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大会でのマナーについて(全文無料)

 今日も今日とて柔術は楽しい。育児は大変で楽しい。テクニッククラスに出たいのですが、娘の風呂と夕食づくりをするとどうしてもスパーからの参加になってしまいます。でも育児する前は全く練習にいけないことも覚悟していたので行けるだけでも感謝ですね。

 今日は大会会場のマナーの話。年内には大会に復帰を検討しているので改めて書きました。


1.一般常識

 柔術の大会に関わらず、常識的なマナーとルールです。

・大会会場に電話しない→主催者の団体へ連絡する
・ごみは持ち帰る
・靴の散らかり、土足禁止の場所に土足で入らない
・忘れ物を気を付ける
・裸でうろつかない
・観客席から会場にものを落とさない
・会場の飲食ルール
・公共スペースでのアップが禁止されているかどうか
・フェンスまたぎしない
・駐車禁止の場所に駐車、近隣の施設に駐車

 いい子ぶっているわけではなく、ルールは守りましょう。破った人だけが処分を受けるだけならいいですが、柔術の大会でその会場を使用できなくなったり、所属しているジムに迷惑が掛かります。

2.柔術の試合前後のマナー

・動画撮影
→撮影自体は問題ないことがほとんど。ガイドライン(※1)を守る
・試合前後の握手と挨拶はしっかり、対戦相手、相手のセコンド、レフェリーに敬意をもって
・時間には余裕を持って
・応援の声、罵声は失礼なく
・試合後について
→場合によるがこちらの落ち度でケガさせたり、悪質な反則してしまったら謝罪を。

 キッズが見ても恥ずかしくないような立ち振る舞いをしたいですね。柔術にトラッシュトークとかいらんです。これも1.と同様に所属しているジムに迷惑が掛かります。できる限りジムの仲間、相手、相手のジムの人、会場の人を不快にさせないような立ち振る舞いを心がけましょう。

 あと、試合前後の交流も注意が必要です。普通の挨拶くらいならいいですが、試合前の選手にむやみに話しかけるのはやめましょう。有名選手がいても試合前はやめた方がいいと思います。また、関係性によりますが、自分の対戦相手やチームメイトの対戦相手とも試合前の交流は注意が必要です。対戦相手の道場の人との交流も場合によっては避けた方がいいかもしれません。くりかえしになりますが、関係性によります。

3.柔術の試合のマナー

・悪質な反則はしない
・”不要”なケガはしない、させない
→”不要”の定義によるが、ケガしないに越したことはない
・紳士的に
→ルールブックにあるような冒涜的行為(※2)はしない。というか反則

 ここは難しいところ。極論、試合中の動きはルールの範囲内なら何をしてもいいです。そこは試合にかける思いやその人の価値観によって正解は変わります。明らかに悪意があったり、実力差があるのにタップさせる間もないガン極めはマナー違反ですがそこの判断は難しいです。タップしない相手を折る、落とす。動きの中でのアクシデント的事故、嫌がらせ的なテクニックなどは、試合ならある程度は仕方ないです。「格闘技の試合」ですからね。でも、ケガはないに越したことはないです。

4.その他

ラッシュ、道着の悪臭、破損、パッチ等のはずれ、破ける
爪、化粧、香水
出血

 これもルールブックで禁止されています。というか試合に出られません。とりあえずIBJJFのルールブックの項目(※3)を読んでおきましょう。

5.まとめ

 何度も書きますが、ルールやマナーを破ったら、迷惑が掛かるのは団体や所属ジムです。その意識は持っておきましょう。とはいえ一般常識の範囲であれば問題はなので、そこまで気にしすぎなくても大丈夫だと思います。

