チャレンジ!ファミリーワーケーション@長野県軽井沢
緊急事態宣言がはじまる少しまえ、軽井沢でファミリーワーケーションに行きました。
コロナ禍で自宅勤務が続くなか、もうひと部屋欲しいなぁとか、もっと広いところで生活したいなぁとか、駅から近い必要ってなんだろうとか、外にでたら自然があるほうがいいなぁとか思うかたは多いのではないでしょうか。
事実、最近の調査(2020年7月ウォンテッドリー調査)でも、約1万6千人のうち7割以上が「在宅で働くなら地方移住もアリだと思う?」という問いに対して「YES」と回答しているようです。
昨年末、埼玉県で行った「Afterコロナ」に関する講演でも、地方移住に関して過去の阻害要因No1である「移住先での仕事の不安」が、在宅勤務者が増えたことで仕事紹介・斡旋の役割から、地域の仕事にどう副業なりプロボノなりで参加してもらうかというフルタイム以外での選択肢を増やすことが必要になるのではとお話しさせていただきました。
まぁ、固めの話はさておき…いってきましたよ〜軽井沢にほぼ1週間。以前、箱根でバケーション重視+ちょこっとワークのワーケーションを金曜日〜日曜日の3泊4日で実施したのですが、今度は平日どまんなかの火曜日〜土曜日で行ってみました!金・土は宿泊施設を変更しての滞在です。
実施概要・利用施設・総括をそれぞれ記載します。
実施概要
◆参加者:私(仕事量は調整して少なめ)+夫(9時30分〜18時まで仕事調整なし)+60代70代の親・おばあちゃん2名(育児サポート+観光もしたい)+0歳児(無職wフルタイムばぶばぶ) のファミリー。
◆予定タイムライン概要(*実態)
【Day1】移動+夫は軽井沢のコワーキングスペースのドロップイン利用で仕事、他は軽井沢アウトレット滞在と昼食+チェックインの15時以降から私は仕事+その後食料品など買い出し+宿泊施設で自炊夕食(*実態:軽井沢アウトレットが長引き、18時すぎまで滞在のため、私はほぼ仕事できず)
【Day2】有休を取得し、夫婦でスノボ+他は軽井沢観光ないし宿泊施設滞在、その後軽井沢在住の知人の家に夕食を食べに行く(*実態:夫婦以外は軽井沢観光せず、宿泊施設に滞在。面倒だったとのこと)
【Day3】夫と宿泊施設で終日仕事+私は他のみなさんを軽井沢の観光地に連れて行き現地のカフェ施設などで仕事+レストランで食事と温泉+チェックアウトの準備(*実態:遠くにいくのが面倒との話で、地元スーパーと軽井沢アウトレットにお土産ものを買いにいく*私は移動と付き添いで全く仕事できず)
【Day4】夫はコワーキングスペースで終日仕事+私は荷物を車に積んで、息子と一緒に軽井沢の森の幼稚園の体験入園で外出後、待ち合わせ+他は平日の宿泊施設チェックアウト後、軽井沢アウトレットに私と集合し昼食、私は軽井沢アウトレットで仕事+チェックイン時間後に休日の宿泊施設へ一度移動し待機+私だけ移動し夫をPickし宿泊施設周辺のレストランに移動して食事(*実態:保育園の後、仕事はできず結局育児+観光サポート。ほぼ諦めの境地。宿泊施設に一度移動の際に車で道に迷い1時間ほどドライブになり宿泊施設への到着が遅れたので、私だけではなく全員で夫をPickし食事に)
【Day5】チェックアウト後、家族でランチし、帰宅
・・・・ワタシ、ほぼ仕事できなかった。(TT)原因と対策は記事の最後に…
利用施設
東急リゾートの東急バケーションズ軽井沢 さんに限定モニターとして利用しました。限定モニターでなくとも、体験利用受け付けているようです。実際利用してみてよかったので、夫が会員権の価格しらべていました(^^)
ワーク用のオフィスチェアや、付箋類の文房具、ホワイトボードやホワイトボードマーカー、拡張ディスプレイ、延長コードが用意されており便利!
