
書くことと話すことは同じ
書くことは難しいですか?
それは話すことと比べてですか?
「話すのは得意だけど書くのは苦手だ」という方は確かに多いようです。
例えば、書こうと思ってもブログが書けないと訴える方たちは話すのも上手くないことがあります。
いつも一緒にいて楽しい人がいます。
俗にいうノリのいい人です。
でも、よく観察していたらノリのいい人たちは、流れに合わせたり、反応のが速かったり、またどこかで聞いたことのある反応を見せることが多いです。
彼らは恐らく「話が上手い人」という評価の範疇に入ることでしょう。
でもこれでは書くことにつながらないのですね。
なぜなら書く際には合わせる相手がいないからです。
書く行為は主体的な創造性が求められます。
もし自らの考えを言葉として作り出すのが苦手なのであれば、言葉にする過程を考え直す必要があります。
例えば
・語彙が少なくいつも同じ単語を使っている
・話がどこに向かっているのか分からない
・流行り言葉だけを使っている
・質より量の話し方
・勢いだけの話し方
・感情移入と共感が全て
これで話が上手いと考えるのであればそれは勘違いと言ってもいいでしょう。
なぜならそこに創造性がないからです。
いわば、言葉が薄っぺらいのです。
言葉の創造性の秘密
これを一気に解決させるのは論理と語彙だけです。
論理とは話の道筋です。
よく、「結論から書け(話せ)、そして説明せよ」とバカの一つ覚えのように言う人がいます。
ただ、それだけではつまらないのですね。
だっていきなり結論から出されると圧倒されるからです。
論理が最も重視される書物である論文でもやはりそうです。
毎回いきなりの結論では始めません。
同時に、語彙が広くないと、聞いている(読んでいる)側は飽きてきます。
言い回しのレパートリーが多く、言い換えに長けていたら、常に新しい表現を作り出すことができます。
「上手い!」と思わせる手法もたくさんあります。
論理と語彙の組み合わせで人間は無限の文章を作り出すことができ、自分の考えと相手の解釈の近似値が得られやすくなるのです。
まず時間をかけられる書くことから論理と語彙を学ぶと、話すスキルにつながります。
実はこの言語化のプロセスが思考にも大きく影響を与えます。
明確な言葉にすることで自分で考えていることが初めて理解できるのです。
論理的思考というキーワードがこの10年ほどでちやほやされてきました。
ただ、論理的に言葉で表現することができてようやくその人の論理性が客観的に観察できます。
すべては相手が分かりやすくなるためです。
思考ではなく論理的な言葉の工夫が聞き手の理解を促すのです。
つまり、コミュニケーションが容易になるのです。
私は毎日のようにブログやメルマガを書いています。
皆さんにお話しするかのように。
そこにコミュニケーションの本質的な面白さがあるからです。
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