【レイジングサーフ】封印石型リザードン 環境考察レポ
アローラ!あねもね!です
今回は現在のレイジングサーフ環境の考察と9月の桃屋杯で使用した【リバサナ】、シティリーグで使用した【ミライドン】デッキを簡単に紹介したいと思います。
また、超スパイクカップ・桃屋杯で使用してBest16に入賞した【リザードン】デッキも合わせて紹介をしたいと思います。
今回使用した封印石型の【リザードン】はレイジングサーフ環境ではかなりパワーも高く、安定した構築の1つだったと思います。
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0.レイジングサーフの登場
新弾にてメタカードとなる『ジラーチ』が新しく登場しました。
特性「ステラヴェール」によって、環境にいる【ロスト系統】の『ヤミラミ』や【サーナイト】の『クレセリア』などのポケモンが動かしにくい環境に変化しました。
その為、【だんけつのつばさ】や【ゾロアークバレット】のような低HP主体のデッキや前を縛られて「ロストマイン」でプランが崩れる非エクデッキの評価が全体的に上がりました。
しかしながら、環境を占めるほどのデッキパワーや安定感はなく、一定数の苦手なデッキタイプは存在しているので環境外デッキからtier3-4の位置になると評価しました。
また、新弾である【サーフゴー】や【ガブリアス】に関しては単体性能は悪くないと評価していますが、サブアタッカーの開拓やデッキリストの考察が進んでいない点など様々な理由により、現状ではそこまで環境に食い込んでこないと判断しました。
1.既存リストの洗練
次に既存のリストですが、CLで活躍した【ミライドン】、ブラジルの大型大会で大きく結果を残した【リザードン】、シティリーグで増えつつある【パオジアン】あたりは型が大きく変化・洗練化されたと評価しています。
▪︎ミライドンex(CL横浜優勝)
▪︎リザードンex
▪︎パオジアンex
2.環境考察(シティリーグ時)
ここからは環境考察です。
シティリーグ初週のデータを参考に作成しています。
【ロスト系統】に対して動きやすくなった【サーナイト】を中心に環境が構成されていて、弱点をつける+強いリストが出た【リザードン】が同じtier1位置であると評価しました。
tier2には【サーナイト】に有利な展開を持ち高火力も狙える【パオジアン】と捲り性能の高い【ギラティナ】が位置しています。
【ギラティナ】は『ジラーチ』で評価が下がったものの、明確に不利になった訳ではなく『ヤミラミ』の通りにくさを『ウッウ』でカバーする形などリストで対応できる範囲にあると考えました。また、【ミライドン】が増えたことで苦手な【白ルギア】が動きにくい位置にあるので、シティリーグ初週ではそこそこ結果を出していたデッキだと言えます。
以上が環境考察になりますが、tier1と2の実数値はほとんど変わらないと考えていて、tier3も若干数存在することを考えるとCL横浜よりは群雄割拠な環境であると考察しました。
2.環境考察(10月14日現在)
次に現在の環境考察です。シティリーグの結果や相性を踏まえて環境はかなり変化していると思います。
リストが開拓されて【サーナイト】に強い【パオジアン】が増加傾向にある印象です。ポケストップ型は最大値高いですが、動かし方が難しいことや中身バレてると割り切られてプラン作られることも多いので、最近はチューニングされたリストや封印石型も増えているように感じます。
【ギラティナ】は『ジラーチ』がいても大きく勝率を落とさなかったことから数を戻しています。
【リザードン】は『ジラーチ』のおかけで【ギラティナ】に対して若干戦いやすくなったことや他のデッキに対しても安定的にゲームができる点、型の匿名性により相手のプランをずらせることが強みだと考えています。
【ルギア】、【ミュウ】に関してはtier3と表記していますがデッキパワーも高く位置も悪くないので厳密にはtier2.5あたりで評価しています。
【LO系統】も強いリストが周知されている点や【サーナイト】あたりにイージーウィンできることから最近数を増やしつつある注目デッキです。
3.桃屋杯 (9月)
以上の環境を予想する中で私は『リバーサルエネルギー』を軸にした【リバサナ】に注目しました。
『ジラーチ』の登場によって、『ミュウツーV-UNION』が通る環境になると考えたからです。
実際に9月30日の「桃屋杯」で使用しましたが、結果は3-3と奮わずでした。
▪桃屋杯 使用デッキ
構築としては綺麗な形で作成しましたが、何点か問題点が見つかりました。
