【HRコラム#09】イソップ物語から考える「物事の捉え方」
こんにちは。HRチームの青木です。
日を追うごとに暑さが増し、いよいよ夏本番。
今年も、息子とボディーボードを楽しむ季節がやってきました。いつまで一緒に遊んでくれるのかな…今を大切に過ごしたいと思います!
さて、今日は、WLI(ワーク・ライフ・インテグレーション)をよりよく生きるためのヒントとして、「物事の捉え方」をテーマにお話をしたいと思います。
(この記事は2021年7月20日にFacebook・Insta投稿されたものを一部修正し移行しております)
自己分析フレームワーク「WillCanMust」
自己分析によく用いられるこちらのフレームワークを知っていますか?
Will:やりたいこと
Can:できること
Must:やらなければならないこと
これはワーク、ライフどちらの視点でも当てはめてみることができる考え方で、この3つの輪が重なる箇所が大きければ大きいほど、いきいきと「生きがい」や「やりがい」を感じられる、というシンプルかつ深いフレームワーク。&donutsの目標管理でも採用してます。
3人のレンガ職人のお話
重なる箇所を大きくするための方法はいくつかありますが、今回は私の好きなイソップ物語の中の「3人のレンガ職人」を例に考えてみます。
旅人が出会った3人のレンガ職人に尋ねます。
「ここで何をしているのですか」
3人の仕事(=Must)は同じで「レンガを積む」こと。仕事の内容は同じなので、賃金もほとんど変わらないのです。でも、その仕事の捉え方(目的)が異なり、それぞれが異なった回答をします。(詳しくはぜひ本を読んでみてくださいね!)
今目の前にある自分のMustに対する意識を変えるだけで、「やらされ感」から「やりがい」に変えられる可能性があるのです。ちなみに、この3人のレンガ職人の違いは「物事の捉え方」だけではなく、後の「結果」にも現れます。
同じことが、私たち一人ひとりの今目の前にある「仕事」や「働く」にも言えるのではないでしょうか。
仕事があり働く事実は同じですが、そこには各自の捉え方が加わり、見え方に違いがあらわれます。やれと言われて仕方なくやっている、大変だけれど対価がいいからやっている、クライアントの喜ぶ姿や、更にはその先のより未来につながればと思いやっているなどなど。あなた、そして周りにいる同僚は、どんな捉え方をして働いているのでしょうか。
物事の捉え方をほんの少し変えるだけで、いきいきとした気持ちになれるってとてもお手軽な上にいいこと尽くめなんです。時間や費用をかけて、じっくり難しいことを学ぶ必要もありません!
出来事に対しての考え方で感情が変わる
この考え方は有名な米国の臨床心理学者の理論にもあるので、興味がある方はアルバート・エリス「ABC理論」をご参照ください。
もちろん、気持ちを切り替えることがそう簡単なことばかりではないことは重々承知してます(笑)。それでも、数あるMustの中に、どんなに小さくても自分のWillに共通するものを見つける努力を続けることで、いつしか物事の捉え方が変わり、3つの輪の重なりのサイズもぐんと変わります。これまでグレーにしか見えなかった景色が、彩り豊かなものとなることもきっとあるはずです。
Let's try!
何が起こるか分からない不確実性の高い時代だからこそ、「物事」を変えるのではなく物事の「捉え方」を変えるスキルも身につけて、WLIをより主体的に楽しみたいものです。
次のコラム(7月19日)もどうぞお楽しみに☆