第2回今週のK-POP

はい、第2回です。
前回からとてつもなく時間が空いたのは、その間にいろいろありまして、こういった記事を書く気力が起きなかったからです。実際に下書きに入れておいて書いてた分にも、彼の存在が現れてまして、音楽性という面でも大きな影響を受けた人物なんだな、と実感しています。悩みましたが、騒動前に書いてたものはそのままあげることにしました。2021年に5人揃うの待ってるからね!

Rooftop / N.Flying

どうしても触れたかった、チャート逆走えぬふら。
一言でいって、良い。
そりゃあいいから1月の頭に出した曲が2月の終わりにチャートを逆走して1位取るわけですよ。リーダーのスンヒョプさんが作られた曲なんですが、冒頭の淡々としたボーカルも、ストーリーテラーのようなラップも良い。フェスン加入前のエヌフラのことはあまり知らないんだけど、スンヒョプさんがメインボーカルだったんですね。絶対いいバンドや......!そこにぷでゅ2後からフェスンが加わるわけですが(ネコハジャ1班のメインボーカルですよ...実は1班のほうが好きっていうどうでもいい情報)、この曲はフェスンのボーカルがあって本当によかったと思います。パワフル系フェスンの押しの強いボーカルは、レトロ感の強いサウンドに何故かノスタルジーを加えてくれるんですよね。なんだろう、深夜に眠れなくてつけていたラジオから聞こえてきそうな音なんですよね。ふっと耳に、心にとまるような。
えぬふらのいいところは、バンドなんだけどちゃんとアイドルしてるところ。めっちゃハートくれるし。MV30秒でドラマージェヒョンくんに惚れました。この子は超絶あざといです。歌番組ではじめての1位をとって、泣いてる姿が印象的でした。おめでとう。


TUXEDO / Ravi

MVのはじまり、バチバチと燃焼音がして火花が画面いっぱいに散るんだけど、まずそのビジュアルが綺麗...!そしてスーツ大好き芸人なのでど頭で黒スーツのRaviさんが踊ってるの最高ですね!(チョロい)最初女性コーラスのイェーイェーイェー!ではじまるのもブラックミュージックのような雰囲気があって良いです。70年代、80年代のディスコのような雰囲気。
全体的に音が軽めで、ノリがいいです。クラブで聴く曲、踊るのにちょうどいい感じ。でも、サビのオーオーオーオオー♪のところで入るベースの音がすごく締まる。思わず「おお..!」とうねってしまいました。遊び方わかってる。
私、VIXXをちゃんと聞いてきたわけではないので(Chained upとかハマった曲はヘビロテしてましたが)、Raviさんもよくわからず、いーみーまにもー(Chained Up)の人だよな〜くらいの印象だったんですね。そうだったので、最初TUXEDOを聴いた時、滑舌というか発音?が気になって仕方がなく、なんかクセある...とちょっと避けそうになったんですが、聴いてるうちに体がRaviのラップを欲するようになりました。例えば、家から5分くらいの位置にあるコンビニを出て家に向かう時、1曲だけ聴くなら何かな、っていうのでよく選んでます。このようにあんまり聴くと本当にハマるので気をつけて聴いてください。ただ、何度聴いてもサビ終わりのTUXEDOはTuxedoという単語に聞こえません()


However / 10cm

よんじゅにょ曰く「역시(さすが/やっぱり)」のこの楽曲。

入りは抑え気味で比較的穏やかに進んでいきます。ピアノとジョンヨルさんの声だけという静けさです。ブレスがすごくハッキリ聴こえて、外は一面雪景色の、独特の明るさがある室内で囁かれているような、そんな雰囲気。曲が進行するにつれて、ギターが入り、ドラムが入り、徐々に音が重なっていくんですね。まるで夕立ちが水面に波紋を形作っていくような、穏やかな広がり方。基本的に出てくる音はこれだけです。この構成のシンプルさが「さすが」シプセンチ(10cm)。

でもでも、もっと「さすが」だなあって思うのは、やっぱりサビなんですよね。感情100%。胸がいっぱいになるような濃密な描写。ぞわぞわっと鳥肌が立つような盛り上がり方。同じ人が歌っているとは思えない1曲の劇的さを演出しているこの技術。...無理だ、説明できない。聴いてください。聴くのが早いです。あ、ソナギでも味わえますよ(よんじゅにょのステマ)。

10cmの楽曲は、聴いたら必ず10cmとわかるところがすごいと思います。さすがシプセンチ。


Four Seasons / Taeyeon

ナムドルオタをしていると、テヨンに対してよくない感情を抱いている人もいるかもしれないけれど、だからと言ってテヨンソロ聞かないのはもったいない。外れないです、本当に。曲がいいのか、テヨンのボーカル力なのか...どっちにしろテヨンソロには今まで裏切られたことはないので私情はおいといて聞いてみましょう。