乳幼児の子連れ目線だと、これがありがたい!ドラム式洗濯機+屋内電子レンジなどの調理器具とキッチン+大量のタオル+バスタオル!
通常宿泊でも有料レンタルでべビーチェアや加湿機もありました。子連れには便利(宿泊先のテーブルの高さとかわからないですからねぇ〜)
ありがたいのが、輪ゴムw 家から持ってくるリストから漏れがちだけど、自炊のときに地味に後悔する。(大きな冷蔵庫についていました)
というように、ファシリティは申し分ありませんでした。
◆コワーキングスペース 軽井沢232 駅から10分程度。ドロップイン利用ができて、快適。ただ、ウェビナー配信や発話の多い会議だと電話スペース利用になるので少し不便かもしれないとのこと。ドロップインでほぼ休憩なしの終日利用する人は多くないようで、受付の方に驚かれたようです。近隣にレストランもあり、いい環境!
せっかくなら0歳にも楽しんでほしいと、雪の初体験と紹介してもらったこちらの体験入園に参加。森の中での幼稚園、都心ではできない経験だなぁと興味深く参加しました。先生方もとても優しく心身+「寒」ともに強い子になりそう。
我が家で実施したファミリーワーケーションの総括
ワーク中の乳幼児のケアを考えて母親(二人のおばあちゃん)に同行いただいたのですが、夫はほぼほぼ通常通り仕事ができましたが、私はかなりかなり厳しい状況でした。
原因:仕事時間や内容・お願いしたい育児サポートに関するイメージの共有不足
平日に観光地でしっかりと仕事をするというということを伝えきれていなかった。思えば、どんな仕事をしているのか、どのくらいの時間稼働しているのかなどがわからないため、とても話しかけていただくことに…。そしてそうだよなと思いながらも、やっぱり本人達は観光メインで考えているので、観光をしたい。その移動手段やプランニングはしてほしいというニーズがある。育児のあくまでサポートであり、普段から乳幼児に接してるわけでもないので、見守り(なにかあれば声をかけてくれる)+遊んでくれる(ただし、仕事中でも乳幼児がママーとよってきたら笑顔で見守る)。そうだよなぁ、と思いつつなかなか難しさを感じました。私自身想定していなかった、連泊滞在に伴う掃除・自炊などお手伝いいただいて大変ありがたかったです。四人で家族旅行+夫ワーケーションと割り切れば楽だったかも…。
対策:ワーケーション先での一時預かりの保育施設の確保・仕事時間と依頼したい内容の概要の認識すりあわせ・ワークと育児場所を完全に変える・育児内容の完全なる指示と準備が必要でした
今回の反省を活かして「保育施設」「移動手段(今回1台の車のみ・徒歩での周辺移動はやや厳しい立地)」「家事量」の課題に対処されたファミリーワーケーションを実現してみたいと思います。
ワーケーションの言葉の裏には、想定される仕事量・バケーション量のイメージ・生活を移動することに伴う補完的サービス(食事・掃除・洗濯)が必要かと思います。宿泊先についても、従来のチェックイン時間により行程が左右される(勤務時間8時〜とかで初日チェックイン15時だと初日は仕事ができない)のでコワーキングスペースの手配やスーパーアーリーチェックインなどの対応も必要そうです。
Appendix
・気がついたのですが、前職は旅行や観光のアドバイザー的な仕事で平日週4くらいで出張だったのですが、これ常にワーケーションしていたんだなぁ(苦笑)そういった意味ではワーケーションのプロでしたw
・実は夫、ワーケーションはじめてでした。はじめは、ほとんど観光できていないスケジュールになることに不満そうでしたが、終えてみると、仕事もリフレッシュできたようですし、グルメや環境が異なったので、移動距離がそうないのであればまた行きたいとのこと。また軽井沢の土地や物件を検索してるようで、やはり移住促進にもワーケーションは効果あるなぁと感じています。
緊急事態宣言があけ、情勢が少し落ち着いたならば、またどこかに行きたなぁとうずうずしています。