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Black lives matterについて思うこと。。

前置き

今、アメリカでは、白人警察による黒人の過度な取り押さえによって引き起こされた惨事をきっかけに、日本でもその報道がテレビやネットでも大きく取り沙汰されている。正直自分は日本から出たことないので「人種差別」というものがどんなものなのかは想像することしか出来ない。

この話題は今最も過敏になってる話だろうし、ホントは書かないかとも考えたのだけど、一人の一民間人として、この問題について書こうかと思う。もちろ個人の視点で喋ってる箇所もあることは自覚してるし、この話題についてはそれほど詳しくないのも重々承知です。でも、それでも書いてこうかと思います。












アメリカの黒人問題についてのテレビを見ながらウチの母がボソっと呟いた。「なんでこんなこと起こるんだろねえ・・・ホントに、なんでアメリカに住んでる黒人ってのはどこまでも立場が弱いんかねえ・・」

う~んーー。そだねー、なんでだろね?でも今なんとかその現実を変えるために色んな人が声を上げてるよ。

「どんだべなあ(どうだろうね)~~、あそこは黒人を奴隷として、っていう昔の歴史がある限りは、どんなにいってもその過去がついて来るはんでのー・・そっから抜けるってのは、並大抵のことじゃねえからなあ。」

いやいや!そっから抜けるべきでしょ。抜けなきゃいかんでしょ。なんか、今大統領選にカニエさんて黒人の人が立候補するみたいだし・・・

「カニ!?沢ガニか!??カニが大統領になるんか!」

いやいやいや!カニじゃなくて人間!れっきとした人間が立候補してんの!沢ガニが大統領なったら怖いわ・・・。

「なんでもええ、あそこはも少しなんとかしたらええ。黒人の教育にもっと力入れてな、頭良くねば、そこから出られねえはんでの。30年、40年って経てば、わらはんど(子供という意)達もおっきくなって、わらはんどがおっ建てたおっきい企業も一杯出てくる。そうなれば少しは余裕が出てくる。そしたらなんの遠慮もいらん、胸張って立派に自分の国作ればええ!」

ええ!?自分の国作っちゃうの!??・・・やばくない?その発言はやばいよ・・・つか勝手に未来展望しちゃったよ・・・。それに言うのは易し、行うが難しだよ。。ウチらなんてちっぽけな存在がそんなことできる訳ないじゃん。ただ言ってるだけだよ。せいぜい出来ることなんてネットのBlack lives matter基金に3000円寄付するくらいだよ。。


と、まあ・・頭の悪い家庭の会話をここに書き起こしてみたのだが、


実は自分も、アメリカの教育学校のあり方については何年か前から疑問を抱いてはいた・・・。




アメリカの公立学校の教育費は、州や地区の固定資産税で賄われている。

その地区に住んでる人たちの固定資産税が高ければ高いほど、お金が地区の教育学校の予算になるのだ。

なのでその分、子供達は高い教育を受けられるし、いい環境の中で設備も整えられ、もっともっとハイスペックな、より高度の高い教育が受けられる。

でも、

治安が悪く、固定資産税の低い地区は、それとは裏腹に学校に分配するお金も少ないのでその分、子供達は低い教育しか出来なくなってしまう。

よって、子供がどんなに勉強をしたくても、生まれた地区によってすでに学歴社会が決められてしまっているという事態が起こっているのだ。

この、子供の教育格差によって一体何が起きるのか・・。


お金持ちの家に生まれた子供は、水準の高い教育を受け、大学にも行き、よりお金持ちの道へ。貧しい家に生まれた子供は、高水準な教育を受けられず、ひいては学歴の有無で決められる世の中では低賃金な仕事に就くことになり、より貧しい道へ・・・。つまり、貧富の拡大である。


一方、日本の場合は違う。州や地区ごとに固定資産税を決め、個々に分配するアメリカと違い、日本は税を全部、まず国や地方自治体に納める。そしてそこから(異例はあるが)”公費”として、公立学校への負担金としてお金を公平に分担することによって成り立っている。



そーだよね。日本でも消費税や自動車税、住民税などいっぱいあるけど、そっから税収したお金を一部、地区で取って、個々に学校の教育費に当てるなんて聞いたことないもんね。だからこそ日本はそこまで貧富の差が広がらなかったのではないだろうか・・・。


アメリカが何故、そのような方式による教育方針を今の今まで取っているのかがずっと疑問だった。ろくに学校で勉強してなかった自分が言うのも何なのだが、「子供の教育」というのはとても大事だ・・・。

ましてや「勉強がしたい」子供がいるのに「出来ない」環境なんて、そんなの悲しいではないか・・・。

そこにこそ、この”Black lives matter”に対するヒントが、

隠されているのではないだろうか・・・・・。

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