初めはとてもシンプルで静かなのに、これからミュージカルの一幕でも始まりそうな雰囲気。物語が展開されいくのが手に取るようにわかる。まあシェイクスピアってがっつり歌詞に入ってますし、劇的な恋愛の曲なんでしょうね。でもサビの音感とか、すごくレトロで、本当にまだモノクロの時代の映画のようです。それでいて、MVでは淡い色が結構散りばめられていて綺麗MVに関しては、とにかくSMっぽい小物遣いとテヨンのあざとい可愛さと妖艶さが全開です。私はテヨンのMV見るたびにこれじゃあしょうがないなあ(意味深)って思うのだけど、苦手な人は回れ右ですね。
この曲で思ったのは、テヨンの高音があんまり出てこないんですよね。大サビ前にさらっとちょろっと出てくるけど、全体的に低めのキーで進行します。私、テヨンって高音がすごくうまいなあって思ってるんですね。たしかにK-POPには高音に強い女性ボーカルがよくいるんですけど、結構高音出すために張り上げてるっていうかパワフル系になる人が多いじゃないですか。テヨンも張り上げた声が実に魅力的なのですが、それだけじゃなくて、ファルセットをうまく混ぜて繊細に高音を表現するのもすごく上手なんですよ。まあそういうわけで、高音はテヨンの強みだと思っていたので、それを出してこない、しかもここまで表現力が高いとなると...またテヨンの実力を見せつけられたなあという感じです。音域の幅は表現力の幅に直結すると思うので。



D.C.Y.E / Lee Gikwang

イギグァンめっちゃ脱ぐやんソング()
MVど頭で背筋と胸筋を見せつけられるので見てください。まあギグちゃんがこういう感じなのは知ってた()

曲調は、最近大人めのK-POPでよく聞く感じの、Jazzy Hip-Hopのような感じ。もともとギグちゃんが自分で書いた曲はこういう雰囲気が多くて、前作ONEなんかも、表題こそ大好きなGoodLifeさん提供曲だけあってポップで笑顔の見える曲でしたがあとの収録曲はちょっとアダルトな雰囲気でしたよね。ただ、今回はファンクの要素もあって、MVでのダンスシーンの雰囲気といいWhy not the dancerでのアメリカ行きの影響が伺えるソロ曲でした。
いやねえ、めっちゃギグちゃんの声にあってますよ、これ。ギグちゃん自己分析上手!(甘い)
ギグァンさんはハスキーボイスで結構独特な声の持ち主なので、ボーカルの癖が強くなりがちなんだけど、今回は主旋律となるギグちゃんの声がかすれていることで、軋むベッドの音ではないけど、曲全体が絶妙なエロスを放ってるんですよね。フィーチャリングのKid milliさんもお初だったんですが、実にクセのない耳に優しいラップで、そのメロウな雰囲気が逆にスパイスとなってアダルトさを増すというね。ギグさんとの掛け算が最高でした。どういった方か存じ上げないので、ギグさんがどういった経緯でこちらの方をフィーチャリングにしたのかわからないんですけど、その掛け算も大正解だなと思います。

ギグちゃん、入隊前にいっぱい作業していってくれて、本当にありがとう。4曲目のタイトルがMissing Youでこっちのセリフだ!って感じでした


I’m home / MINHO

顔がいいしか言えない。1回目のMVは正直、ミンホさんの顔の良さと、スタイルの良さと、とにかくビジュアルが最高なことばかり気を取られて音が入ってきません。なんだこの世界中を飛び回る仕事人設定。遠距離恋愛中の彼氏にしか見えない。最高の彼氏すぎる。あ、そうか、入隊中は遠距離と一緒だもんね...(というのが私の1回目の感想でした。さすがミンホさん役者だなあ。)

それでは2回目以降は、一度MVを閉じて音源だけで聞きましょう。
正直な話、ミンホさんは歌が下手だと思う。これはミンホさんがラップ担当なことからも察せる。そしてラップも下手だと思う。だってNCTより前のSMラッパーは歌えない子、ダンス得意な子枠だもん。だから味わいや表現力という点では、どうしても物足りなさを感じてしまうような気がします。でも、飾り気のないミンホさんの歌、というよりも声や言葉そのもののようなボーカルが、この曲の実直な雰囲気とともに、メッセージとしてそれはまあ胸に突き刺さる。なんていうんだろう。ミンホさんからのお手紙を朗読されているかのよう、というか。ミンホさんの優しくて真面目な人柄がこの曲聴けばちゃんと伝わる。いや、だから音もいいんですよ。全体的に聞こえるギターの音もがすごく甘くて、口笛の音をバックにBaby I’m homeというフレーズが聞こえる間奏もすごく胸キュン。ミンホさんを好きでいるとしばしば感じることのある、蕩けちゃいそうなトキメキ、というのを感じさせてくれる曲です。あーミンホさんを好きでよかった!幸せ!ドルヲタ、特にリアコ枠好きは必聴です。

