
人形供養(?)ぽいものに行ってきた
我が家では毎年山にあるお寺に行って「おしら様」という神様を祭る風習があります。(^o^)
「『おしら様』って何??」
て言われると思うけど、まあ簡単にいうとお蚕様の神様です。
昔の言い伝えをお話しします(^o^)(^o^)
むかし、1人の農家の娘さんがおりました。
娘さんの家では飼ってる馬がいて、その馬と大変仲が良く、
しまいにはその馬と結婚してしまいました。
それに腹を立てた娘さんのお父さんは、その馬の首をはねて
殺してしまいました。
娘さんはショックで馬の首にすがりついて泣き、そのまま馬の首に乗って空高く飛んでいってしまい、
その馬と娘さんがそのまま”おしら様”となった。。
というお話が原型です。
だから蚕の顔はよく見ると馬に似てるとの話もあります。
個人的には多分、馬とは結婚できないので、
馬を世話していた誰かしらに公(おおやけ)の娘さんが恋してしまったっていう事なのでは、と勝手に思っております。
そんな風に捉えると、なんだか悲しいお話ですね・・。(-_-;)
まあ、謂われはそんなところで朝の9時にレッツラゴー!
車を走らせ、お山に到着。。
自分の住んでるところではこの山は神聖な場所で、
ここら辺に住んでる人たちは、死んだら必ずこの山に行くと言われてます。
まあ一種の山神信仰みたいなもんですね。
この長い階段を登っていくんですが、これがかなりきつい・・・。
階段を上った先にはよくわからんお堂と隣には狐の狛犬が鎮座しております。
目つきが怖い・・・。
やたらに装飾品まみれのお馬さん・・・。
普通狛犬がメインなのに、その下にちっこくミニミニになってしまった
狛犬が下の両脇に置かれてる・・。
ーーーそういえば、東京の神社を何カ所か巡ったとき思ったんだけど、
東京の狛犬は全部お狐さんだった。
こっちは主に狛犬がメインだけど、馬が狛犬代わりに置かれてることがあります。きっと農家にとって農耕に役立つ大事な生き物として扱ってたんでしょうね。(よって、昔馬を食べる行為はとんだバチあたりな行為だったそうな・・・そうだよな、昔は車もない時代だから、ほぼ馬に頼ってる時代だったろうから・・)
お堂のうしろっ側には池もあったよ。(・∀・)
蛙とメダカがおりました!
そして蝉の鳴き声が凄いです。
この山は春でもどうゆうわけか、蝉が鳴いております。
話によると「エゾハルゼミ」っていうハルゼミの仕業だそうですよ。
そして、自分ちのおしら様を組み立てて、いざ奉納。
こっちが男で・・
こっちが女。。
一年に一回、お寺の和尚様に拝んでもらって、
おしら様を遊ばせます。(なぜか”遊ばせる”という)
1時間くらいホラ貝吹いたり太鼓叩いたり護摩に願い事を書いて拝んで貰ったり・・・。
護摩でも何でも、願いごとを神様に頼む時に一番重要なことって知ってますか??
それは・・
自分の住所と名前を言うこと!(。・ω・。)
これはうちの父に言われたことなんですが、
初詣の時に賽銭投げて今年の抱負やら何やらを神様にパンパン手を叩いて
拝むじゃないですか。
自分も初詣の時にお参りして、その帰りに父に「おまえ、お参りする時、
心の中でちゃんと自分の住所と名前言ったか?」
と聞かれて「ううん、言ってない」
って返したら、「そりゃあ神様に全然届いてないな」って笑われたんですよ。
「なんで??」て聞いたら、
「神様だってな、一日何百人何千人と人の願い事やらなにやらを聞いてる訳よ。
その中で自分の住所も名前も名乗らんで願い事だけ言ったって、神様も困るべや。。人だってどこの誰かもわからんヤツにいきなり”これ叶えて”なんて言われても、”お前誰だ、まず名を名乗れ”ってなるべ??」
その言葉を聞いて、目からうろこが出た。
確かに・・・・自分がもし神様だったら、”失礼なヤツだな・・”
と、ちょっと思うかも・・・・。。(-_-;)
それ以来、初詣や神社や寺に行ってお参りするときは、
まず「○○に住んでる○○です!」と先に心の中で言ってから
お参りするようになった。。。
余談はさておき、
最後に和尚様の演説。
「今はコロナ禍が世界中でいろんな大変なことが起きて、自分たちも自粛で大変だと思います。でもそんなときはここに来て自然と戯れて癒やされに来てください。ここはいい意味で田舎で都会よりはそこまで騒がれてないです、街の中も楽しくていいですが、こんな風に自然の中にいて気持ちをスッと癒やすと言うことも大事です」
・・だそうな。。
最後に可愛いおみくじを発見!
でもな~~~・・・1月に凶引いたからな~~~。(うう・・・・)
でも可愛いから引いてみた。
結果、大吉。。(ああーよかったー)
ま、今時のおみくじは凶はあんまし入れてないとは思いますけども・・。
そんな感じの一日でした(。・ω・。)