カララ寿町で広がる冬の思い出⌐◨-◨ 〜キットパスで描くウィンドウアートワークショップ〜
合同会社アンドエス代表で、放課後等デイサービス カララ、カララ寿町2事業所運営している安藤です。
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はじめに
寒さが増す12月末、カララ寿町の事業所が心温まるアート空間に生まれ変わりました。12月27日、地域の子どもたちと田方農業高校の学生ボランティア、そしてキットパスアンバサダーの田川さんが集まり、冬のウィンドウアートワークショップを開催しました。
準備から始まるワクワクの時間
イベントの始まりは、窓掃除から。しかし、この準備の時間が子どもたちにとって特別な遊びの時間となりました。まずは養生テープ、普段はなかなかできないテープを思い切り引き伸ばすことが、この日は思う存分引っ張って貼り付けることができる。その新鮮な体験に、子どもたちは何度も「もう一回やりたい!」とリクエスト。窓周りを養生テープで保護する作業が、予想外の楽しいアクティビティとなりました。
未来の保育士?との出会い
このイベントには、将来保育士を目指す5名の田方農業高校の学生さんがボランティアとして参加してくれました。まずカララの活動についての簡単な説明から。若い世代が子どもたちとの関わりに興味を持ち、自主的にボランティアとして参加してくれることは、地域の未来にとって大きな希望となります。
キットパスが紡ぐ想像力の世界
窓に絵を描き始めると、会場の雰囲気は一気に活気づきました。普段はキットパスにあまり興味を示さない子どもたちも、周りの楽しそうな雰囲気に感化され、生き生きと創作活動に没頭していきます。透明な窓というキャンバスは、子どもたちの想像力を存分に引き出してくれました。
カララの新しいシンボル、ノグルの登場
作品の中で特に目を引いたのは、最近のカララのトレードマークとなっている四角いメガネをかけたキャラクター「ノグル⌐◨-◨」。このキャラクターは単なるマスコットではありません。カララでは「ご当地Nouns」というプロジェクトを展開しており、ノグルをかけた47都道府県や市町村の形をしたキャラクターをNFTや缶バッジとして製作する活動も行っています。この取り組みは、デジタルとアナログを融合させた新しい地域活性化の試みとして注目を集めています。
広がる活動の輪
夕方になると、お迎えに来た保護者の方々も子どもたちの作品に興味を持ってくれました。スマートフォンを取り出して写真を撮る姿も見られ、この日の活動が家族間の会話のきっかけとなったことが伺えました。
特に印象的だったのは、ボランティアとして参加した田方農業高校の学生たちからの反応です。「また参加したい」という積極的な声は、活動の意義を実感させてくれる貴重なフィードバックとなりました。
未来への展望
現在、このウィンドウアートワークショップは年に1回の開催ですが、長期休暇中の活動など、さらなる機会の創出を検討しています。定期的なワークショップの開催は、地域コミュニティの絆を深め、子どもたちの創造性を育む重要な機会となるでしょう。
また、このような活動を通じて、カララの取り組みに興味を持つ人々を増やしていくことも重要な目標です。特に、ノグルを活用した地域活性化プロジェクトは、沼津の新しい文化として根付かせていきたい取り組みの一つです。
デジタルとアナログ、アートと教育、そして地域コミュニティの結びつきを深める。カララ寿町でのウィンドウアートワークショップは、そんな多様な価値を生み出す素晴らしい機会となりました。これからも、地域に根差した活動を通じて、新しい可能性を探っていきたいと思います。
このワークショップを通じて、私たちは改めて「創造」と「交流」の力を実感することができました。一枚の窓に描かれた絵は、やがて消えていくかもしれません。しかし、そこで生まれた思い出と絆は、参加者一人一人の心に深く刻まれることでしょう。