仕事は1つでなくてもいいと気づいた話
思い込みや先入観の力ってすごいなと、日々クライアントとコーチングセッションをしていて思いますが、人の思い込みよりも自分の過去の思い込みのほうが、あとで振り返って見ると信じがたいものがあったりします。
の続きになり、
のvol.11になります。
今回は育休上げすぐ転職するこをと決めて、エージェントに登録してからのお話になります。転職を考えている人や、副業やパラレルキャリアに興味のある方には是非読んでいただきたいと思います。
新しいスキルを仕事にしようとしたものの
転職エージェントへ登録しましたが、最初の仕事探しの軸はコーチングの仕事でした。
育休中にコーチの資格を取り、クライアントを少しづつ獲得していきましたが、人々の成長やキャリア育成をサポートしていくことにこれまでないやりがいを感じてしまったので、コーチングを仕事として働きたいと思いました。
ミドルエイジが新しくつけたスキルや資格を仕事にするために転職するのは実は悪手なのですが(今までの経験の価値が通用しない、未経験として扱われる)マネジメントの経験は10年近くあり、その経験を生かすことが強みになるとコーチングセッションを重ねるごとに確信していました。
その時主にわたしがクライアントとしているのは個人事業主や経営者、中間管理職の方々です。人を使うことの難しさを日々感じながら、売り上げ目標などの高い目標達成を強いられる立場の人たちです。
同じ立場を経験していることで、考え方や置かれている状況の理解ができるし、その時の悩みにも深く共感できるからです。
コーチは個人で顧客をとるのと、組織に属して仕事をするのと2パターンあります。
前者は集客が難しいと思い(マーケティングをしているので、集客の難しさは身に染みて知っています)後者を想定してはじめました。
今まで築いてきたキャリアを生かしたい
書類審査がとおって、コーチングの会社の面接を受けたときに、面接官と和やかに面接しているときに、何か心に引っかかりを感じるようになりました。手を動かす度に、袖のボタンにあたる、みたいな些細な違和感ですが、度重なるごとにその存在が大きくなってきました。
面接が終わったときにわたしが強く感じたのが
「今までやってきたマーケティングの経験を捨てたくない、それ以上にもっと発展させたい」
という気持ちでした。
今までの経験が勿体ないという気持ちよりもより強かったのが、もっと発展させたいという気持ちです。座学ではなく仕事を通して実際の現場で経験を重ねることで見えてくる世界がある、ということに喜びを感じていたので、それをどうしても捨てたくなかったのです。
どっちもやればいいじゃないかという選択肢
転職活動の仕事の軸を見失って迷いかけたので、数回セルフコーチング(自信への問いかけを繰り返すこと)をやってみて
わたし、コーチングもマーケティングもどっちもやりたい
という結論に至りました。
その結論がまたわたしに新しい悩みをもたらしました。
当時ついていたコーチが(コーチも自分の成長のためにコーチをつけるのです)厳しい目標達成意識をもっている方だったので、AかBかどちらかを選んで選んだほうに全力を尽くす、という考えでサポートをされていました。
また、ひとつの仕事をやり抜く、というキャリア観をよしとする思い込みが自分の中に強くありました。
だから自分の「どっちもやりたい」という気持ちは、どっちつかずで中途半端なものだと感じ、また悩んでしまいました。
再度考え抜いて、自分の「どちらもやりたい」という気持ちに従おうとう方向と、違和感があったらまたやり直せばいいという考えのもの、結局はどっちもやることに決めました。
どっちもやって見えてきたもの
決めたら行動が早いので、本職をマーケティングの仕事として、新規事業開発のなかで見知を生かす仕事を決めて、夜と休日でコーチングの仕事をすることになりました。
初めて見て、ちょうど3ヶ月ですが、どっちもやったのが正解だったと思っています。
もともと複数のプロジェクトをマネジメントすることが好きで得意でしたので、自分にこちらの方があっていたんだと思います。
一つに絞るともう片方に未練が残って旨く集中できなかったかなと感じています。
また、異なるタイプの仕事をすすめていても、共通する部分があって、両方が上手くシナジーを出しているように感じました。
マーケティングの仕事でも、入社した当初はヒヤリング中心になってきますので、コーチングで使う傾聴と質問するスキルが大変役立っています。
コーチングでもマーケティングは集客のために必須です。そこでの知識があったからこそ、少しづつクライアントを獲得できていると感じています。
今、政府も副業を推進し、パラレルキャリアを選ぶ人もどんどん増えています。
異なる仕事を生業とする、というのは時間のやりくりなど課題はたくさんありますが、それ以上に得る部分が大きいと感じています。
もし、一歩を踏み出せない人も、小さく始める、というところからトライしてみてはと思います。失敗しても必ず経験として、あなたの大切な財産になります。
ここまで読んでくださってありがとうございました。
それではまた次の記事で。ごきげんよう♪
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