 あとは、最初の大会は道場の先輩や先生と一緒に出て色々教えてもらうのが一番いいと思います。

2024/4/2 アンディ

※1 
大会会場での試合撮影に関するガイドライン

●試合撮影に関して
個人での利用に限り、試合の撮影を許可いたします。
※次の行為を禁止致します。
立入禁止、滞留禁止場所での撮影
フラッシュやAF補助光等、競技に影響を及ぼすものを使用した撮影
周囲の妨げとなる大きな機材(望遠レンズ、三脚など)を使用しての撮影
撮影機材を放置する行為
通路を占拠または機材を放置する行為
観客席から身を乗り出しての撮影
会場規定に違反する行為(粘着テープの使用など)
第三者の肖像権を侵害する、又は侵害のおそれがある撮影
試合映像の全部または一部のライブ配信
●動画の利用に関して
1分以内の動画のSNSまたは動画サイトへの投稿を、個人での利用を目的とした場合に限り、許可いたします。 ※1分以内の動画をSNSまたは動画サイトへ投稿される場合は #JBJJF #大会名 の使用にご協力をお願いいたします。
個人利用以外のメディア掲載や商用目的での写真および動画の撮影・掲載につきましては、JBJJFへの申請・許可が必要です。
※次の行為を禁止致します。
第三者の肖像権を侵害する、又は侵害のおそれがある画像・動画の投稿
他者の迷惑となる投稿
出場選手とその関係者およびJBJJFとその関係者の、社会的評価を損なわせる目的での投稿
なりすまし投稿
その他、許諾外での利用、JBJJFが不適当と判断した投稿
※1分を超えた動画の投稿や、許可なくメディア掲載、商用目的で撮影・投稿した映像については、削除申請等の対応をさせていただきます。
お守りいただけない場合、動画撮影自体を禁止する場合がございます。皆様のご理解、ご協力のほど、よろしくお願いいたします。

※2
6.1 懲罰的反則
6.1.1 競技者が、対戦相手、センターテーブル、運営者、審判員、または公衆に対して、冒涜的な言葉または不愉 快な身振りを示した場合。
6.1.2 競技者が、対戦相手、審判員、運営委員会のメンバー、または公衆に対して、敵対的な行動を取った場合。
6.1.3 競技者が、噛み付き、髪を引っ張る行為、性器または目への攻撃または圧迫、あるいは意図的なあらゆる種 類の外傷的打撃(パンチ、肘、膝、頭突き、キックなど)を与える行為を行った場合。
6.1.4 競技者が、試合中または勝利を祝う場面で、言葉や身振りによって、対戦相手または公衆に対して攻撃的ま たは無礼な行為を示した場合。
6.1.5 一方又は双方の選手が真剣に戦わなかった時。
6.1.6 試合開始前、終了後であっても、競技者が競技会の活動環境において相容れないとみなされる態度や行動を とった場合、または違反行為があるとみなされた場合。

ibjjf_rule_v5_jp.pdf (jbjjf.com)

