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アフリカのことわざに想う
10月28日(月)
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おはようございます。
文化祭一般公開を行い、人生で初めて卒業した生徒をお迎えする立場を体験した桑田です。
#うれしかった
#悔しかった
#教員の喜びを少し感じた
さて。
今日は、「アフリカのことわざに想う」というテーマでお話したいと思います。
▼文化祭一般公開
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昨日は、うちの学校の文化祭一般公開でした。そう、昨日の記事を読んでもらっている方はお気づきかと思いますが、実は大会日程と3年に一度の文化祭が重なっていたんです。
なので、三年生なんかは、ウィンターカップまで続けずに文化祭のために引退するんじゃないか?なんて思った時も5秒くらいあったのを思い出します。
結果、僕にとっては、悔しい結果での文化祭参加となりました。
#こんな気持ちには2度となりたくない
文化祭については、明日、詳しくお話しするとして…
そこで教員人生初の卒業生をお迎えすることとなり、うれしい気持ちになると同時に、卒業後のあーでもないこーでもないが聞けて、幸せな時間でした。
#声かけてくれてありがとう
#声をかけられなかった子またおいで
▼アフリカのことわざに想うこと
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今日の前置きは、全然関係ない話ですが、ここからが本題です。
僕の頭の中によく思い出されることわざがあります。それが、アフリカで言われることわざで「近くに行くなら自分で行け、遠くに行くならみんなで行け」ということわざです。
確かに、近くの目標に向かうなら、多くの人の賛同を得るために説得する時間やみんなを統率するリーダーシップ、お金や食糧やシステムを構築するよりも自分一人で進む方がリスクも少なく確実に取りにいける。
一方で、遠くの目標に向かうのなら、その道中にある困難やリスク、課題といったものを回避したり乗り越えていくためにチームとなって進むことの方がいいと思うんです。
僕は、バスケットボールというのは、競争型ではなく闘争型のスポーツであり、かつ、個人ではなく集団のスポーツであるため、試合での勝利というのは、「遠いところに行く」ための組織作りが大切だと考えています。
#個人競争型は体操とか飛び込み
#集団競争型はアーティスティックスイミング
#個人闘争型は柔道とかレスリング
#集団闘争型はサッカーとかバスケットボール
だからこそ、このことわざを考えることが多いんだと思うんですが、年齢が40になり、想うことがあるんです。
僕は、個人としては、「日本一の指導者になりたい」と18歳のときに願い、心躍らせ、勉強をしてきたつもりです。
一方で、教員を15年以上続けてきて、「福島県のバスケットボールをもっと盛んにしなければいけない」という思いも芽生えています。
これは、両極にある話ではなく、もっとミニバスを始めてくれる子が必要だし、中学から始めてくれる子が必要だし、なにより、その子たちが高校でも継続してくれることがめちゃくちゃ大切なんです。
中学校のバスケットボール選手は、郡山・田村地区だけで450人以上の女子選手が登録されています。県南地区には他にも、岩瀬地区、西白河、東白川、、、があり多くの中学生がバスケットボールをしてくれています。
※一学年あたり200-250人の登録が見込まれます
でも、高校に入っても続けている選手は、その30%程度で、ひどい年では20%程度です。
中には、ミニバスで有望といわれた選手が、中学の部活に入らず、バスケットを辞めてしまうケースも多々。
それでは、日本一になるには人財があまりにも足りません。
福島のバスケットボールが盛り上がらない限り、裸の王様のような指導者で終わってしまう気がしてならないのです。
▼「遠いところ」はどこなのか
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僕は常々、自分の夢や目標を再確認します。
そして、「みんなで行く」べきところと「自分で行く」べきところを考え、想っています。
最近は、リクルートの波に飲み込まれ、自分のチームに有望な選手どころか、人数もいないことから、そちらに目が行きがちでした。でも、中学のクラブを立ち上げた時の意義を思い返してみると、18歳でぶち上げた目標を思い返してみると、「遠いところ」とはなんなのか…
①留学生や県外の選手を率先して集めていく。そのために多くの方々にご協力いただき、助けてもらい、チームを作るべきなのか。
②地元の指導者・保護者の方にご理解いただきながら、一人でも多くの選手がバスケットを継続し、その中から「僕と一緒にやりたい」「このチームで強くなりたい」と願う子を育てる関わりを持っていくべきなのか。
理想と現実の狭間でウロウロとしているこの若造をいい加減、腹を決められる人間にして欲しいものです。
ただ、一つだけ言えることは、②に書いた「地元の」が「福島の」になり、「日本の」になり、「世界の」になれれば、それは最強だということです。
僕のはじめの一歩は、やっぱりアンダーカテゴリーの充実(普及・強化)と高校バスケの面白さの発信にあり、今のところ、僕の立ち位置は、地元の子たち・保護者・指導者からの理解を深めることに尽きるのかと思います。
その活動を見て、地区外や県外からもいろんな繋がりができることが、ひいては、世界との繋がりができることがこれまでにない道筋なのかなぁと今は信じているところです。
近くの人を大切にできない人に多くの人を幸せにできるはずがない。
そう考えて、遠回りなのを承知で突き進もうと思います。
18歳のときに立てた58歳で日本一、そこから3連覇。そのための努力を続けていきます。
「Gunsho Braves」と「Fukushima M78ers」の選手たちがバスケットボールはもちろん、社会でも輝く人に育っていってくれるよう、僕自身、学びを深めていきたいと思います。どうぞ応援の程、何卒宜しくお願い致します。
【追伸】
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