教則レビュー スクランブルで負けない!確実にポジションを取る高杉魁のオープンガード「キーマスターと70/30」「HOMIES札幌セミナー②」(全文無料)
今日も今日とて柔術は楽しい。今日は教則レビュー。HOMIESセミナー教則解説の後半です。前半はこちら。
教則レビュー 教科書通りの一歩先へ!細川顕の最先端パス「HOMIES札幌セミナー①」(全文無料)|柔術哲学(アンディ) (note.com)
前回は細川先生パート。今回は高杉先生パートです。
本記事の最後には期間限定クーポンも載せてます!ぜひご一読ください!
選手の紹介
細川 顕 Akira Hosokawa
5回の全日本優勝で殿堂入りの細川先生。その実力はもちろん、指導力にも定評があります。出身が北海道なので、今回のセミナーは地元での開催ですね。
自身も細川先生に指導してもらっていた時期がありますが、スパーでの強さはもちろん、本当に分かりやすい指導で、柔術の楽しさを教えてくれました。
こちらのHPの細川先生の「ご挨拶」に書いてある柔術への思いがグッとくるので是非ご一読を。
インストラクター | ブラジリアン柔術道場 ALMA FIGHT GYM HOMIES(ホーミーズ) (afghomies.com)
※細川先生のパートの解説は前回の記事で書いてます。
高杉魁 Kai Takasugi
現役バリバリで実績十分。名古屋の地から世界を目指すホープです。実は柔術哲学はスポンサードさせてもらってます。個人的にも応援してます。スパーしてもらったときは階級下なのに華麗にボコボコにされました。まじで強いです。人柄もさわやかなナイスガイな方です。プライベートレッスンを受けたときも非常に分かりやすい指導でした。
軽量級の高杉先生の、「相手の力が入らない形を作って攻めるスタイル」は非常に勉強になります。
内容紹介 (フローチャート)
メイン動画は約30分、ボーナストラックが約20分とコンパクトにまとまっていて非常に見やすいです。メイン動画は字幕付きなので、音無しで電車やカフェでも見れて便利。
主な内容は以下
本記事では高杉先生のパスを解説していきます。
②メイン後半:高杉先生ガード(片袖片襟からスイープと70/30)
③ボーナストラック前半:高杉先生パス(キャンピングポジション)
高杉先生のテクニックのコンセプト
自分が読んで感じたコンセプトはこちら。
「力まかせにならない、
スピード・瞬発力に頼らない、
運任せの勝負をしない」
「有利な形を作って確実にポジションを取るアタック」
高杉選手は10代の頃からはじめたこともあり、大きい体格の相手と練習をする機会が多かったそうです。その際「相手の力が入らない形を作って攻める」ということを意識して練習していたとのこと。
本教則では高杉先生のそういった柔術哲学を感じられます。
もちろん柔術では力もスピードも瞬発力も大事です。しかしそれに頼りきりになると勝率が安定しません。相手も自分も力が入る五分五分の状況で勝負したらその攻防に競り負けることもあります。
柔術において「1、2の3でしかけて、取れたら勝てる、取られたら負ける」という運任せの勝負は好ましくありません。できることなら確実に相手をコントロールしてアタックしたいです。
実力が拮抗した試合では五分五分の状況でも勝負を仕掛けないといけない場面もありますし、毎回100%いい形でアタックできるわけではないですが・・・。あくまで目指すのはいい形を作って相手をコントロールした状態で仕掛けることです。
ちなみにボーナストラック後半のキャンピングパスはこちらの教則でより深掘りされているのでぜひ。↓
柔術教則レビュー「高杉魁セミナー ギ・キャンピングパス」(全文無料)|柔術哲学(アンディ) (note.com)
Vimeo高杉魁ガードパスセミナー 「ギ・キャンピングパス」 をオンラインで鑑賞 | Vimeo オンデマンド
オススメの人・有効な相手
「パワー・スピード・瞬発力」よりも「コントロールとタイミング、組手」で戦いたい人、以下のような経験をした人はオススメです。
本教則のテクニックはフィジカル強者に効果的ですし、もちろん同カテゴリー相手にも有効です。
相性のいいテクニック・合わせて覚えたい技
・片袖片襟、スイープ、70/30(メイン動画後半)
→フットロックは流れで取れることもあるのでぜひ
→通常のベリンボロはクラブライド&70/30と相性がいいです
・キャンピングパス(ボーナストラック前半)
→エントリーとして遠距離パス(トレアナ、レッグドラッグ)があると便利です。
→パスした後のサイドコントロール、ノースサウスコントロール、ニーオン
→ハーフにつかまってしまったとき用のハーフガードパス
使ってみた感想
・片袖片襟のコントロール、特に「袖グリップの作りがとても嫌」とスパー相手がいっていました。そこからのダブルアンクルスイープも強力で力を使わずに倒せます。
・草刈りで倒した後、起き上がり合戦でスイープを取り切れない場面があったのですが、70/30を経由すると確実にポジションを取れます。
・クラブライドは、自分の場合相手がバックを警戒してトップテイクになることが多かったですが、トップテイクを意識してくれれば逆にバックテイクも狙えそうな感覚があります。相手のリアクションをしっかり見て仕掛けたいです。
・キャンピングパスは以前の教則で見てから使っていたのですが、形に入るとめちゃくちゃ強いですし、相手がキャンピングパスを警戒すれば別のパスが狙えるので便利です。クロスグリップやレッグドラッグ、逆サイドへのパスなどが取れます。
個人的に好きなテクニック
・片袖片襟コントロール(メイン動画後半)
相手が力の入らない形でコントロールする片袖片襟の作りのディティールがいいです。そこからのキーマスターフックを作るアンクルスイープが強力かつ確実
・70/30コントロール(メイン動画後半)
なんとなく形だけ知っていたけど使ったことのなかった70/30。実際やってみると便利で腰と下半身のコントロールが強くスイープの際(キワ)で使うと確実にポジションを取れます。
・クラブライドからのトップテイク(レッグドラッグ)とバックテイク(ベリンボロ&ツイスター)(メイン動画後半)
やや難易度高めですが、できるとめちゃくちゃ気持ちいいです。そして強い。相手の足や腰が浮いた形で、死角である腿~膝裏を取っているのでパワーのある相手でも力が入らないです。
・キャンピングパス、膝で弾くニーオン(ボーナストラック前半)
相手の押し返す力を利用するので力をあまり使わずパスできて便利で、気持ちいいです。
キャンピングパスはほかの技も強力なので形に入ると本当に強いです。
まとめ
強力なパワーとスピードで相手を圧倒するのも格闘技の醍醐味ですが、それ以上にテクニックで相手をコントロールするところに柔術の楽しさと奥深さがあると自分は思っています。
本教則の高杉先生のテクニックでは、そのテクニックで相手をコントロールする柔術の楽しさが詰まっています。
オススメです!ぜひ!
(※パワーとスピードよりもテクニックが重要、というわけではないです。どっちも大事です。誤解なきよう一応書いておきます。。。)
最後に 高杉先生のコメント
「レビュー記事をお目通し頂きありがとうございます。
紹介したテクニックは普段試合や練習で使用しているテクニックです。アグレッシブな相手に対して確実にポイントを取るためのテクニックです。
フィジカルがない方や、体が小さい方にオススメです。
ここでは紹介していませんが、70/30からの非常に有効的なアタックを開発中です。時が来たら紹介します!ぜひ楽しみにしていてください!!」
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