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「男女が抱き合う姿での埋葬」から
卑弥呼を記した魏誌倭人伝は三国志の一つの舞台である魏(220-265年)の時代。
同じ名の国が100年後に再び現れる。区別するため北魏(386-534年)と呼び分ける鮮卑族の作った国だ。五胡十六国の時代を終焉にした。
新華社はその北魏時代の遺跡からこんな墓を発掘した。↓
男女が抱き合う姿で埋葬されている。
男性は両腕で女性を抱きかかえ、女性は男性の肩に頭を載せ!互いが抱き合う姿だという。
実は、昨年だったかイタリアのポンペイで火山爆発により埋もれた遺跡から、二人抱き合う姿が発掘された。
もっともX線調査などで2人とも男だったと判ったのだが、愛し合っていた二人には違いない。
僕のブログでは何度かでてきた『二千七百年の夏と冬』も新聞の記事から物語は始まる。男女の抱き合う姿の骨が発掘され、その報道を巡って現代の、同時に発掘された2人ー2700年前の縄文を生きる男の子と米作りを行う国の女の子の物語が動き出す。
ブッダはクールに「独りで生まれ、独りで死にいく」と説いたのだが、果たして抱き合う姿は私達の心を震わす。私だけではないのだろう。ニュース記事となるのは、皆の中にもあることを現している。
なんなのだろう?この震えは。
憧れなのだろうか。明らかにクールなブッダの向こうを張っている。
不透明な身体を持つ、揺れ動く中で生きている私達とすれば、このような埋葬は暖かさを伝えてくる。今の私達の心をそのまま成就してくれているからだろうか。
このような抱き合う2人のニュースに心震わす報道もそれを読む私達も、良いなぁと想う。
悟らなくって、いいじゃない。
クールじゃなくて、いいじゃない。
生暖かくって、濁っていて、揺れ動いていいじゃない。
この本の表題は『二千七百年の夏と冬』
上下 (双葉文庫)
2700年前の時代と現代を描く。
神の国は2600年前からだから、さらに昔の話。
人の国から神のいる国へと移り変わる時代のお話かも。
今回発表された北魏の埋葬、専門家は2人は自殺したのではと考えているそうだ。
他の人の手による埋葬では(引き離される)・・・?
と考えたのだろう。ポンペイのように(そのままの)神による埋葬なのだろうと。
写真入り文はこちらにて↓