※3
8.1 道衣
8.1.1 道衣は、綿または綿に近い素材で作られている必要がある。素材は、対戦相手が掴みにくい厚いもの、また は固いものであってはならない。ジュブナイル、アダルト、マスターのカテゴリーは、刺子生地(平坦では ない生地)の道衣が必須となる。
8.1.2 本ルールブックに規定される公式メジャーの寸法内に収まるのでれば、EVA素材、またはそれに類似した素 材が内側に使用されている襟の道衣を使用することは認められている。 8.1.3 道衣は上衣・下衣の全てが白・青又は黒でなければならない。上衣と下衣で色が違っていたり、襟の色が異 なる道衣は着用出来ない。男子は上衣の下にシャツを着てはならない。(女子は除く。女子は8.4の項目に 従わなければならない。)
8.1.4 女子カテゴリーにおいては、上衣の下に体に隙間無く密着する伸縮性のある生地の半袖又は長袖のシャツを 着用しなければならない。シャツの色は帯の色に合わせる必要はない。ワンピース型の水着や体操競技のト ップスも着用できる。
8.1.5 男性の黒帯および女性の黒帯カテゴリーでは、大会の主催者が競技者に異なる色の道衣2着(青1着と白1 着)を用意するよう要求される場合がある。これは、試合において2名の競技者を区別するためである。女 子カテゴリーにおいては、上衣の下に体に隙間無く密着する伸縮性のある生地の半袖又は長袖のシャツを着 用しなければならない。シャツの色は帯の色に合わせる必要はない。ワンピース型の水着や体操競技のトッ プスも着用できる。
8.1.6 つくろいや破れがある、あるいは濡れている、汚れている、または悪臭のある道衣は許可されない。
8.1.7 道衣の上衣は、競技者の臀部を覆うだけの長さがあり、腕を床に対してまっすぐ平行に伸ばした状態で、袖 が競技者の手首から5センチ以内のところに来る長さが必要である。
8.1.8 道衣のズボンの長さは、踝の上5cm以内に届くものでなければならない。男子カテゴリーにおいては、道衣 のズボンの下に膝下丈の長さのインナーパンツを穿いてはいけない。女性のカテゴリーにおいては、体に隙 間無く密着する伸縮性の生地のインナーパンツを着用することが出来る。ただしこの場合、道衣のズボンよ りも短いものでなければならない。
8.1.9 競技者は、それぞれのランクに応じた色で先端が黒になっている(黒帯は例外で先端が白または赤になって いる)耐久性のある4〜5センチ幅の帯を使用する。帯は上衣の上から腰に2回巻き、上衣の前がきちんと閉 まるように緩みなく二重に結ばなくてはならない。帯は二重に結んだ後、各端に余分の帯が結び目から長さ 20〜30センチ残っていること。
8.1.10 ペイントを施した道衣は禁止する。ただし、ペイントによってアカデミーまたはスポンサーロゴの形がデザ インされている場合は許可されるが、パッチが許可されている道衣の部位に限られる。ただし、それらが許 可されている場合であっても、対戦相手の道衣にペイントが着く場合は、競技者には道衣を変えることが義 務付けられる。
8.1.11 計量前に、公式の道衣検査官が、道衣の寸法がIBJJFによって規定されている公式の寸法に準拠しているか どうかをチェックする。 •検査では、以下の公式メジャーの寸法内に収まっているかどうかを検証する:道衣上衣の厚さ(1.3セン チ)、道衣の襟幅(5センチ)、完全に開いた時の袖口の寸法(7センチ)。 •競技者は、最初の検査に合格しなかった場合、後2回の道衣寸法検査を 受ける権利が残っている。 •道衣寸法の検査官は、競技者の帯の全体的な状態も検証する。 34
8.1.12 使用する道衣チェッカーは、以下の寸法に規定されている。 •道衣チェッカーの全体の長さ:15.0センチ •道衣チェッカーの幅:3.5センチ •道衣の襟幅:5.0センチ •道衣の襟の厚さ:1.3センチ •完全に開いた時の道衣の袖口の寸法:7.0センチ
8.1.13 計量後の最初の試合においては、競技者は道衣を変更してはならない。 変更した場合は、失格の対象となる。
8.1.14 最初の試合後、競技者は道衣変更の許可を大会幹事に要求することができる。 新しい道衣は、再度寸法検査を受けることになる。
8.1.15 競技者は変更した道衣を着けた後の最初の試合前に、その新しい道衣の寸法検査を 受けなければ、失格の対象となる。
