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ゲームサントラ紹介#5 「イースⅡ」OST

 『イース』の一作目と二作目はもともと一作として出される予定だったが、開発のスケジュールの都合なのか容量の問題なのか、『イース』『イースⅡ』と分割された。あまりにプレイ時間が短く、それで分量構成が歪(最後のダームの塔がプレイ時間の半分くらい占める)な『イース』に対して『イースⅡ』は分量的に倍加し、魔法も加わりやり応えのある作品となった。この二作は後に何度もリメイク・移植されるが、基本的にセットで一作として発売される。


 『Ⅱ』では当時として美麗なアニメーションの演出のバックに「To Make the End of the Battle」が流れ、それがオープニングを飾る。これはゲーム音楽史において残される名曲であり、怒涛の勢いでゲームとしての前奏曲が流れる。激しい曲調とは一転した、和やかなで可愛らしい「Lilia」が流れる。かと思うとメロディーに哀愁がグッと込められた「A Pathetic Story」「Feel Blue」が今度は流れてくる。そして勢いのいい「Ruins of Moondoria」の後に厳粛な「Noble District of Toal」へと続いていく。
 そして洞窟の雰囲気を持つ「Cavern of Restinee」、前作同様に畳み掛けるように流れていくボスの曲「Proterctors」が冒険を盛り上げていく。それが終わると更に勢いの増した「Ice Ridge of Noltia」、ビートの激しい「Moat of Brunedbless」が響いてきて、気分が高揚してきたところを「Tender People」で癒される。強い曲調ながらどこか哀愁も感じられるメロディーを持った「Palace of Salmon」が続き、更に「Subterranean Canal」「Companile of Lane」をバックに「Don’t go so Smoothly!」な敵を倒しながら冒険を進んでいき、ついに冒険の「Termination」として最終決戦に挑むことになる。
 時間が止まったような優しいオルゴールの「A Still Time」が一時奏でられ、ポップなメロディーの「Stay with me Forever」が奏でられる中、また新たな冒険へと続いていく。
 

To Make the End of Battle

Too Full with Love

Ice Ridge of Noltia

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