しっかりデッキが回れば自分の勝ちプランを通しやすいデッキではありますが、序盤の盤面作成が上手くいかないと飴の枚数を減らしていることから通常の【サーナイト】以上に捲りにくい状況が起こると考えました。
4.シティリーグ
桃屋杯を終えて、【リバサナ】の練習と並行して他のデッキを検討する形となりました。
当時候補に挙げていたのは
①リバサナ
②パオジアン
③ミライドン の3択でした。
【リバサナ】に関しては上記の通りかつ、不利認識の【パオジアン】が増えそうな点から後ろ向きに考えていました。
【パオジアン】はリストが出たばかりのタイミングだったので評価自体は高かったのですが、使用感が手に馴染まなかったことやミラーが先攻依存であると感じた点がネックになり没に。
最終的に【ミライドン】を煮詰めることにしました。
私の今の【ミライドン】に対する評価としては、アグロでサイド先攻しつつ雪道で蓋ができるデッキで有利な対面は少ないが【ミュウ】以外には採用カードや展開次第でそこそこの勝率は取れるという認識でした。
当日使用したデッキとマッチングはこちらです。
▪シティリーグ使用デッキ
結果としては1-4でシティリーグで見ると1シーズンぶりに負け越す形となりました。
振り返りとしては、初週勝っていたリストの【ギラティナ】から『マナフィ』不採用のリストがある程度存在していたので、『ルチャブル』+『サンダーex』のパッケージが通ればゲームをかなり有利に作成できると考えていました。実際には、【パオジアン】の注目から当日当たった【ギラティナ】は全員『マナフィ』を採用していて、上手くギミックを使用することができませんでした。
【パオジアン】戦に関しても現環境のベースとなっている【ミライドン】と比較して、『頂への雪道』の採用が少ないことから純粋なサイド2交換の殴り合いになることが多くアタッカー準備の観点や非エクアタッカーの有無から2戦とも負けてしまいました。
【ミライドン】という選択自体は悪くなかったと思いますが、デッキリストやプレイングに関しては甘い点が多かった(準備出来ていない状態でサイドを進めて切り返されて負けた試合が多かった)ので反省が残る1日となりました。
5.超スパイクカップと桃屋杯
シティリーグが終わり、直近の大型大会はなくなりましたが、現在有給消化中で時間が取れたので超スパイクカップと10月の桃屋杯に出ることにしました。
環境に関しては特に意識していませんでしたが、【リザードン】が継続して勝っていた印象だったので改めて触ってみることに。
以前noteにて紹介したアルセウス型のリザードンは【サーナイト】や【パオジアン】にはある程度戦えますが、ジラーチ込みでも【ギラティナ】がかなり重かったので他の構築を模索する形となりました。
リファイン型の【リザードン】に関してはシティリーグの練習過程である程度触っていましたが、「ミュウ」のヒットと序盤の展開数に依存することが多く肌に合わないと感じていました。
その為、今まで使ってこなかった封印石型の【リザードン】を使用することにしました。
原案リストは上記で記載していたものをそのまま使用していましたが、【ギラティナ】への勝率を上げる為に『クチート』を『ジラーチ』に変更。
中盤以降の『ペパー』が弱いと感じたので1枚『ナンジャモ』に変更しました。
デッキリストと当日のマッチングはこちらです。
▪超スパイク/桃屋杯 使用デッキ
デッキの噛み合いが良く、両大会で決勝トナメに上がることができました。他のデッキと比較して、並ばなくてもある程度戦える点やカードの特性上、捲りやすいのは『リザードンex』の強みだと思います。
使用感としては、『ピジョットex』が準備できるかどうかでゲームプランの再現性がかなり変化するので1ターンテンポロスしても確実な盤面作りが大切だと思います。
また、【パオジアン】が重いデッキなので意識するなら『こだわりベルト』を『げんきのハチマキ』にすると戦いやすくなると思います。
6.あとがき
ここまで読んで頂きありがとうございました。
シティリーグでは負けてしまいましたが、シーズンもまだまだ始まったばかりなので挽回できるように頑張りたいと思います✊
新しく発売する未来/古代のカードも強力なものが多いので、新環境を楽しみつつCL京都に備えたいと思います。ではでは。
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▽今回紹介したデッキの動画はコチラ(パオジアン)
▽今回紹介したデッキの動画はコチラ(リバサナ)
▽今回紹介したデッキの動画はコチラ(ミライドン)
▽今回紹介したデッキの動画はコチラ(リザードン)