【開発秘話】待望の新機能実装の裏話を聞いてみた
ANDARTは先日、ある機能をリリースしました。
それは"売却オファー"と呼ばれる機能です。
"売却オファー"って何のこと?
ANDARTでは、オーナー権が完売したのち、会員間売買が開始されます。
会員間売買とは、オーナー権を持っているユーザーから、別のユーザーがオーナー権を購入する機能のこと。
以前まではこの会員間売買において、"購入オファー"(オーナー権を買いたいユーザーが希望する価格で、オーナー権を持っているユーザーに購入オファーをすること)のみ利用可能でした。
しかし今回の機能追加により、 "売却オファー"(オーナー権を持っているユーザーが希望する価格で、オーナー権を買いたいユーザーへ売却オファーをすること)が可能になったのです!
今回は、この開発に携わってくれた二人の方に開発秘話をお聞きしたいと思います💐
満面の笑みのお二人🌱 (左:システムの根幹を作られたHさん 右:エンジニアのサポートをしてくださったFさん)
構想〜開発段階
👤社内含め、沢山の方が待ち遠しくしていた売却オファー機能ですが、そもそも構想はいつ頃から練られていたのでしょうか?
Hさん「去年の7月頃に構想を考え始め、9月頃には開発が始まってましたね。」
👤そんなに前から始まってたんですね
Fさん「元々ユーザーからのご要望が多かったこともあり、いち早く実装させたいと考えていました。取引と言っているのにもかかわらず、買いたい側の交渉力が強かった状態なので、優先度は高かったですね。ベータ版として始まった購入オファーの機能を実装して、既に1年が経過していましたし。」
👤開発において、特に大変だったことはありますか?
Hさん「リリース間近に、デザインの大幅な変更があったことですかね。それまで完成しかけていた案が割とひっくり返った感じだったので、直後のリリースに間に合わせるために急ピッチで進めました。」
Tさん「確かにそうでしたね(笑)いくらで売却オファーを出すべきなのか、という基準をより分かりやすくするためのデザイン調整だったので、必要な変更だったとは思いますが大変ではありましたね。」
リリース後の変化
👤 リリース後、サービスにどんな変化が起きましたか?
Fさん「売却オファー機能の実装前と比較して、作品の単価が上がりました。また、会員間取引のGMV(円/月)が過去最高を達成し社内でも話題になりましたね。ANDARTを利用してくれているユーザーにとっても社内にとっても、かなり良い機能追加だったのではないでしょうか。」
ANDARTのエンジニアの働き方
👤ANDARTは業務委託として働かれている方が多いですが、そのようなチームを動かすために、意識されたことはありますか?
Hさん「ありますね。フルタイムでは無い方が多いのでそれぞれ稼働時間が異なりますし、連絡も常に取れる訳ではありません。そんな状況でも皆がスムーズに業務を進められるよう、タスクの切り分けをして個々でちゃんと開発できるようにしていました。タスク配分やスケジュール決めにおいても、開発に必要なタスクを全部洗い出した後、メンバーの稼働時間やスキルを鑑みて調整していましたね。」
Fさん「ドキュメントに残す文化が徹底されている点も、業務委託の方もキャッチアップしやすい理由になってるんじゃないかなと思います。僕は初めてのプロジェクト開発だったのですが、ドキュメントのお陰で仕様についてかなり理解を深められました。また週1回開催された定例など、全体的にコミュニケーション量が多い環境が整っていたので、疑問が浮かんだ際にすぐ聞くことが出来、とても助かりました。」
Hさん「定例は本当にあって良かったですね。仕様の漏れの洗い出しを定例で入念に行っていたからこそ、その後の開発の滞りも減ったなと思います。あと、PMの方が図式化してくれたりドキュメント整理をやってくれたお陰で、エンジニアが企画側に伝える手間が省けたのでとてもやりやすかったです。」
Hさん「あと、ちゃんとチームとして機能してるなと思ったのは、やることとやらないことをちゃんと明確化していたことですね。優先順位を常に意識しながらやれたのはとても良かったかなと思います。」
Hさん「一方で、設計をもっと詰めてから開発を進めるべきだったという反省もありますね。開発を進める段階で設計の修整が必要になったことで、スケジュールが後ろ倒しになってしまったので」
ANDARTのエンジニアに向いてる人って?
👤ANDARTのエンジニアには、どんな方が向いているか教えて下さい。
Hさん「ANDARTはスタートアップなこともあり、どんなサービスにするべきなのか、したいのかという部分まで意見することが出来ます。そのため、サービスのグロースにも携わりたい、業界を盛り上げたいと思われる方は、よりやりがいを感じやすいのではないでしょうか。また、エンジニアとして働いた場合でも"ユーザーの方と一緒に作っている感覚"を感じやすいサービスであると思います。この点もやりがいの一つですね。」
Fさん「確かに、実際に使ってくださっている方の反応を見ながら開発できるのはとてもやりがいがありますね。SNSでリアルな反響を目にしたりすると、やって良かったなと思います。」
おわりに
👤 最後に、個人的にいつか実装したい(して欲しい)機能はありますか?
Fさん「自分の資産がいくらになったのかが見ることが出来ると嬉しいですね。なので資産推移のグラフが欲しいなと思います。」
Hさん「具体的な機能というよりは、僕はサービスの世界観が好きなので、この世界観がもっと広がってくれると嬉しいですね。自分の持っている絵を誰かに自慢して、それを通して興味を持ってくれた人が増えたりだとか。」
やっぱり満面の笑みの二人🐈
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