私のお守り

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3年前くらいに2歳児を担任していた頃かな…子どもから(Hちゃんとしますね)じゃれつき半分で引っ掻いてきたので、
「がりんする人はみゆき先生嫌だからもう遊ばない!!!」
ってプンプン怒ったフリをしました。子どもと同じ目線に立つことも保育士として大事なことで、Hちゃんも私も先生なような、存分に甘えられるお友達のような、という遊び方をしていたんです。

追々、子どもたちが生活していくうえでこういうトラブルになった際、『泣きまねする?』『怒る?』で言ったら断然後者ですよね。
なので、ここは私、「徹底的に引っ掛かれた人は嫌な気持ちになる」を教えるためにプンプンしました。

他の子は「みゆき先生大丈夫?」「痛かったね?」「傷見せて?」「いたいのいたいの、とんでいけ~!」とか、ただならぬ雰囲気に、Hちゃんに「みゆき先生にごめんねした方がいいよ」とか

相手を窘める姿を見ながら(なるほど2歳でここまで成長したのか……ほろり)なんて思ってたけど、相手の子はプライドもあるけど大好きなみゆき先生と遊べないの嫌だけど……の葛藤でなかなかごめんねが言えなくてその日は終了。ここまで怒られるのも初めてだったからね。

保護者の方にも「これこれこういうことがあって……」とお手紙でこと細かくフォローをしました。私が
「お家で様子を見て、決して怒らない、叱らないで、ゆっくりお話聞いたりしてみてください。ごめんねって自分で気持ちの整理をつけて謝るのを待っています」
と最後に一言。

Hちゃんはちゃんと悪かったと思いながら「ごめんね」と泣きながら謝ってくれました。
「なんでみゆき先生怒ってたかわかる?」
「とっても痛かったの」
「ずっとごめんねって言ってくれるの待ってたの」
「ちゃんとごめんねしてくれて、嬉しかった!ありがとう!」
「もうやらないのおやくそくだよ!ゆびきりげんまんうそついたらはりせんぼんのーます!ゆびきった!」
ってしっかりお話したのも、今後の彼女と周りの子ども達の役に立てばいいなぁ。なんて気持ちで常に一生懸命だったな、なんて。
そんな気持ちで私も泣きながら「もうしないでね」って約束しました。
そして、仲直りのハグでまた元通り。

保育士をしていて、こういう子どもとの関わりがとても楽しいんだよなぁなんて思っています。
そんな彼女ももう年長さん。来年は小学生です。
異動したのを含めて会えなくなってもう2年、元気にしてるかな?また会えたらいいんだけどなぁ。

保育者って何かと上から~しなさい、~やめなさいみたいな上からの指示が多い方もいますよね。自分がその年齢だったらどうかな?解る指示かな?とか、周りが囃し立てたりとかじゃなくて一対一でお話したり、たまにはケンカだってしていいんです。保育者と子どもで。(ただ、保護者の方へのありのままのフォローは忘れずに!!)泣きまねしてもうしないでねとかは第三者のフォローもかかりますし、怒るフリをするのが一番手っ取り早いしみんなの目が集まる。
だから、子どもたちでのいざこざが起こった時も保育者が真ん中にいながら被害者の子に「いいよ~lこういう時怒っていいんだよ~!」「なんでこうなったのか相手にきいてみよう!」って煽ります。

私が仕掛けたい気もち面の保育は
・被害者は泣きで逃げない、泣きでごめんなさい直結させない
・被害者は怒る。なんでそうなったかちゃんと聴く。ごめんねって自分から言ってくれるまでキャラクタ突き通してね!
・親へのフォローは小まめに丁寧に!お手紙でとか、時間があるときはこの件についての子どもの様子を聞く。
・ごめんね、って言ってきたら振り返り。「痛かったんだよ」「悲しかった」「もうしないでくれる?」「ごめんねしてくれてありがとう!嬉しいよ!

最後大事ね。悪いことをしてしまった→何でか振り返る→ごめんね
いっぱい考えて、最初は嫌だったかもしれないけどでも、どうしてか考えたら怒るよね…仲良くなりたいな…精一杯頑張ったことにはありがとうと嬉しかった気持ちをたっぷり伝えるの。

保育士をしていて、こういう子どもとの関わりがとても楽しいんだよなぁなんて思っています。
そんな彼女ももう年長さん。来年は小学生です。
異動したのを含めて会えなくなってもう2年、元気にしてるかな?また会えたらいいんだけどなぁ。

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