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地元の路線が廃線に|おめざブログ
自分の実家は福岡県朝倉郡東峰村という小さな村にあります。2017年、西日本豪雨で被害を受けた地域です。現在でも復旧工事が進められている最中なのですが、村を通るJR日田彦山線の廃線がこの度正式に決まりました。
自分の実家は、村に3つある駅のひとつ、宝珠山駅の近くにあります。小さい頃からこの路線にはお世話になっていました。特に高校時代には、宝珠山駅から日田駅まで毎日通学で利用していました。
利用者が少ないため、いつも1両か2両編成。停車するのは1時間に1本程度で、終電は夜の8時台。鉄道復旧の議論に時間がかかったのは、仮に復旧したとしても採算が取れないため、JRと村との間で意見が衝突していたようです。
今年のお正月に宝珠山駅に立ち寄りました。無人駅なので、ホームまで勝手に入ることができます。水害から2年以上経っているので、線路沿いは野草で荒れています。
しかし待合室には、綺麗な松の飾り物が置かれていました。誰が置いたのかは分かりませんが、少なくとも駅の建物はこうして生かされているんだと感じました。
廃線が良かったのか悪かったのか、いろんな意見があると思いますが、自分ひとりだけでも「もう乗れないんだ」という気持ちと写真を残しておきたいと思い、ここに書きました。
線路側からみたホーム。運行していたときでも線路の脇を歩いていました(2018年春)
近くの踏切から撮った写真(2018年春)
待合室。松の飾り物が置いてある(2020年1月)