不採用に。Aザシアンとセットで入れたいカード。
・エネルギーリサイクル
▷リソース管理カード。前述した通り、キバナ+つりざおでエネルギーは繋がりやすいと判断してつりざお3枚目になりました。
【サポート】
・とりつかい
▷ドローサポート。欲しいか欲しくないかで言われると欲しいけど〜ってカード。なくてもなんとかなると判断してキバナ優先しました。
・マリィ(ツツジ)
▷手札干渉札。こちらも欲しい寄りではあるけど、非エクのこういうカードは強いけどバリュー高いと思えなくて不採用。入れるならクロススイッチャーまで採用したいです。
6.各対面の戦い方
ここからは各対面で注意するポイントについて記載したいと思います。
7.実際のマッチング
ここからはシティリーグ当日のマッチングと軽いレポートです。
1日通して細かい選択肢がミスっていたなと反省です。
1戦目→アクロマに触れるけどつりざお、ミラゲ、エネしか引けず事故り散らかして負け😢(ボール・ゲッコウガ・キュワワー不在)
2戦目→相手事故で勝ち。
3戦目→アクロマとジグザグマではなえらび選択。走るしかなくて泣く泣くアクロマピック。
最後神殿+ボスでロストマイン打ったけど回収ネット打たれて投了。
残り時間1分切ってて投了してしまったけど、神殿割られないまで考えると粘ってもよかったかもしれん。悔しい。
※後で聞いたらスタジアムあったらしいです。
4戦目→2ターン目ウォッシュコオリッポ着地。
抗うも間に合わず。
5戦目→相手カチャり気味でそのまま押し切って勝ち。
6戦目→ヒモが刺さって相手が逃げれず中盤にターンが作れた。そのまま押し切って勝ち。
8.あとがき
ここまで読んでいただきありがとうございました。
前のアルセウスそらピカを使用したときは前日まで不安でしたが、今回はかなり自信があっただけにとても悔しい結果に終わってしまいました。
まだシーズンも始まったばかりでCL京都やS2以降のシティリーグもあるので次は勝てるよう頑張りたいと思います。ではでは!
おまけ.先行か後攻か
ロストバレットは先行・後攻共に強い動きを持っています。
僕は少し前までサポートが打てる点とVIPパスの要素からなるべく山が掘りやすい「後攻」を選択していました。
ミラーではおとぼけスピットが有効に使えるので後攻を取った方がいいと思いますが、ルギアVSTARのような進化デッキの対面を考えると先取った方が単純に1ターン貰えるので強いと考えました。
一概にどちらの方が強いとは言い切れませんが、ルギアVSTAR環境と考えるのであれば先行を取った方がいいと結論付けて、大会当日はじゃんけんに勝った場合は全て先行を選択しました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?