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青年理事になりました

 6/23に行われたJAハイナンの通常総代会において、青年理事に就任する事を承認して頂きました。組合員のみなさんの為に、頑張ろうと思います。

 総代会って聞きなれないですが、一般の会社でいうところの、株主総会みたいなもんですね。単位農協(地方の農協さん)の各地域の代表者(総代)が集まって、議題について決議を取る場です。私は、総代ではないので、総代会に一度も出たことなかったので、初めての参加でした。

 一般的な株主総会と同じく、経営状況の説明や、利益配分などの説明、今後の事業計画の説明がありました。お話を聞いていて思うのは、農協って、もはや、完全に金融会社だよなぁってことですよね。分かってはいた事ですが、改めて、数値で見ると、そう思いますよね。

 農産品販売の事業って経営上大きなポーションを占めず、バンク事業で集めた保有資産の運用で会社が回っている状況です。これって、上場している今どきのネット企業と同じで、本業に金融レバレッジを掛けて稼ぐモデルになっているわけです。

 ネット企業と違うのは、ビジネスドメインが「地域」になっているということなんですよね。これはビジネス環境としては非常に厳しく、人口減少でマーケットがシュリンクしていく中で事業運営をしなくてはいけないという事なんですよね。ピンチをチャンスになんて言いますが、実際は非常に難しい事だと思います。これに加えて、金利の上昇局面になっているので、国債のような安全資産の価値が毀損するという事です。つまり、保有資産をリスク資産に振っていかないと成長を維持できないという事を意味しますね。農協という組織の性質を考えると、なかなか難しいのかなと思います。

 そういう局面において、この地方農協がどうやって成長を維持していくかという事を考えていく事が経営陣の役割になるのですが、上がってきたキーワードは「総合力」でした。

 確かに、他の金融業と違うのは、農協が実業(金融業以外)を持つ総合企業体であるという事だと思うので、やはり、そこを活かしていくという事だと思います。つまり、やはり農協は農業を頑張る、百姓を大事にするという事なのだろうと思います。

 非常勤の青年理事の一人としては、農協が本来の姿である「百姓の為の農協」であるという基本がずれないように微力ながら頑張っていこうと思う次第です。

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