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由志園(ゆうしえん)

ご訪問いただきありがとうございます♪

10月29日(火)に
山梨県にお住まいのライトワーカー6名と
富山県にお住まいのライトワーカー2名と
出雲に住んでいる5名の方々計13名で
島根県松江市八束町にあります
「由志園」へライトワークに行きました。

私は由志園は行ったことがなく
今回初めて訪れました。



美しい牡丹の花と高麗人参の里と言われて
いて、素晴らしい庭園がある場所です。

由志園に入ってすぐの建物上には
「鬼滅の刃」の鬼たちが集まる館に
似た雰囲気の作りになっていました。

鬼滅の刃アニメ内容を、
私自身はよくわからないのですが
調べてみると由志園は
鬼滅の刃の聖地のひとつであり
「鬼の舌震」も庭園の中に表現されて
いるようです。

ここではランチを食べて次の場所へと
移動してしまったので、鬼の舌震の庭園は
見ることが出来ませんでした。

ランチはステーキ丼をいただきました。


由志園は、島根県にあります中海の
真ん中にある「大根島」と言う島にあります。

中海にある大根島は、
鳥取県にある大山がまだ活火山であったころ
その裾野の末端にある中海の海底火山が爆発。
その後、隆起して誕生したのが大根島です。

島の土質はミネラル分を豊富に含んだ
火山灰土質ですから
ミネラル豊富な土壌で滋養強壮に良い
高麗人参の栽培に適した島でした。

島根県は朝鮮半島から近いので
朝鮮から渡ってきた高麗人参は
本場韓国産と類似していて
「雲州人参」と言われ
大切に作られて来たようです。

雲州人参は栽培が難しいですし
薬効を持つに至るまで
植え付けから6年もかかります。
更に一度収穫した畑は
その栽培に必要な土壌力が戻るまでに
20年間も植え付けが出来ないそうです。

栽培は選ばれた数名の方々によって行われ
一般には栽培や精製方法は極秘だったようです。
畑地の仕込、小屋掛け、種蒔き、手入れ、採掘などの労働は島民が強制的に強いられ、
栽培を影で支えていたようです。

この話を聞いた時に
ふと!ベネチアに幽閉されていた
アーティストさんたちを思い出しました。

ベネチアには、伝統工芸がいくつもあります。
それぞれの技術を持った方々を
ベネチアに集めて島に幽閉させて
技術が外に漏れないようにしていたと
言われています。

雲州人参は農業分野ですが高価なものですし
栽培技術も精製方法も外に漏れないように
この島で内密に行われていたのでしょう。

この島は「金の成る島」として
人々の欲とエゴによって
成り立っていた島だったとわかりました。

夫は松江市で生まれ育っています。
夫が小さかった頃は大根島まで
渡る橋がなくて、交通手段は船でした。
今は松江方面、境港港方面、美保関町方面と
橋🌉がありますが、一昔前までは
船でしか渡れなかった孤島だったようです。

大根島と言う島の名前も
珍しいと思い調べてみたら
高麗人参が門外不出の産物であったため
島で栽培していることを隠す為に
「人蔘島」ではなく「大根島」と
呼ぶようになったという逸話も伝えられて
いるようです。


この時期は日本庭園の池一面に
ダリアが豪華に浮かびます。
とっても美しいですが
この風景も人間のエゴによって
出来上がっているとも思いました。

自然な姿で咲いているありのままの花の姿を
鑑賞したいと思うのは私だけでしょうか。


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