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「いつか忘れてしまうから。」

最近、僕はカメラを始めた。
そんな僕が、カメラで写真を撮りながら日々感じていることを、今日はここに書き綴ろうと思う。

僕がカメラを始めたきっかけは単純で、カメラで写真を撮ることを楽しんでいる友達が多かったからだ。
そんな彼らに憧れて、僕も始めることにした。

他にも始めるに至った理由がある。
僕の大好きなアーティストさんの曲に、こんな歌詞がある。

開いたアルバムの中に
やっぱり殆ど写ってなかった
シャッター係 譲らない父は外じゃサラリーマン
家ではカメラマン
あたしが生まれた時買ったらしい
フィルム一眼 一番の自慢
最初はピント ズレズレで残念
フラッシュ焚いて真っ白な顔面
「一体何枚とれば気が済むの?」
年頃の娘に呆れられても
「ラスト!もう一枚だけ!」
なんて粘っては片目を閉じて笑ってた
フレーム収まる私と母
その手前カメラ構える父親
写真に残る笑顔は二つ
でもその場に三つ 笑顔があった

MOROHA エリザベス

この歌詞に出会ってから、いつまで経ってもカメラのことが頭から離れなかった。
僕も、大切な人たちの"笑顔"を笑って写真に残せたら良いなと思う出会いだった。

そんな僕が、写真を撮り始めるようになって、気付いたことがある。
本当にかけがいのない瞬間というのは、当たり前のように思える"日常"に転がっているんじゃないかと。

でも人間、そんな愛おしい記憶も思い出も、

いつか忘れてしまうから。

記憶からこぼれ落ちていく儚い日々を、
あっという間に通り過ぎ去ってゆく尊い日々を、
大切に残しておきたいから、
もっと深く味わいたいから、

今日も僕は、カメラを手に取る。

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