スタンドって何したらいいの?(全文無料)
今日も今日とて柔術は楽しい。今日はスタンドの話。
1.スタンドで一番大事なこと
スタンドで一番大事なことは「テイクダウンをすること」よりも「テイクダウンをされないこと」です。
自分が上を取りたいなら引き込みされるのはOKです。下を取りたいなら引き込みされるのは好ましくない形になります。
2.テイクダウンされないためには
2-1 足を触らせない
いろいろなテイクダウンはありますが、テイクダウンされないためのシンプルな方法は「足を触らせないこと」です。
足を触られるとタックルされますし、ルール上「足を触られた上体で引き込んでもそれは引き込みではなくテイクダウンとみなされて相手に2P入る」のです。
2-2 低く構える
足を触らせないためにはどうするか。とりあえず低く構えましょう。具体的には相手と目線を合わせる、もしくは足を前後にして相手の目線よりやや低く構えましょう。相手が柔道の様に体をがっつり起こしている状態ならめちゃくちゃ低く構える必要はありません。
右構えでも左構えでもどちらでもいいです。一般的には右利きは右構え(右足前)ですが、打撃系出身のひとは左足前が多いです。作りたい組手や得意なタックルの形によって選びましょう。
3.「今のはテイクダウン?引き込み?」
先に動作を開始した方が優先
「引き込み際にテイクダウンを合わせる」という言い回しを聞いたことがあると思います。「今のは引き込み?テイクダウン?どっち?」と思ったこともあるでしょう。
その答えは「先に動作を開始した方」です。
Aが足をひっかける
Bは引き込む
といった場合。Aの足をひっかける動作が先だったら、テイクダウンで2P入ります。Bの引き込みの動作が先だったら引き込みとみなされノーポイントです。引き込みを開始していたらそのあとに足をかける動きをしてもテイクダウンにはなりません。
ただ、どちらが先に動作を開始したか、は審判の判断によるものなので絶対的な基準があるわけではないところに注意が必要です。
4.テイクダウンする or 引き込む
4-1 「相手が引き込むのを待つ」はなし
どちらを選ぶかの基準は「テイクダウンできるかどうか」です。できなければ引き込むしかありません。
「相手が引き込むのを待つ」のはナシです。相手に試合の主導権を渡す消極的な姿勢では勝てません。テイクダウン勝負を仕掛けに行った結果相手が引き込むのとは違います。これは岩崎正寛先生も同様のことを言っていました。
4-2 テイクダウン
テイクダウンもたくさんあるので、詳しくは書けないですが、大まかに分けると3つ
となります。実際は①②も柔術にアジャストしていかないと使うのが難しいです。クラスや教則で習ったり、スパーで試しつつ自分の得意を見つけていきましょう。
4-3 引き込み
引き込みのポイントをいくつか
5.まとめ まずはしっかり構えましょう
とりあえずしっかり構えましょう。構えが一番大事。そして心構えも大事。
試合は立ちから始まります。気持ちと構えをしっかり作りましょう。
上記のような消極的な気持ちやハンパな気持ちではいけません。引き込むにせよテイクダウンを狙うにせよ、心も体もしっかりと構えましょう。
2024/5/29 アンディ
以前、似たような記事を書いてました。今回改めて立ち技についての考えをまとめられたので満足です。
立ち技で最も大切な要素は○○|柔術哲学(アンディ) (note.com)
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