『札幌の粘菌』 を観る
人生なにが起きるか分からないとは言うけれど、今年ほど予想外だらけの歳もないと思う...そんな日々を送っています。
詳しい話はまたお知らせするかと思うけど、札幌や東京に行くタイミングがちょこちょこ入り続けております。
そんな移動の理由は全部「ポッドキャスト」にまつわるもの。
自分の番組に限らず、この「音声」と言う世界で活動するタイミングが増えてきていて。感謝しながら必死に動き続けています。
いつぞや投稿の中で書いた、活動の糸口を見つけたい「うごうご期」はめでたく脱しました。
今は活動を軌道に載せたいもがきどころ。即ち「ばたばた期」と言うわけです。
そんな「ばたばた」の舞台が札幌や東京だったりするという...そんなわけで白老からだいたい日帰りで、行ったり来たりしています。
そんな折、 自然写真家の高橋怜央( @gen.wildlife )くんとエゾサンショウウオ観察とPodcast収録しに行った日に見つけたのが、この記事のトップ画像になっている粘菌。
「粘菌」を知らない人のために引用すると
「動物や植物、菌類ではなく、単細胞生物の一種です。アメーバ状の体を動かしてエサとなるバクテリアなどを捕食し、ゆっくりと動き回って成長します。合体したり分裂したりすることもあります」とのこと
うーん分からん、と言う方も大丈夫。要するに「超絶にちっちゃい生き物」なのです。
どれくらい小さいのか。
この粘菌が生えている木のカケラのうち「この写真に写っている部分の横幅が "1.2cm"」です。
伝わっただろうか、この小ささが。この小ささでありながら、構造物としての形をはっきりと持たせていることのロマンが。
「小さい構造物」自体は珍しくない、なんてことは重々承知しております。花粉だってT2ファージだって、ミクロの世界にありながら立派な構造を持っている。
けどそう言うことじゃないんだ。このピンク色の耳栓みたいな構造物が、このサイズで足元に生えている。
それを発見した時の感覚を想像してみてほしい。現代アートのような、それでいながら生半可な作品じゃ太刀打ちできない「おぉっ...!」と言う感慨に出会えるのだ...。
それが森という場所。
粘菌と言う存在。
都会に行くこともままありますが、札幌なら全然こういう自然の妙もたくさんある。
こう言う感慨をエネルギーとしながら、バタバタ期を乗り切ってまいります。
北海道白老町を拠点に活動する「北のポッドキャスター」です。
企画制作・編集なども全部楽しい派です。
〔ミモリラジオ〕
自然界から一つのテーマをピックアップして、その面白さを深ぼるトーク番組です。ガチ番組です。
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