「トラペジウム」感想(人物編②)
昨夜に引き続き、「トラペジウム」を語りたいコーナー。
「東西南北」②
・西の星 大河くるみ
特徴
・原作小説では「萌え袖の女」。あざとさもありつつ、女子からも受け入れられる外見。
・ロボット×美少女という話題性抜群の組み合わせ。
・目立つ事に対しての忌避感が強い。
・グループ内唯一の理系。
印象的なシーン
・東ゆうの「東西南北」プロジェクトが実を結び、アイドルとして一歩を踏み出そうという時に、華鳥蘭子に「自分にとって何を優先すべきか悩んでる」と打ち明けた時、「トラペジウム」が単純な青春群像劇をやってる訳でない事に気付かされました。
このやり取り、私自身が南さん(華鳥蘭子)と似た考え方を持ってましたから一緒に論破されてしまった気になりました。
総評
人気もあってそのままでも将来なりたいものになれる大河くるみと、なりたいものになる為に奔走する東ゆう。「東西南北」プロジェクトは最初から大河くるみありきで始まりました。
北の星、亀井美嘉がくるみの事を知っていて憧れた事を思うと、序盤の物語が彼女によって回っていたのだと気付かされます。
それにしても、大河くるみさんの言葉は自分にはとても新しいもので、それでいて含蓄があるなぁ、と思います。こうやって感想を書こうとしても、彼女の感性を持たない自分には上手く伝えられなくて。
「方位自身」は映画のEDとサウンドトラックで聴きました。この部分は本当に色々な意味に取れて。声優の羊宮妃那さんの歌声が暖かく、映画本編の出来事を包み込んでくれます。
「トラペジウム」は登場人物の一人一人を知る事ができて良かったと思える映画ですよね。
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