育児苦手なわたしが終日ワンオペを乗り切れた話
子供を産んでおいて何をいってんだ、と言われそうだし、日々ワンオペで、専業主婦で朝から晩まで子供と向き合っている方からすると怒られそうな話ですが、あえて話してみようと思いました。
こんな人でも育児やってるんだ・・・みたいなことを知って、自分の育児に悩みがちな方々に自身をもっていただければ幸いです(笑)
生まれたらどうにかなるという希望が打ち砕かれた
子供産むまでは、子供は苦手でした。なので30代はずっと子供を作ることから逃げるように働いていて、そして40歳で出産。子供をつくることにトライした理由も、人生一回だけだし、一度経験しておくか、仕事の肥やしになるかもしれない、という不純な動機ですが、幸運に見舞われて出産。
妊娠してもいつ母性愛とか湧いてくるのかなと言う感じで出産を迎えて無痛分娩で産みの苦しみをあまり味会うこともなく出産。
出産後はホルモンバランスの崩れと寝不足で子供をかわいいと感じる時間はとても短くて、それよりももう仕事復帰できないんじゃないかという妄念にとらわれて日々悶々と過ごしてしまいました。
そんなわたしをよそ目に、わが息子氏はすくすくと育ち、今思えばあまり手のかからない(手をかけなかっただけか)育ちやすい子だったと思います。
なのである意味、自分のことを考えてればよかった1歳までの時間でした。
でもやっぱり、苦手なままだよね、という自分がそこにいました。。。。
育児のしんどさは動き出してからが本番だなと
1歳を過ぎたことから、歩きだしたのと自我が強くでてきて、かまってかまってが激しくなってから、本当に息子と過ごすことが辛くなってきました。
もちろん、死ぬほど息子のことは愛していますが、やっぱりしんどいものはしんどい。
何がしんどいというと、
・ずっと目をはなせない、自分のことが考えられない
・何をやるにしても細切れで集中力がズタボロにされる
・おんなじ絵本読んでとか、抱っこしたら下ろすとか無限のリピート地獄
つまり自分のペースを崩されることがわたしにとっては本当にしんどいのです。仕事をしていると部下から上司から「ちょっと・・」的なことはよくありますが、そんなものは比ではない、「子供はずっと自分をみていろよ、それがあたりまえだろ」がデフォなオレオレちゃんが、24時間いっしょにいるのです。
配偶者の性格により救われていた
配偶者は家事育児ができる人です。そのへん本当に恵まれているなと思っているのですが、その他のことを考えると・・・(以下略。配偶者もこの記事を読むだろうと思うので)
とりあえずはい、恵まれているということにしましょうw
配偶者も自分も自分のペースでやりたいことをすることに至上の価値を置いていたので、お互いそのマイペースに振る舞えない苦しみは一緒で、「自分の時間」を至上のものとして、交代で子供をみて片方は自分の時間を満喫する(何をするかは自由)で日々やりくりしていました。
またどちらかというと配偶者のほうが子供と一緒にいることが得意な気がしました。子供の意思をある程度遮断することができるタイプで(そこは性差もあるのでしょう)子供が少し泣いていてもほっとく、みたいなことができるからかなと思っています。
保育園も配偶者の手助けもなしで1日乗り切れたのは
二人で自分時間を切り盛りしつつ、なんとか保育園のない休日もやりきっていたのですが、ある日配偶者が趣味のイベントで終日不在にしたいと。
なにいってんだよ、こんなオレオレかまってくれよモンスターを1日ずっとみていろっていうのかよう、と泣きそうでしたが
わたしのヨコシマな心が
「ということは、次わたしも1日フリーで出かけられるよね」
みたいなことがひらめいたので、終日ワンオペ、やることに決めました。最近副業が忙しくて、配偶者に子供をみてもらう時間が多かったこともありますし。
人や地域に頼りつつ
でも、終日ワンオペが迫ってきた1週間前から胃が痛くなってきました。保育園本当に神だよ感がマックスになり、シッターを頼もうかと思っていましたが、一回ちょっとやってみてどんなものか試してみたい心もありました。
歩き出す前は育休で日々ワンオペもやっていたので、できないはずはない、多分。
そして当日、午前中は常に歩き回る息子を追いかけつつ家事をこなしながらなんとか終えたらもう12時すぎ。
ちょっとで終わることも、息子のかまってかまっての相手をしていたら、倍以上かかってしまう。そして何かしらこぼして汚して家事が増えていくのです。このペースを乱されるのが、かなり辛いです。
お昼は近所の知り合いの飲食店のランチの遅めの時間を狙って連れて行って、離乳食を食べさせながらランチをしました。
ゆっくり食べれないのですが、店の人がかまってくれたり、知っているお客さんとも少し話して、遊んで貰ったりとするだけでかなり気持ちが違います。子育てにゆるいつながりは本当に大切。
その後は近くの図書館の幼児コーナーで過ごしました。子供用にゆったりとしたスペースがあるので、息子が暴れても大声をだしても気にせずにいられるのと、図書館の方々も子供にとても優しい。おむつの替えられるトイレもあって、なんといっても冷暖房完備。寒い日だったので、公園よりもこういったところがありがたかったです。
やっぱり苦手なことは苦手
夜ご飯とお風呂を終えて、子供の寝かしつけをしたらようやく終わり。
その後一日を振り返ってみましたが、それなりに楽しく過ごせた感じがしました。1歳の息子の日々変わりゆく成長の小さなひとつひとつをたくさん感じることができました。それは今ほんの短い時間だけで、すぐに消えてしまう儚いものです。
図書館の絵本で、太陽や動物たちが「あはは」と笑う本があり、息子は少しだけ声をだして笑いました。このため息のような小さい「あはは」はもう少し大きくなると聞けなくなるでしょう。
それ以降、少し息子との関わりを以前より前向きに捉えられるようになったような気がしました。
でもやっぱりこれが毎日とか毎週だとかなり辛いと思います。配偶者と時間を上手くシェアして、お互い自分の時間を確保することが、今の3人のベストかなと改めて思いましたね。
苦手なことは苦手だけれど、子育てに関しては期間限定なので、小さな喜びを見いだしつつ割り切るところは割り切って、家族はもちろん、人や地域にも少し手を貸して頂きながらなんとかしていけたらいいんじゃないかと思いました。
ここまで読んでくださってありがとうございました。
それではまた次の記事で。ごきげんよう♪
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