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#95 現実化する地方部活動のシナリオ
おはようございます。
年齢が5つ下までは同い年だと思っている安藤です。
さて、今日はちょっと深く難しい内容。
かなり踏み込んだ内容かも知れません
【現場】
まず初めに、
僕は大学1年生の秋から、現在住んでいる地域の中学校のサッカー部の外部コーチをしております。
#天王南中
現在の部員は21名で、長年サッカーをやってきた子から初心者の子まで、様々な子供たちが集まっているチームです。
そして、同じ地区には天王中学校、羽城中学校の2校が存在し、夏と秋に開催される「男鹿・潟上地区大会」ではこの3チームが県大会出場の1枠をかけて戦います。
やはり部活動ですから、その年に入ってくるこのレベルだの、いろんな要因が重なり、毎年どの中学校が優勝するかわからない、非常に現実味がある世界です。
ですが、今年の新人戦。(秋の大会)
我々の耳に入ってきたのは、3チームで合同のチームvs天王南というレギュレーションにしないかという提案。
サッカーは基本11人で行うスポーツですが、天王南以外の2チームは合同にしても1.2年生合わせて7人しか集まらないということ。
すなわち、合同チームに天王南の選手の一部を貸し出して貰えないかということで打診を受けました。
言うなれば、同じチームメイトがその日だけ対戦相手になるという構造。
難しい問題ですね。
このレギュレーションについて、今後保護者の皆さんを含めた議会があります。
おそらく、その場でも確固たる100%の正解は導き出せないと思います。
【ということで僕の想い】
さあ、地方の部活動のいわゆる「衰退」と称されてきたシナリオが現実化してきました。
少子化、核家族化、都市一極集中...
様々な要因がリンクすることで生まれる問題。
そして、国をあげて部活動の外部委託化やクラブ化を進めようとしている。
#ここについてはまた後日 😊
ですが、この変わっていくための期間の中で、今回のような問題は、今後あらゆる場所で増えていくと思います。
それは、サッカーや秋田に限らず、日本全国が迎えなければならない問題。
従って、僕らもこれから多くの決断を迫られることが確実になります。
ちなみに、僕が育った地元のサッカー部は消滅しました。
そして、一時期の僕ら天王南も7人で戦っていた時代があります。
当事者として思うことは、その影響を一番に受けるのは、その時その場の子供たち当人であること。
一番大事にしたいのは選手一人一人の意思。
僕らは彼らの指導者である以上、彼らの意思を尊重したいと思っています。
忘れてはいけない。
見ているだけなんて絶対できない。
僕は彼らと関わった以上、部活という時間が「最高に面白かった」と言って卒業していくことを望んでいます。
#エンタメ屋さん
別に僕は声明が欲しいわけでも、お金が欲しいわけでもない。
ただ、彼らのことが大好きなんです。
現場に立ち続けたからこそ見えてきたものがある。
培った想いがある。
それを他人が理解することは難しいのもわかっています。
「どうせオワコン」「今更もう無理だよ」「君は彼らにとってはどうせ赤の他人なんだよ」
もう何回も言われました。
でも、
過去と現在の大人たちが作ってきた社会のしわ寄せをモロに受ける選手たちを見捨てられることなんて出来なくて、何とかならないかなぁと考え続けてしまうんです。
現実を突きつけられるのはピッチに立つ彼らだから。
んでさ、サッカーって本来は楽しいものじゃん(笑)
僕も、彼らとサッカーをしている時間が本当に大好きで本当に楽しい。
だから秋田に残った。
そんな彼らと歩いていきたい
立派に旅立つ背中を見届けたい
うっせえんだよ。
黙ってろ。
#ほんとに色々言われるんです笑笑
今の僕が無力なのはわかっています
それでも笑顔にしたい
そんな生き方があってもいいじゃん
僕のカラータイマーはあと3年
予想される未来はすぐそこに来てしまっている
時間はない
でもアクセルは正しく踏もう
今の僕にできることを精一杯やっていくしかないよね。
「信じる勇気が世界を変える」
明日も素敵な1日を✨
現場からは以上でーす!
安藤立星