投票選抜戦2023のお話②初段試験
麻雀格闘倶楽部アーケード版でのチュートリアルが終わるのが「黄龍Lv.20」と言われている。この段階で初めて「真龍」への道が開けるからだ。
併せ主催は基本「段位別戦」で行われるため(「競技ルール卓」は別だが)このLv.20以上でなければ務まらない。しかし、私はなかなかLv.を上げられず常にスレスレのところにいる。全く情けない話だ。
日本プロ麻雀連盟公式 段位認定試験
麻雀格闘倶楽部アーケード版ではこの認定試験が受けられる。この試験、1級までは前回2022のタイミングで取っていた。しかし初段試験はギリギリのところで毎回落ち、正直やる気は無くなっていたし、すっかり忘れていた。
8月28日は週明けの月曜日、リーグ更新の日だった。半荘リーグがB降格し、東風リーグがA昇格した。
次の日は三麻と東風をやりこもうと思い、ふとこの試験を思い出した。半荘・東風いずれもAリーグ以上で初段試験が受けられる。
特別受かる気持ちとかは持っておらず、軽い気持ちで試験の申込みボタンをポチッと押した。
前半10戦は平均して点数が取れず、あーやっぱりダメですよねという気持ちになった。
気晴らしで三麻を少しやったが、ラスだけ更新するというバカバカしい展開だった。もう今日はやめよ?って思った。
それでもアタマを1回冷そうと軽く日高屋に行った。
酔いはあまり回らなかったが、気持ちの整理はそこそこついた。
後半10対局を適当に消化しようと思ってモードを切りかえた。
ん?え?あれ?なんか勝てるかもよ?
残り7対局を残したあたりで今日のプロマッチング狙いを完全に放棄した。むしろやめてくれ。
残り3対局を残し合計点棒は+53100点、着順平均は2.17位。
あれ、これ、行けなくない?着順平均はクリアしているから点棒だけじゃない?残り6900点でしょ?トップとれば行けなくない?
残り2対局、1着で+7000点の61000点。
残り1対局、2着で+5500点の65500点。
最後は大負けしなければ勝つ。大負けしなければ勝つっっ!!
最後の対局は小さく刻みながらひたすら放銃を避けていた。配牌でダメなら早めにオリて横移動で済むよう徹した。相手にツモられたがほんの少しだった。そして最後まで天に祈りを捧げ終局した。
受かっ……受かっ……
受かったぁぁぁぁぁよぉぉぉぉ!!!
無意識で高らかなガッツポーズをしていた。恥ずかしかった。
参考までに全20対局の戦績を載せておく。
とてつもなく嬉しかったので、内藤プロに改めて報告した。話を聞くに、割とすごい事だったらしい。
そして二段試験へ
初段試験の成績がかなり良かったので東風はSリーグへ昇格。SからAに落ちるとして、最低でも(再)試験を始められる期間が2週間あり、選抜戦最終日までと充分に時間がある。
ただ、私には未踏の領域である。
選抜戦で票を取っていく気概で挑めば、試験合格への道には繋がるとわかった。「今のうちに受かっとくぞ!」と気持ちを新たにした。
感想
この試験の免状が発行できるのが「初段」から。やっとスタートラインに立てた。
三段からはSリーグ、四段と五段の条件がSリーグと前期ポイントが基準となり急に厳しくなる。東風戦は規定数、獲得点棒、着順、いずれにおいても正気の沙汰ではない。
私は今のところ二段取得までとしている。三段はいろいろ間に合わない。無理は禁物だ。