ハーフガードシーズ①ハーフの必要性と概要「ハーフは保険」(全文無料)
今日も今日とて柔術は楽しい。今日も稽古に行こうと思ったのですが、背中のピリつく張りを感じて「これはやばいな」と休みました。我ながらよく我慢したと自分で自分をほめてあげたい。ケガしないのが一番大事。休息大事。
今日はハーフガード(以下:ハーフ)の記事。具体的なテクニックよりもハーフの概念的な話をまとめました。今日はハーフの必要性と概要について。
結論 誰もがハーフをやるべき。「ハーフは保険」加入必須で手厚く
最初に結論から。ハーフはみんなやる必要があります。「みんなメインガードとしてハーフを使え」という意味ではないですが、最低限、身に付けておくべきガードです。なぜなら「ハーフは保険」だから。加入必須。保険は手厚く。(「ハーフはサブのガードで重要ではない」というニュアンスはありません)
ちなみにこの「ハーフは保険」は加古拓渡先生の言葉です。加古先生のこの教則、めちゃいいですよ。
ハーフをやるべき理由
(いざという時に使える保険、しかも使う機会多い)↓
絶対パスされない、ポジションを取られない人ならばハーフをやる必要ないかもしれません。しかし、そのレベルの人は少ないでしょう。パスされそうになる人、悪いポジションからエスケープする人はハーフをやるべきです(つまり、ほぼ全員やるべき)。
また、ハーフを学ぶことはトップのパスを学ぶことにもなります。パスにおいてハーフからの足抜きはとても重要です。また、一回のスパーで一度もハーフの形にならないということはほとんどないでしょう。使う機会が多いガードです。
結論はこんな感じです。メインで使っても使わなくてもいいけど、みんな最低限ハーフを学んだ方がいいって話でした。
長文苦手な方はここでさようなら!読んでいただきありがとうございました!
ハーフの概要(メリット・デメリット)
ハーフは重要な技術ではありますが、いいガード(下が有利なガード)ではありません。前提としてハーフは半分パスされている下が不利なガードだという認識を持っておきましょう。
※不利ではありますが、岩崎選手の様にハーフをメインに使う一流選手もいます。極めれば強いガードです。
ハーフのメリット
ハーフのデメリット
向いている人
白帯の頃から取り組みましょう
ハーフから学ぶとオープンガードとハーフガードを両方学べる話は、加古拓渡先生がラジオで話していました。
白帯の時にハーフをやる人は、ハーフが上達してコントロールできるようになるとオープンガードに戻せます。そうするとオープンもハーフも両方できます。
逆に白帯の頃からハーフをやらずオープンガードだけやっている人は、オープンガードが上達すると足を跨がれたりニアパスされることが減り、ハーフをますますやらなくなります。そうするとオープンガードは強いけどハーフまできたら弱い選手になります。「この人スパイダーめちゃ強いけどハーフまで行ったらザルだな」みたいなことが青帯だとよくあります
まとめ
アンディの話(飛ばして問題なし)
MMAとグラップリングをやっていたこともあり、自分の白帯の頃のメインガードはハーフでした。これが結果的にかなり良かったと感じてます。
今は自分からあえてハーフを作りに行くことは少ないですが、ニアパスをハーフで防いだり、ハーフからスイープしたり、フルガードに戻したりできるで安心します。ハーフがあることで下から思い切ってアタックすることもできます。まさに保険。試合でハーフには何回も助けられました。
また、自分の得意のパスはハーフパスなのですが、それはハーフを研究したからだと思います。↓
「ハーフで下からやりたいこと=上でやられたくないこと」
「ハーフで下からやられたくないこと=上でやるべきこと」
ハーフをメインで使う時はもちろん、別のガードをする時も、エスケープするときも、トップにいる時も、ハーフで身に付けた技術は役に立ちました。
黙ってハーフガードやってろ
オープンガード好きな人多いと思います。相手をコントロールできるしハーフみたいにしんどくないですから。でもハーフは重要な技術でいろんな場面で助けてくれます。ハーフを学ぶと、より強くなって、より柔術を楽しむことができます。
「黙ってハーフガードやってろ!!」
2023/11/8 アンディ
近いうちにハーフガードシリーズ②も書きます。
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