8.1.16 ノーギ柔術では、競技者は以下のユニフォームの要件に従わなければならない。 ・シャツとラッシュガード 男女共に、体に隙間なく密着する伸縮性の生地で、ショーツのウェストラインを越える⻑さの黒、白、また は黑白の混合であり、競技者の帯色を少なくとも10%以上含むシャツでなければならない。競技者の帯色が 100%の物も認められる。 留意点)黒帯のカテゴリーでは、ある部分に多少の赤色が含まれていてもを許容されるが、元の帯色の特徴 を欠如しない程度に限る。 ・男性用ショーツ 色は黑、白、または黑白の混合で、競技者の帯色が含まれており、かつポケットが無い、もしくは完全に縫 って閉じられていて、ボタンや紐などが露出しておらず、対戦相手に危害を加える恐れのあるプラスチック や金属等が付いていないショーツ。⻑さは大腿の中央を越え、膝を越えないこと。ショーツの下には、体に 隙間なく密着した伸縮性の生地で、黒、白、または黑白の混合で、競技者の帯色が含まれている物の着用が 認められる。 ラッシュガードは体に隙間無く密着した伸縮性の生地のもので、ショーツのウエストラインを越える長さの ものでなければならない。色は黒又は白もしくは黒と白の混合で、選手の帯の色を少なくとも10%以上含む ものでなければならない。選手の帯の色100%の物も認められる。 ・女性用のショーツ、ショーツパンツ、ズボン ショーツパンツは、体に隙間なく密着した伸縮性の生地で、黒、白、または黑白の混合で、競技者の帯色を 含む物。ショーツはポケットが無い、もしくは完全に縫って閉じられており、ボタンや紐などが露出してお らず、対戦相手に危害を加える恐れのあるプラスチックや金属等が付いていない物。⻑さは大腿の中央を越 え、膝を越えないこと。 ラッシュガードは体に好きなく密着した伸縮性の生地のもので、ショーツのウエストラインを越える長さの ものでなければならない。色は黒又は白もしくは黒と白の混合で、選手の帯の色を少なくとも10%以上含む ものでなければならない。選手の帯の色を100%の物も認められる。
8.2 衛生面
8.2.1 競技者の指と足の爪は、切って短くしておく。
8.2.2 長い髪の競技者は、対戦相手の邪魔とならないように結んで整えておく。
8.2.3 試合中に対戦相手の道衣を汚すような染毛剤を着けている競技者は失格となる。
8.2.4 試合場以外で履物の使用が許可されている場所では、競技者は履物を使用する。 35
8.2.5 計量に続いて、道衣検査官は、競技者の肌の状態をチェックしなければならない。 •検査官が競技者の皮膚の障害に気付いた場合は、その競技者を大会の医療班へ行かせなければならない。 •競技者は、その皮膚の障害が他の競技者に伝染しないこと、および有害ではないことを言明する医師から の文書を提示しなければならない。 •大会主催者に対して、競技者が競技することを許可するか否かの最終決定権を持つのは大会の医師である。 8.3 その他の要件
8.3.1 各競技者が体重を量るために大会の公式計器に乗るのは1度だけである。
8.3.2 競技者は膝サポーターや肘サポーターなしで計量することが許可されているが、道衣の検査時にはそれらを 着用する。
8.3.3 競技者は、シューズ、その他の試合中の着用が許されていない装備品を着けたまま、計器に乗ることは出来 ない。
8.3.4 パッチは、以下の図に示されているように、道衣のパッチ貼付け可能部に貼ることができる。パッチは綿素 材で、適切な縫い目があるものであること。縫い目のないすべてのパッチ、または貼付け可能部以外の部分 に貼られたすべてのパッチは、道衣検査官によって取り去られる。
8.3.5 ユニフォームにあるパッチと文章の禁止に関して:性別、性的指向、人種、文化、宗教と政治的イデオロギ ー対して攻撃的な文章、記号、スローガン又はパッチは禁止とする。暴力、破壊行為、性的行為、麻薬やア ルコールに関する文章、記号、スローガンは禁止とする。
8.3.6 許可されるもの:ズボンの前面下部にある道衣のブランドタグ(図に応じたかたちで)。タグは、薄い生地 で作られ(刺繍ではない)、36平方センチ以下であること。 36
8.3.7 フットギア、ヘッドギア、ヘアピン、宝飾品、ファウルカップ (局部保護)、または対戦相手や競技者自 身に危害を加える可能性がある硬い素材でできたプロテクターの使用はすべて禁止されている。また、包帯、 フード、または伸縮性のある帽子など、頭への装着物の着用も禁止されている。
8.3.8 女性のカテゴリーでは、髪の毛を覆う又は纏める為にキャップの使用が許可されている。キャップは次の仕 様に従う必要がある。 ・伸縮性のある生地で頭に固定できる物。 ・プラスチック等の固い素材が使われていない物。 ・固定する為の紐が使われていない物。 ・刻印・銘刻(デザイン)が入っていない物。 ・色が黒、白、または黑白の混合で、競技者の帯色を含む物。 ・頭全体を覆うワンピースの物も許可されている。例としてウェットスーツのような密着性のあるもので、首、耳、髪の毛を全て覆うこ とが出来て、黑、白、または黑白の混合で競技者の帯色を含む物。顔の部分は覆われていない状態でなければならない。
8.3.9 対戦相手にとって道衣を掴むのが困難になるほど身体を膨れさせるジョイントプロテクターの使用(膝サポ ーター、肘サポーターなど)は禁止されている 。
8.3.10 道衣及び、ノーギの試合においては、競技者は下着を着用しなければならない。下着はブリーフまたは トランクスタイプであること。これに従わない場合は、6.3.2の反則とみなされ、競技者は7.2.1のペナルテ ィーを受ける。

ibjjf_rule_v5_jp.pdf (jbjjf.com)

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