ミノくんは4/15に海兵隊に入隊します!Twitterにあがるどの写真も男前で、「君のお顔が一番好きだ...」ってなりました(笑)


X1_MA / Produce X 101

はーい、待望のぷでゅX全体曲です。嫌いなわけないんだよなあ...ナヤナは本当にもう放送が全て終わった後も、ワナワンがデビューした後も、ワナワンが解散した後も同じように聞き続けた名曲でしたが、これもきっと思い出と共に聞き続けるのでしょう...
ぷでゅシリーズは一貫して同じような曲作りを続けているのがすごいですよね。マッシュアップとか絶対面白い。誰かして欲しい。

ていうか映像序盤のイドンウクかっこよすぎません??なぜ今回はイドンウクなのか...その時点で視聴が確定してます。
イントロがもうワクワクする仕様というか、じわじわ音量が上がっていって、まるでテーマパークの入り口のよう。この先には101人の練習生が待っているわけです。この曲は振り付け、例えばびちぽいじあな〜の顔の前に手を出す振りだったり、Don’t Give Up〜の膝をつく振りだったり、サビのじゃん!じゃん!じゃん!じゃん!じゃーん!でひざ下で手を合わせる振りだったりが好きっていう話とか、センターのソンドンピョくんの完璧な仕事っぷりをはじめとする練習生にまつわる話が多くなってしまうけど、それは本旨と異なるのでここでは置いておきます(だいぶ喋った)
普段は歌詞のメッセージ性とかあまり気を配らないのですが、デビューを夢見る、そして一度はデビューしたけどもっと高みへ、スターダムへとのし上がることを夢見る少年たちに「諦めるな」と歌わせるこのエモさ。101人の中でその夢を最終的に叶えるのは一握りなのがわかっているからこそ、その儚さに好きが溢れる。ナヤナといい、振り付けをカッコつけることよりも必死に踊ることに重点をおいたものにしているところがさらにそのエモさをかき立てて最高です。この夏も、彼らと一緒にかけがえのない瞬間を経験していけると思うと、今から胸熱。


From Seoul / Block B Bastarz

待ってたあああバスタズ!!!2018年1月以来のBlock B又は派生ユニットの活動です。空白期間長すぎ!私の受験でもまっててくれたのだろうか。その間にZICOが事務所を離れ、アンジェヒョが入隊してといろんなことがありました。そんなこんなでやっと出てきたバスタズ、タイトル曲はHelp MeですがMVは制限かかってたのでもしかすると18歳未満は見れないかもしれない。リンクはダンスプラクティスです。ユグちゃんも相変わらずユグちゃんらしい派手なダンスで好きなんだが0:47からのびぼむさんの流れるようなステップと滑らかな動きを見てくれ...!
今回のFrom Seoulは先行曲なんですが、これがね、本当に最高だったのでこっちを紹介します。まず、ど頭のギターのリフで溶かされる。全編を通してこのリフが永遠と繰り返されるシンプルな構成ですが、リフのエモさはSMAPのGAIAにおねがいに匹敵します。超エモい。
で、しかも歌い出しがびぼむさん...!歌い出しをびぼむさんにすると飛行機が飛び立つかのように滑らかな上昇をするんですよね。そしてびぼむさんの「Bass」というフレーズでベースの音が際立つというメタな感じのオシャレな構成。その後にユグちゃんが感覚的に歌い出す繋ぎが完璧。結局バスタズ3人をボーカルにクセのない方からびぼむさんユグちゃんピオくんと並べた訳で、坂を登るように自然とアガるので、てっぺんでもたかが外れない。どこか几帳面さが保たれる。本当にオシャレです。サビでI’m from Seoulしか言ってないのも頭使わないで聴けて最高。
実はMVも最高で、レトロなアイテムが散りばめられ、ユグちゃんのチャラい感じと、びぼむさんのチャラい感じを装ってる感じ、ピオくんの自由な子供っぽい感じがばっちり表現されている。スタイリングはアイドルと思えない彩度のなさですが、一番オシャレだよほんとに。個人的には屋上のシーン(2:40くらいから)でユグちゃんが常に儚くて、今にも飛び出してしまいそうな危ない少年のようで、エモエモでした。ユグちゃん天才。


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