うすぼんやり日記(駅ノートの世界)
大都市にお住まいの方は、鉄道の駅といえば大勢の客が乗り降りして、駅前には商店街があって・・・というイメージですね。
北海道の田舎にはお客さんも職員もいない駅が多くあります。周辺人口が少ないので仕方がありません。
そんな無人駅のなかに、こんなノートの置かれているところがあります。
どこかの鉄道ファンが置いていくのでしょう。駅を訪れた旅人たちが書いたり、描いたり。停車する本数も少ないので、待ち時間もたっぷりあります。読み応えのある文章や、きれいな絵や鉄道の写真も残されています。
宗谷線の北星駅。農家の作業小屋みたい。
こんな絵がありました。ホントに上手です。絵心がまったくないので、こんなのが描けるなんてうらやましい限り。
留萌線の真布駅です。周りは畑ばかりで民家は少なく、こんな色っぽい女子高生はたぶんいないと思います。それにしても、うまいなぁ。
三浦綾子さんの小説で有名な塩狩駅では写真の文章のほかにも、深い悩みを綴ったものが多く書かれていました。
心があたたかくなる書き込みもあります。
遠出するときに無人駅に立ち寄り、こんな文章や絵を見つけることも最近の楽しみのひとつ。ただ、紹介したなかで塩狩以外はすべて廃駅になってしまいました。JR北海道は赤字路線が多いから仕方ないのかなぁ。
ちなみに、タイトル写真の「晩生内」は札沼線の駅で「おそきない」と読みます。