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君たちは本気で虹を追いかけたことがあるか

今月の7月14日に宮崎駿監督にアニメ「君たちはどう生きるか」が解禁された。周りから聞こえてくる評判もよくて観たい観たいとおもっておるのだが、まだ観れてない・・・。

それをもじってこの記事のタイトルもつけたのだけど、
皆さん、

虹の根元には何があるのか不思議に思ったこと、ありません???

多分小さい頃には虹を見るたびに誰もが不思議に思った疑問であり、実際なにがあるのか虹を追いかけて、追いかけている内に虹が消えてしまった。なんて経験が多分結構いるんじゃなかろーーか・・・・。

この間までずうっと雨ばかりでジメジメ天候のおかげ(?)なのか、
つい先日、大きな虹が現れた。
とても大きくて手を伸ばせばすぐ触れるんじゃないかと思えるくらいの距離に出てたもんだから窓の外から「うわあ・・キレイだなあ。」とぼおーっと眺めてたのだが、ふと疑問が現れた。

(あの虹の下には何があるんだろう・・・・)
それはずっと小さな頃からの疑問ではあったのだけど、実際見に行こう!としたことはない。

多分なんだけど、あの下には川があるんじゃない??
虹は空気中の水蒸気に反射して見える。てことは水蒸気がたくさん出てくる川が一番確率が高い気がする・・・・。


それか大きい道路。道路も雨が降った後、土とは違って水を吸収しないから空気中に舞う水蒸気の量が多くなって虹が出やすくなる。

でもあそこに出ている虹の下には大きい道路はない。
代わりに川が流れてる。多分きっと、あの虹の下には川があるんじゃないか。

でも実際そうなのかはこの目で見ないとわからない・・・・。

行って確かめてこようかな・・・・?

外はまだ小降りだけども雨が降っている。
それにあの虹がいつ消えるともしれない。けれども、長年の疑問が解決できる絶交のチャンスなんじゃないか。

う~~~ん・・・どうしよ。

そうして迷ってる間にも虹は全く消えることなく、
はっきりと存在感を示し続けてる。

よし!行ってみよう!

そうと決めたら急いで薄手のジャンパーを羽織って外に飛び出した。
そして今虹が出ている方角へ向かう。
頼むから消えないでくれと願いながらチラチラと上を見上げてどんどん虹がある方角へ近づく。近づくにつれて虹も大きくなっていくように見える。

よっしゃ!たどり着いた!

と思って再び上を見上げると、すぐそこにあった虹は忽然と姿をなくしてた。。

(え???あれ???どこいった?)

とキョロキョロ中を見回したら、また同じぐらいの遠い距離に虹が移動しているではないか・・・・。(えええええ~~~!なんでえええ!??(゚д゚))

こうなると意地だ。なにがなんでも虹の下に行こうとまた急いで虹を追いかける。そしてまた、辿り着いたと思った瞬間、これまたさっきよりちょっと遠めの距離に虹が移動してる。

それをさらにもう一回繰り返し、そうして繰り返すたびにどんどん虹が出現する距離が遠くなり、しまいにはあまりにも遠くに虹が出現していたので「あ、こりゃ無理だわ」と諦めて帰路についた。

基本、いっつも原チャリで移動するので帰ったら服はぐしょぐしょで濡れ鼠みたいに帰ってくるわなんかよくわからんが叱られるわ、なんだか突然むなしい気持ちに覆われた・・・・。

ネットで調べると、虹の下には永遠にたどり着くことは出来ないことを今更知る。太陽の光によって空気中の水蒸気が反射して、それぞれの光が入射角の角度が微妙に違うもんだから7色の虹に見えるらしく、その虹が見える角度は、太陽の方向から約40度。。
40度以外の角度からは全然見えないから、人間が虹に向かって移動しても40度を過ぎると見えなくなり、またその自分がいる位置から40度の角度の所に虹が見えるだけなのだ・・・・・。

(・・・・なんだよ。外出る前にネットで検索すればよかったわ・・・)

答えは簡単に、すぐ出てきた。

ものすごくふてくされた気分になる。

ーーーーーいやいや、しかし、


もし先にネットで調べて知っていたら、こんな経験もしなかったし、
こんな思いもしなかったのでは???
(したくない経験もあるけれど)

今の時代はネットやchatgptなど、自分が経験して答えを得るよりも先に、
頭のいい機械がすばやく答えを出してくれる。。
確かにそのおかげで世の中便利になったし暮らしやすくはなってる。

でもその反面、自分の”体験”や”経験”は昔よりは少し減ってきてるんじゃないか??
知識ばかりでは豊かな経験値は得られない。
ゲームだって経験値を上げなきゃレベルアップは出来ない。

てことは、自分は一つレベルがアップした訳で・・・・・。
そう考えると決して無駄な経験ではないのだよ。

そうやって自分に言い聞かせてると少しは気持ちの沈み込みをなくなった。


そして次の日ーーーーーー

自分は見事に風邪を引いた・・・・。


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