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「山で暮らすということ🏔️」

僕は、夏の3ヶ月間、山小屋で働きながら暮らしていた。
その時の経験をここに書き綴ろうと思う。

僕が暮らしていた場所は、北アルプスに位置する、とある山小屋だ。
小屋からは、壮大な裏銀座が見え、反対からは街も見下ろせて最高のローケーションに位置する山小屋だった。

言葉にできないほど壮大でした。

山では、朝は晴れて、昼から天気が悪くなることが日常茶飯事だが、そんな山でも時々絶景が見れることがある。
山の上から見る朝焼けや夕焼け、夜空の景色は格別だった。
下界からでは絶対に味わえない心奪われる眺めだった。

この景色120点👏
天の川見えすぎ。

僕は、山登りの経験も数えるほどしかなく、山小屋を利用したこともなかったので、山での生活が一種の修行のような、とても不便で質素なものだと想像していた。
しかし、実際に生活してみると特に不便に感じることも無く、シャワーも定期的に浴びれて、小屋周りでは電波もちゃんと飛んでいて、ご飯も毎日とても豪華なものだった。
山に来る前には想像もしていなかったほど、贅沢な生活を送っていた。
もし何か不満があるとすれば、休暇で下界(街)に下りてしまったら、片道徒歩4時間の出勤が待っていることくらいだろうか笑

話は変わるが、山小屋での食糧や日用品の多くは、ヘリ🚁で運ばれてくる。
山の上で美味しいご飯が食べられることが、どれほど贅沢なことか、どれほどの恩恵の上で成り立っているのかを身をもって知れたことが何よりもの学びだった。

毎回、パイロットは最後の荷物を降ろし終わったら、立ち去る際に手を振ってくれる。
あれ以上にカッコいい立ち去り方を僕は見たことがない。
来世では、ヘリのパイロットになろうかな笑😏

パイロットさんに惚れました。


山小屋では、一緒に働くスタッフとの共同生活だ。家も職場も同じなので、1日のほとんどの時間を一緒に過ごすことになる。
僕は、そんな山小屋を大きなシェアハウス🏠のように感じていた。
経歴も年齢も全く異なる人たちと、多くの時間を共に過ごすことで距離が縮まり、とても仲良くなれた。
そのように過ごす経験は、下界ではなかなかできないように思う。


僕がいた時期は、繁忙期の夏の間だけだったので、春先や冬前の登山客が少ない穏やかな時期を知らない。白銀の雪山に魅了され、ゆっくりと時間が流れる経験をいつかしてみたいと思う。


また会いたいと思える素敵な人たちにたくさん出会い、再び山小屋で働きたいと思える貴重な経験ができた。
山のことがより好きになれた。
小屋で出会った人たち、ありがとう。

またどこかで👋

ジャガイモ頭は私です。

photo by @_rizu_to_sora

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