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メンタルという言葉の呪縛

12月22日(木)
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おはようございます。
スタバで冬休みになった話をしたら、大学生ですか?と聞かれたので、力強く「はい!」と答えた桑田です。
#若く見えたとして、それでいいのか?

さて、今日は、「メンタルという言葉の呪縛」をテーマにお話したいと思います。
#大学生にしては、だいぶ深掘りした話です。

正直、答えを探している途中ですが、とりあえず、僕の実体験から考えるとやっぱりここに逃げるのは賢くないなぁと思っています。

ぜひ、皆さんのご意見ももらえるとうれしいです!さぁ、行ってみましょう!
#大学生と言われてうれしかった奴

▼『メンタル』を突きつけられたとき
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これまで指導をしてきた選手には、メンタルを課題にする選手が本当に多いです。
僕自身、怒ることをやめると決意したその日まで、メンタルに注視した指導をすることがとても多かったように覚えています。

中学でもミニバスでも、指導者の方たちが「あの子は、メンタルが弱いから…」という趣旨の話を本当によく聞きます。
当然、それを言われた選手たちは、「メンタルが弱い」ということを課題として考え、それを克服するためにいろんなことを考えるようになると思います。

ときには、選手の前で保護者の方が、「うちの子、メンタルが弱くて。だから、ダメなんです」とおっしゃっることさえありました。

試合中に『逃げんな!気持ち!』と叱責する指導者さんは今もいます。

この『メンタル』を突きつけられた子どもたちは、どんな気持ちなのでしょうか?

▼この先にある逃げ道
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この手の課題を挙げる選手が本当に多くいるということは、それだけ、解決方法が提示されていないということになります。
もしくは、この理由なら、言っても許されるという雰囲気があるんだと思います。

それって、「やれることがないんだから、諦めるしかないよね。」「みんなそうなんだから。仕方ないよね。」と選手が本来、乗り越えなければいけないことから逃げるための都合のいい言い訳になっていないでしょうか?

これでは、本末転倒もいいところで、指導者が想っている期待値に成長していくことは、なかなか難しいように思います。

保護者もメンタルの弱さから、「うちの子はコンタクトが嫌いだから」「ビビリだから」「〇〇ちゃんの方が上手いから、逃げちゃうんだ」「試合ではシュート入んないから」みたいに自分の子どもの可能性を下げて、本当の力を発揮しきれずにいる可能性も十分にあります。

このあたりを探っていくと、現在の僕たちが行なっているメンタルに対するアプローチの仕方は、選手やチームの成長を考えると、結構危険なアプローチなんじゃないかなーと思っています。

▼ 白石豊先生の存在
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福島県には、偉大なバスケットボール選手がいます。その1人が萩原美樹子選手です。
福島市の名門蓬莱ミニバスを経て、福島女子高(現橘高校)卒業後、JOMO(現ENEOS)、日本女子代表、日本人初のWNBA選手になられた方で、引退後は早稲田大学ヘッドコーチ、U12からU18までの全育成年代の日本代表監督、そして、今は実業団で指揮を執られているホントに凄い方です。
#福島県の至宝とはこの方のことだ

萩原さんが現役時代に書かれた本に「プライド〜アメリカへの限りなき挑戦〜」というものがあります。
当時、僕は中学生だったと思いますが、とても夢膨らませ、この本を手にしました。
この本に書いてあったか、その後に出会った本で読んだかは、もう覚えていませんが、萩原さんは、『メンタルが弱かった』らしいんです。
そして、それを克服するためにあらゆる努力をされたそうです。

そして、この課題に大きな力となったのが、地元福島大学に在任されていた白石豊先生というスポーツ心理学に精通し、多くのトップアスリートのメンタル・コーチをされていた方です。
#福島大学もすごい!

そして、僕は白石先生の存在を知り、メンタルについての本を読み漁るようになります。
著書である『夢をかなえるコツ』の中で紹介されたタイムラインとアフォメーションを僕がメンタルが弱いと思った選手、メンタルが弱いと感じたチームには率先して行ってきました。

タイムラインとアフォメーションについては、どこかでまた、ご紹介させていただくとして、話題を戻したいと思います。

▼本当に原因はメンタルだったのか
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タイムラインやアフォメーションを使うことで選手たちが良い方向へ向かうことは、感じていました。そのため、いろんなチームで実践してきたわけです。
ですが、怒らない指導を始めてから、ふと思うことがあったのです。

それは、「メンタルという選手のせいにして、本当は違う原因があるのに目を背けていただけなんじゃないか?」「桑田が説明できないから、選手のメンタルに逃げて、選手をいわれもなく追い込んでいたんじゃないか?」ということです。

実際、怒らなくなり、メンタルの部分にうまくいかない理由を向けなくなってからというもの「メンタルが弱い」と感じた選手はいません。
逆に、「大舞台で活躍する、メンタルが強い選手」が増えたように感じます。

そして、メンタルに目を向けないことで自分が本当に教えなくてはならないこと、教えたいのに言葉で表現できないことの多さに気付かされることになりました。

こうすることで、僕は言葉で説明できることがどんどん増えていく。言葉で説明できないことは一旦持ち帰って、言語化する努力をする。
そうやって、選手のメンタルにプレイ等でうまくいかない原因をフォーカスしないということに取り組んでいます。
#大人がメンタルという言葉に逃げない
#自己否定は頑張らない理由になる

ただ、『大舞台で活躍する、メンタルが強い選手』にはすごく興味があります。
もしも、そのためにできることがあるなら、それは積極的に向き合ってみたいと思います。
#実は最近始めてることがある

日本のこれまでの文化を考えると新しいことや変わったことは受け入れられないことが多いですが、自分が変わることでしか、何も変えられないので引き続き、勉強していきたいと思います。間違いもたくさんあるので先輩方の失敗例とかぜひ教えてください。

「Gunsho Braves」と「Fukushima M78ers」をこれからもどうぞよろしくお願いします。まだまだ、有観客にはならないかもしれませんが、いつか体育館でお会いしたいです。ぜひ、応援の程、宜しくお願い致します。

【追伸】
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「スキ」をしてくださったら、間違いなくニヤニヤします。
宜しくお願いいたします。

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