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ゲーム感想記#68 New Super Mario Bros. U Deluxe
『New Super Mario Bros. U Deluxe』はWIIUのソフトであった『New Super Mario Bros. U』と『New Super Luigi U』の二本のゲームを一本にまとめたものである。
『Mario U』はお馴染みの2Dマリオの横スクロールアクションゲームである。ゲーム性やワールドマップを進みながらステージを攻略していくのはスーパーファミコンの『マリオワールド』と類似しており、それに慣れ親しんでいる人なら問題なくプレイできる。
『Luigi U』の方もやはりお馴染みの横スクロールアクションであるが、難易度がアップしている。各ステージタイムが100しかなく(その分短くなってはいるが)、操作もクセがかなりある。
また初心救済を兼ねてか、空中浮遊ができるキノピーチとダメージを一切受けないトッテンが二つともの作品にプレイヤーキャラとして追加された。
基本的には多くの人間が連想する2Dマリオそのままである。グラフィック技術の発達によりステージが綺麗になり今まであった童話的な世界観をうまくブラッシュアップさせている(特に雪のステージがとても綺麗)が、今までの2Dマリオとはよくも悪くもプレイ性は同じである。新たな敵キャラの目立った追加もなく、ボスもコクッパ七人衆とクッパJr.とクッパと今まで通り。変身として飛行できるムササビマリオが加わったが、しっぽマリオやマントマリオとそこまで違いは見出せない。
元々、DSの『New Super Mario Bros.』で約13年ぶりの2Dマリオの復活として話題になったのだが、それが同じ2Dマリオの3DS『New Super Mario Bros.2』やWiiの『New Super Mario Bros.WIi』を経て今作がWiiUにおいて発売された。2Dマリオが復活したのはいいが、その後に出てくる作品はそこまで大きな変化はなく、WIIUが出た当時のものはマンネリ感はどうにも否定できなかった。
とはいえ、久々してみたらなんだかんだで楽しく、二作とも隠しワールドも含めた完全クリアを一気にしてしまった。そのプレイしやすさと適度な難易度はやはりマリオの魅力なのだろう。いい感じの歯応えは後作の『Mario Wonder』よりもあるので、気軽にプレイできる作品としてお勧めしたい。