マルセイユタロットしか使わない理由
こんにちは
発達障害で元引きこもり占い師の安藤オーカーです
今回は私がマルセイユタロットにこだわる理由についてご説明できたらと思います
・マルセイユタロットとは?
マルセイユ版のタロット、通称「マルセイユタロット」とは16世紀から18世紀ごろのヨーロッパで主にカードゲーム用として生産されていたカードの一種を元にしたものです
現在広く使われているタロットは20世紀初頭に作られたウェイト版タロットが元になっているのでそれよりも古いタイプといえますね
大きな違いは 絵柄(古風)・大アルカナの数字の並びが一部異なる・数札はエレメントだけで人物無し の三点でしょうか
マルセイユタロットの大アルカナの絵柄は中世ヨーロッパの版画風の素朴な絵柄で小アルカナは宮廷カード以外はカップやコインだけで描かれるシンプルな構造なのも特徴です
・マルセイユタロットの魅力とは?
私にとって一つ目の魅力は「シンプルさ」です
特に小アルカナの数札は棒・剣・杯・硬貨といったスートが並ぶだけで非常にシンプルで大好きです(修飾はもちろんありますが)
この「数」と「スート」の組み合わせでリーディングしていくやり方はは数秘術の補助としてタロットを導入したかった私にはぴったりでした
また大アルカナの絵柄には「視線」があるのも私にはとても魅力的です
ウェイト版タロットと異なりマルセイユタロットの人物たちは正面だけでなく左右に視線を向けているのでリーディングする際に「物語」を読みやすいんです
そして何より一番の魅力は「自由度が高い」こと
マルセイユタロットはウェイト版タロットのように最初から特定の人物によって作成されたカードではありません
もちろん当時の世相や宗教観は反映されているはずですが、貴族の高級品から一般向けのプレイカードとして使われていった歴史や図案の変遷からみても「最初から完成した形として作られたものではない」という背景は私にリーディングに幅を持たせてくれます
・なぜマルセイユタロット一択なのか?
タロット占い師さんたちはいろんなデッキを扱われる方が多いと感じていますが、私は今までもこれからもタロットはマルセイユタロットのみ使用していきます
もちろんマルセイユタロットといってもいろいろなデッキがありまして、私はその中でも三種類を占いに使っています
特に気に入っているのが画像にも使用している CBDタロット です
イスラエルの量子物理学者で哲学者でもある ヨアブ・ベン・ドブ博士が1760年制作の伝統的マルセイユ版でニコラ・コンヴェル版をベースに復刻・再構築したタロットです
リーディングしやすい鮮やかな色彩とはっきりした絵柄が特徴的
なぜマルセイユタロット以外を使わないのかと聞かれたら、多分「私にはこれが合っていたから」と答えるでしょう
発達障害由来でもありますが、私はこだわりが強い傾向がありまして一度気に入ったらそれを使い倒すという習性があります
今後マルセイユタロット以外のデッキを手に取ることはあるかもしれませんが占いに使うのはマルセイユタロットのみです
以上「そういう占い師がいてもいいんじゃない?」というお話でした