短時間労働者も社会保険適用に! 3名のメンバーの事例を紹介
こんにちは。&donutsプロジェクト広報担当の近藤です。
早いもので2023年も2カ月が過ぎましたね。昨年は働き方に関連する法改正が多い年でしたが、その中でも10月からスタートした短時間労働者に対する「社会保険適用拡大」は、パートタイマーのような時短勤務をする人たちにとって、働き方を考えるきっかけになったのではないでしょうか。
この法改正による適用拡大は、企業の従業員規模によって導入義務の時期が異なります。
当社では2024年10月から対象となりますので、法律上はまだ社会保険適用拡大の義務はありません。
しかし、メンバーのより働きやすい環境の整備は重要なことだと捉え、2021年10月から労使合意による制度を使い、所定労働時間週20時間以上の従業員に対して社会保険適用を前倒しで導入しています。
なぜ前倒しで導入することになったかはこちらの記事をお読みください▼
https://note.com/andonuts/n/na2a5d932838e
&donutsメンバーは運営元の株式会社イノベーター・ジャパンが直接雇用しており、短時間勤務者も多数在籍しています。
今回は、社会保険適用の前倒しによって社会保険加入となったメンバーと、働き方を見直すことができたメンバーの事例を紹介していきます。
短時間勤務メンバーの働き方や悩みとは?
<Aさんの悩み>
仕事が評価されて給料が上がることはうれしいけれど、収入が130万を超えてしまうと夫の扶養から外れ、自分で国保に加入しなければならないのが悩ましい
社会保険に入ることができる基準の週30時間勤務は、家事や育児をしながらの今の生活では難しい
<社会保険適用後は?>
復職してから1年が経過し、育児も落ち着いてきたので、週4日勤務に勤務日数を増やした
社会保険に加入したことで会社の健康診断も受診できるようになり、健康面でも安心して働けるようになった
<Bさんの悩み>
扶養の範囲内ぎりぎりでの勤務だったため、急遽対応しなくてはならない業務が入ると想定していた勤務時間がオーバーしてしまうことがあり、その分を他の稼働日で時間調整する必要があった
上記のような業務時間の管理を日常的に行わなくてはいけないことが、ストレスにもなっていた
<社会保険適用後は?>
社会保険に加入できたことで扶養の範囲内に収めることを心配をしなくて良くなったので、業務時間の調整がしやすくなった
社会保険に入れたことで年金などの将来的な保障も得られるようになり、安心して仕事ができるようになった
<Cさんの悩み>
部署異動したことで業務時間が想定より増えてしまい、扶養の範囲を超えてしまうことが分かったため、社会保険が適用になるように週30時間に勤務時間数を増やしていた。しかし、子どもを学校に送り出して、すぐに仕事に入らないといけないため、時間と心に余裕がなかった
育児と家事にももう少し時間が取れるように、本当は週30時間より少し勤務時間を減らしたいと思っていたが、週30時間に達しなければ社会保険から外れてしまい、より自己負担の大きい国保への加入対象者になってしまう
<社会保険適用後は?>
週26時間に勤務時間を減らせたことで、1日の稼働時間は7.5時間から6.5時間に。家事の時間を確保できるようになった
子どもの送迎などにも余裕を持って時間が使えるようになり、心にも余裕ができた
時代に合わせた制度導入を進め、多様性のある組織へ
3名とも社会保険に加入したことで、時間調整がしやすくなり、自分のライフスタイルも見直すことができるようになりました。また、会社負担で健康診断が受診できたり、傷病手当金や出産手当金などの保障も受けられるようになりました。健康保険組合の宿泊やレジャー等のサービスやサポートを受けられるようになったことで、QOLが向上したとの声もあがりました。
実際にスポーツジムやインフルエンザの予防接種費用の補助などを早速利用してみたメンバーもいます。
会社としても繁忙期に人員の確保がしやすくなり、生産性も上がっています。
当社では柔軟な働き方を採用しており、勤務時間も自身のライフスタイルに合わせて自分で設定をしています。しかし、国の制度等の関係もあり、必ずしも自分の理想の働き方になるとは限りません。当社で早期導入を決めた短時間労働者の「社会保険適用拡大」はメンバーの希望の働き方を後押しする制度となっています。
個人の価値観を尊重し、今後も多様性のある組織を目指していくために、時代に合わせて会社としての制度も整えていきます。
採用情報はこちらから
https://www.andonuts.jp/recruit/