見出し画像

プロとは、レアなイベントに備える人

アンドエトの星野です。6月にTwitterを始めて、少しづつ、いろいろな人と繋がり始めています。その中で、初期の初期からアンドエト【公式】をフォローしてくれている人の中に、パパdeナースさんがいます。

パパdeナースさんのTwitterを拝見すると、専門雑誌や書籍から、日々最新の医療看護の知識をアップデートされている様子が分かります。消化器ナーシング、整形外科看護、ハートナーシング、オペナーシング。淡々とインプットし、Twitterでアウトプットする姿勢は、感じが良いなあと思っていました。

私たちの本「周術期英語コミュニケーション」も一番最初に買ってくださり、一番最初に感想をTwitterにあげてくださいました。第1号です。これを読んだときは、本当に喜びました〜。会ったことのない遠い存在の読者さんから、ポジティブな応援メッセージをもらえるのって、こんなにも嬉しいものなんですね。

そしてまた今回、iPadを使っての本書の使用方法をTwitterでシェアしてくれていて、私たちも大変参考になりました。確かに、本に書き込むのではなく、デバイスを使って勉強したい人もいます。アプリ版や電子書籍版が欲しいというご意見も頂きます。そんな中で、パパdeナースさんは ”iPadを使った本書の利用方法” を、”こういう使い方もできます”と、さりげなく紹介してくれました。このあたたかい応援に、五十嵐も私も感動しました。

ナースマンさんと言えば、私の働いているオペ室に、英語ができるナースマンがいました。彼は謙虚だったので、もちろんドヤ顔などみじんもすることなしに、本当にさらっと英語で患者さんに対応していました。その様子はスマートで、逆に目立ってました。シンプルに、かっこよかったです。「〇〇さんは、英語できるんだよね。」という共通認識は、オペ室看護師さんと麻酔科医師の間ですっかりできあがっていて、私たち麻酔科医の間でも一目置かれていました。英語オンリーの患者を前にしたとき、立場なんて関係なく、コミュニケーションが取れるか取れないかだけですから、いざという時に英語が出来ればそれだけの評価を得るということです。彼は、静かに評価を得ていました。

その後、このナースマンさんは別の病院に移ってしまいましたが、行った先でも淡々と信頼を積み重ねながら働いていると思います。

オペ室看護師、麻酔科医師、どちらも知識と技術を日々アップデートしないといけない専門技術職です。そのためには、お金がかかります。医療系の本や雑誌は一般の本より高いからです。でも、モノの値段が高いか安いかは、買った後にどれだけその知識を自分のものにできるか、活用できるかで決まると思います。プチプラの本であっても、買っただけで活用しなければ、それは高い買い物をしたと言えるでしょう。逆に、一般的に高いと言われるような金額の本を買っても、その知識を120%吸収して、自分の価値を高めることに成功したならば、それはお買い得な買い物だったと言えるのではないでしょうか。結局、気にするべきは絶対価格ではなく相対価格。相対価格を決めるのは自分。

「周術期英語コミュニケーション」のフレーズ習得が、読者の方々の職場でのポジション向上や評価アップに役立つことを願っています。元を取る、もしくはお釣りが来るほど利用してくださったならば、いざというときに、スポットライトが当たる主役になれます。保証します。その滅多にない機会のために、日々準備をする。オペ室でも滅多に起こらない突然の心停止に、手術室看護師と麻酔科医師が日々備えているように。プロって、そういう人のことをさすのだと思います。




いいなと思ったら応援しよう!