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指導記録3 マウントコントロール2024/12/11

今日も今日とて柔術は楽しい。


指導記録3回目。いつも参加して下さる方、ありがとうございます。

マウント

基本的なキープとアタック。

1.哲学・コンセプト

①「キープ&コントロール」→「アタック」の順番

まずはキープです。マウントはルーチ(ストーリング、消極的反則、4回取られたら負け)の反則が入らないのでずっとマウントでも大丈夫。なので、時間をかけてじっくりキープしつつ削ります。そこからアタック。焦ってアタックにいくとエスケープされます。

②「脇」か「首」のどちらかを攻める

・脇へのアタック=ハイマウントを作ってアームバー
・首へのアタック=絞めなど

この二つはどちらかを防ぐとどちらかが防げなくなります。なので相手の体勢をみてどちらかを攻めます。相手がガチガチに首を守ってるときに絞めにいったり、脇が固いのに無理やりハイマウントを作ろうとしても難しいです。

2.テクニック

ルール

マウントのルール。4点入る形、アドバンテージが入る形をそれぞれ説明。

https://www.jbjjf.com/wp-content/uploads/2024/11/JP_IBJJF_RulesBook_JUN2024_1.pdf

①マウントエスケープ4種

・TKシザーズ
→足だけでなく尻をしっかり上げる。

・ブリッジ
→ポイントは「足の着地位置を尻の近くにすること」と「横ではなく斜め上を見てブリッジする」。これをやると腰が高いブリッジになる

・ヒップキックから膝を入れてバタフライガード
→膝(腿)で相手の尻を蹴って前に煽ってスペースを作って股から膝を入れて戻す。

・横向いてハーフ
→横向いて膝を押して足を絡めて戻す。マウントになったら横向くの大事

②マウントキープ

まず腰の位置、なるべく低く(足に近い位置)におく。相手の前腿の付け根を自分の腰でブロックする。そして上体も低くしてマットに手をつく。これをやると①のエスケープがなかなかできない

③十字絞め(首への攻め)

②のキープから十字絞め。絞め手をしっかり深く入れる。おでこをマットにつけてバランスを取る。

④ハイマウント&アームバー(脇への攻め)

③の十字絞めを防御して首を守ると脇が空く。そこに膝を滑らせてハイマウントを作る。これでもかってくらい高く上がって相手の肘をカチ上げる。トップのまま腕を極める

⑤S字マウント(テクニカルマウント)&腕十字(脇への攻め)

両膝でのハイマウントができなければ片膝だけでも深くハイマウントにする。もう一方の足をS字になるようにセット。そこから一般的な表の腕十字。

③と④⑤はセットで使う
首を守ってきた→脇を攻めるハイマウント
脇を守ってきた→首を攻める十字絞め

⑥ハイマウントのときのマクラ

ハイマウントを作ろうとすると相手もそれについてくるので、頭頂部を手の平で抑えてマクラを取ると相手の頭が上がってこないのでハイマウントを取れる

まとめ

マウントは強いポジションです。取れたら焦らず、まずはキープ。そうしたら相手が頑張ってエスケープしてくるのでそれを落ち着いて潰します。そうすると相手が疲れてくるので、そこでアタックです。脇か首かどちらか空いてる方を攻めましょう。


2024/12/12 アンディ

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