昨年度の振り返り#5価値のカタチ展
こんにちは安藤研の4年河井です。
2週間ぶりの投稿となりお待たせしてすみません。
今回は今年の3月に行われた価値のカタチ展のお話です。
この「価値のカタチ展」は安藤研展とも呼ばれ毎年3月にその年の卒業研究の成果を外部の方に見ていただく展示会です。ここ数年は企業様のオフィスやイベント会場をお借りして開催しており、100名を超える方にご来場いただいています。毎年学生との交流や企業様の講演会などが多くの方に好評です。
今年のカタチ展はコロナウイルスの影響でオンライン開催となりましたがYouTube会場とzoom会場の同時展開というオンライン展示会として新しい形の提案となりました。それも開催2週間前での変更でした。
元々は株式会社メルカリ様のオフィスのイベント会場をお借りして開催される予定でした。予定していた展示会内容は
・株式会社メルカリ様と株式会社メルペイ様からお一人ずつのご講演
・安藤先生のご講演
・卒業研究の展示
・3年生の授業内制作物のボード展示
・懇親会
です。
価値のカタチ展は毎年3年生が主体となって企画運営をすることになっていて、コンセプト決めから展示企画、デザインや当日の運営まで全てに責任を持って行います。
今年は「変革経済」という大きなテーマを先生にいただき、そこから発想を膨らませて「価値のカタチ展-UXデザインと変革経済-」というタイトルになりました。
実際の作業はPMを頭に立て、企画班、グラフィック班、レイアウト班、広報班と4つの班に分け作業をしました。
企画班では「UXデザインと変革経済」というテーマを感じとってもらえる展示企画を考えます。今回のテーマを私たちでは「人の価値観や好きなこと、得意なことなどその人を構成しているアイデンティティに衝撃を与え変革のきっかけを提供する」と解釈し、展示物をただ見ていただくだけではなくそれが来場者様の変革のきっかけとなるような仕組みや工夫を考えました。
グラフィック班ではこの展示会のタイトルロゴや宣伝チラシ、パンフレットなど実際に見てもらう、手に取ってもらうデザイン物の作成の担当です。実際にこのような成果物が仕上がりました。
レイアウト班は展示会場のレイアウト作成です。会場の寸法を細かくデータ化して当日に使う机や椅子の備品のサイズや数から最適な会場レイアウトを作成します。企業様の会場をお借りするので準備時間は短いです。そのため会場であーだこーだと考える時間はなく事前に展示トラブルのないように準備しておく必要があります。
広報班は各SNSを使った宣伝活動の担当です。事前の準備段階から広報していくことでより多くの方に知っていただく、参加を迷っている方の背中を押す、当日までの期待感を高める、などの役割です。
1月から本格的な準備が始まり、てんやわんやとなりつつも3月の開催に向けてみんなで頑張っていました。
しかし開催2週間前にコロナウイルスの影響でオフラインでの開催ができなくなってしまいました。「しかしそんなことではめげない安藤研」(byゼミ長寺田)すぐさまオンライン開催を決め企画を考え直しました。オンラインでの展示会という新しい形を模索し、オフラインでの展示会の良さは?逆にオンラインだからできる良さは?完全にイレギュラーな状況でしたがUXデザインの研究室らしくどんな体験を提供できるのかを考えました。その結果YouTube会場とzoom会場の二つでの開催という結論に至りました。
ここからが超忙しかったです。誰もYouTube配信のノウハウも知らず、配信の方法を調べるところからオンライン展示会の準備が始まりました。配信の方法、必要機材の洗い出し、トラブルの想定とその対策、当日のタイムスケジュール、、、、、、、配信に関して超仕事しました。僕。
そのほかにも展示の方法や来場者様への説明や周知などオフラインからオンライン会場への移行にも多くの仕事がありました。また、この前代未聞(?)の形式での開催、当日にパンフレットをお渡しできないなどの理由から急遽studioを用いた価値のカタチ展webサイトの作成も決まりました。
数日でデザインしてイラスト書いて形にしていくグラフィック班の彼ら彼女らには感服しました。ほんと。
また、動画コンテンツということですのでOPやEDのアニメーション、CM動画や場面転換で用いるアニメーションなど多くの動画素材も制作しました。話をして数日でアニメーション作って持ってきてくれるんですよ。すごい。
先輩方にも急な変更と言うことで卒業研究の疲れもある中ご協力いただきました。先生やご登壇していただく方々にも多くのご協力をしていただきました。その結果大きなトラブルなく(反省や後悔は多くありますが)最後まで配信することができ、ご覧頂いた皆さんに今年の価値のカタチ展をお届けすることができました。
今年のカタチ展はイレギュラーな形式となりましたが、ご参加いただいた方々からの評判も良かったと聞いています。安藤研究室らしく柔軟に何事にも楽しんで前向きに一丸となって取り組んだ結果だと思います。
個人的な話
一応ここまでは安藤研究室のまとめ的な感じで書いてきました。ここからは個人的な感想や3年生に向けて書いてみます。
僕(4年河井)は始め主に企画班として活動していましたが多くの思い出はオフライン開催中止になってからのことです。「オフライン開催中止、オンラインでやろっか、どうする?」の段階から役職不明ながらも実質NO.2とも言えるぐらい仕事しました。PMだった寺田と一緒に先生と会議をし、各班に仕事を振っていろんな物作って、作ってもらって。ほんとあの二週間は超忙しかったしみんなにも迷惑かけたなと思っています。でも仕方ない。時間がなかったんだもの。みんなの凄さに助けられながら準備して、大きなイベントを企画運営する楽しさを知りました。それまでは研究室の中でも存在感のない研究室生活を送っていましたがこのイベントで研究室に馴染めたんじゃないかなと思ってます。
最後に
今安藤研ではいくつかの研究室選びのサポートを企画してます。直近では4日にzoomでの相談会を企画しています。詳細はmanaba経由で先生から連絡がいっていると思いますが研究室選びサポートのHPから詳細を確認してください。TwitterでのDMや質問箱でも質問をいつでも受け付けています。
3000字近くの大ボリュームになりましたがここまで読んでいただきありがとうございました。オンライン展示会についての細かい経験や感想は後日僕個人のnoteでも書いてみたいと思っています。