ハーフシリーズ③ハーフガーダーとハーフの使い方(全文無料)
今日も今日とて柔術は楽しい。新しい道着を買おうと思っています。来年の試合用の。2024年の道着規定に対応した道着を買っておこうかなと。新しい道着はワクワクします。
今日の投稿はハーフガードシリーズ第三弾。ハーフガーダーとハーフの使い方について。自分が白帯の時に知りたかったことをまとめました。
ハーフの使い方には3種類(4種類)ある
「ハーフは保険」加入必須、だれでもやる必要がある。というのをこちらで書きました。
しかし、全員がメインとしてハーフガードを使え、とは書いておりません。メインとしてハーフガードを使う人(=ハーフガーダー)以外でどんなものがあるのかまとめました。
④の選択肢はあってないようなもの。絶対ハーフに入れさせないのはほとんどの人は不可能なので基本的にハーフ保険は加入必須です。でも一切ハーフをやらない無保険スタイルというのもアリっちゃアリです。
というか、④はそもそもハーフ使ってないので「ハーフの使い方」とは言えないかもしれません。
自分はどのタイプ? ハーフのフローチャート
ハーフに向いている人
①ハーフガーダー
ハーフガーダーといえば、日本人なら岩崎正寛選手。海外だとジェフ・グローバー選手、ルーカス・レイチ選手、ベルナルド・ファリア選手あたりでしょうか。
ハーフガードは前回のブログでも書いた通り、基本的に下が不利なガードです。他のガードと違い。足のフレームを使えません。ただ、相手を固定できて、コヨーテハーフやディープハーフ、ラペラを使ったシングルレッグハーフなどの強い形へ変化することも可能です。向いている人は極めてハーフガーダーになる道もあります。
ハーフガーダーになるためのノウハウは、レベルが高すぎて自分には語れません。。。ただ一つ言えるのはハーフガーダーを目指すなら保険としてオープンガードを破られたときにハーフを使うのではなく、自分から主導権をとってハーフで攻めていく必要があると思います。
②ハーフはフルガードに戻すだけ(最低限の自賠責保険のみ)
最低限のハーフ保険です。とりあえずこれだけでも身に付けておきたいところ。しかし「俺はハーフ苦手だからハーフからはアタックしない。オープンに戻すときのつなぎにしか使わないぜ」というスタイルは一見効率的に見えて逆に非効率になっています。その理由は次の③で語ります。
③ハーフからアタックもフルガードに戻すのもやる。①と②の中間(手厚い保険タイプ)
なぜ②がダメかというとフルガードに戻すことしか考えていない相手だとトップの人は怖くなくて攻めやすいからです。アタックしてこないハーフならばカウンターを恐れずにガンガン相手に圧をかけられます。「隙あらばアタックするぞ、でも距離を取ってきたらフルガードにもどしてやる」というスタイルがトップからするとやりにくいです。
これについては以前シュラプネルの金古一朗先生がラジオで語っていました。金古先生のラジオはめちゃくちゃ面白くて好きです。
④ハーフは一切やらない、そもそもハーフまで入れさせねえよ(無保険タイプ)
自分は無保険は怖いのでこの選択をすることはできませんが。。。ハーフに使う時間をすべてオープンガードに注いだ絶対詰めさせないガーダーというのも、やっていて嫌な相手です。それでも多少はハーフやっといた方が安心だと個人的には思います。
まとめ
自分はハーフガーダーとしてハーフをやるのか、フルガードに戻すためのつなぎとして使うのか、アタックも戻すこともやるのか、どのスタンスでやるのかを考えましょう。どのハーフガードを使うかで目指すべきゴール、やるべき攻防が変わってきます。
「ハーフガーダー」を目指しているのにアタックせずに、相手を簡単に離れさせてオープンガードにするのはNGです(フルガードに戻すためのハーフならばその攻防は成功です)。逆もまたしかり。「フルガードに戻すためのハーフ」をやっているのにリスクの高いアタックを仕掛けてパスされるのもNGです。試合でハーフが得意でないのにいつまでもハーフで攻めあぐねているのもNGです。
白帯の最初から自分がどのタイプかを決める必要はありません。柔術を続けていく中で自分のスタイルが見えてきたら、ハーフをどういったスタンスで使っていくのか考えるといいのではないかと思います。
よいハーフガードライフを!黙ってハーフガードやってろ!
2023/11/15 アンディ
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