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開業ノウハウ|看板が24時間働く営業マンなら、メニューは○○○

看板:24時間働く営業マン

看板は単なる装飾ではなく、24時間休むことなく働く優秀な営業マンとしての役割を担っています。
常に顧客にアピールし続けるその力は計り知れません。

1. 初対面の印象
看板は店舗の「顔」として、初対面の印象を決定づけます。
魅力的なデザインや色使い、キャッチーなキャッチコピーは、通りを行き交う人々の目を引き、興味をそそります。
この初対面の印象が、潜在顧客を店内に引き込む鍵となります。

2. 常に営業中
看板は昼夜問わず働き続けます。
明るいネオンやLEDを用いた看板は、夜間にもお客様を引きつける力を持ち、24時間365日、途切れることなく店舗の存在をアピールし続けます。

3. 店舗のストーリーを伝える
看板はレストランのストーリーを語ります。
レトロなデザインの看板は懐かしさを呼び起こし、モダンなデザインは未来志向の店舗を連想させます。
このように看板は、店のコンセプトや雰囲気を視覚的に伝え、期待感を高めます。

4. 進化する看板
近年、デジタルサイネージが登場し、看板の役割はさらに進化しています。動く映像やインタラクティブな要素を取り入れることで、より多くの情報を効果的に伝えることが可能になりました。


5.情報の安定
これまで営業マンとしての看板の優秀さを4つしめしましたが、最大のメリットは「情報が安定する」ということかもしれません。
人間が営業すると、その時の体調や相手との相性などで提供する情報にブレが生じます。
しかし看板には一切そのようなことはおきません。
今日も明日も来年も、そこに看板としてあるだけで常に同じ情報を提供できます。


これでいかに看板が優秀な営業マンであるかが理解いただけたと思います。
それでは、店内にあるメニュー表はどんな役割を担うかというと

【お店を語るナレーター】

となります。


メニュー表:お店を語るナレーター


ナレーション英語: narration)とは、物語を語ること。映画演劇などで「冒頭で物語を語ること」も「ナレーション」と呼ぶ。転じて、テレビ番組CMなどで画面に現れない人物が、内容や状況などについて解説すること。また、その解説。

ナレーションをする者は「ナレーター」(英語: narrator)という。

wikipediaより


1.ストーリーテリング
メニュー表は、単なる料理のリストではありません。
個性やテーマ、そしてお店の歴史を語るものです。
各料理に添えられた説明文や背景情報によって、料理を味わう準備をさせることでより深い体験を提供します。

2.コミュニケーションツール
ナレーターから語られた情報は、お客様との会話のきっかけを作ります。
ユニークであったり、貴重なエピソードが盛り込まれたメニューは、興味や関心を抱かせ、スタッフとの会話を促進します。


3.選択肢のナビゲーター
お客様が迷わずに選択できるよう、わかりやすい構成と視覚的なデザインが重要です。
分かりやすいナレーターによって作られたメニューは、お客様の満足度を向上させ、リピートにつながります。
頼んで欲しい順番に注文が入るということは、戦略的に利益確保をすることにもつながります。


4.未来のメニュー表
デジタル化が進む中、メニュー表も進化しています。
QRコードやタブレットを使ったメニューは、お客様に対話をしているような体験を提供し、料理の画像や動画でさらに魅力を引き出すことも可能になるでしょう。
これまでは一方通行に物語を聞くだけだったナレーションが、個別のお客様とより焦点を合わせたコミュニケーションを生むナレーションになり得ます。

お店に24時間働く営業マンと、お店の物語を語る専属ナレーターがいるお店は非常に強力なブランド力を持てるでしょう。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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