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二分法からの脱却のススメ

yesかnoでしか考えないことを”二分法”という。

win-winの解を導き出すための創造的な選択肢を生み出すためには、二分法からの脱却が必要だと、慶應義塾大学法学部の田村次朗教授は言う。

”できるかできないではない。どうしたらできるのかを考えろ”といったようなビジネス格言があるが、これは二分法からの脱却を示唆している。どうしたらできるのかを考えることは、創造的選択肢を提示することであり、二分法の考え方をしていては到達できない領域だからだ。

できません。無理です。という解は二分法でも悪い方で、創造性に著しく欠ける。そういう人、多いけどね。

できる人間というのは、難しいことでも、「できない」とは安易に解を出さない。できないことを前提にして、どうすればできそうかを考える。そのためには自分の努力だけではなく、相手にもある程度の犠牲を求める。共生関係を結ぶというわけだ。

この二分法からの脱却、それほど難しくないように思えるが、悲しいかな多くの人が脱却できていない。二分法から脱却できた人が一人でも増えれば、世の中格段に良くなるんだけどね。


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