見出し画像

積み重ねという武器

1月22日(日)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
おはようございます。
火曜日の夜から歴史的大寒波がやってくると脅されて、ハラハラしている桑田です。
#ガチのやつなら、学校休みにならないかな
#休みになっても部活はしたい

さて。
今日は、「積み重ねという武器」というテーマでお話したいと思います。

▼ 積み重ねの先にバスケットの本質がある
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
来月末に高知からシュートコーチに来ていただくこともあり、金曜日にこれまでのシュート講習の振り返りを若手スタッフが中学クラブの選手たちにしてくれました。

僕は、高校の練習や練習試合、大会と重なっていて、まだ見ることができていないため、このテリトリーでは全く役立たないので、一受講者として勉強しています。
#次回も講習に参加できなさそう泣

その振り返りの中で紹介されたスキルは、やはりどれも有効なもの。
僕はいつもそうですが、そのスキルが最先端であるかよりも、有効であるか、そして、発展性があるかが、とても重要な意味を持っていると考えているので、講師の先生は、さすがだな…と改めて思いました。

そんな中、選手たちはその構図が見えていません。ただ、ひとつひとつのスキルを言われた通りに順を追って、やっているだけ。
これでは、試合に活きたスキルにはならないよな〜と選手たちを見て、我ながら、日頃の指導の甘さを反省しました。

▼ スキルの宝箱は試合に役立たない
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
今の時代、携帯電話を持つことが当たり前になっていたり、インターネットにつながるテレビがあるなど、家庭内での情報獲得の環境がめちゃくちゃ良くなっているため、本当に多くの子どもたちがYouTubeやTikTok、インスタに流れる動画を見て、たくさんのスキルを真似して、スキルフルな選手が増えています。

そして、その姿をインスタ等に流して、さらに裾野までいろんな技術が広がってきています。
#情報の価値が下がってる分、みんなが上手くなるチャンスがある

僕の頃には想像もできなかったほどに沢山のスキルが出回っていて、本当にドリブルハンドリングのレベルがとんでもないことになってきていると思います。
#NBAの試合なんて年間数試合見れれば奇跡

しかし、残念ながら、スキルという宝石をたくさん持っていても、それはひとつひとつを切り取って、ショーケースに並べる分には、とっても美しく、とっても魅力的であるんだけれども、その宝石をたくさん持っているだけでは、試合で活躍できる選手にはなれないということを知らなくてはならないと思います。

逆を言えば、スキルをたくさん持っていなくても十分に試合では活躍することができるし、スキルを持って、さらに、積み重ねを持っていたら、その選手はモンスターとなれるでしょう。

▼ バスケットはバカはできないの本質
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ミニバス時代、宿題をやらない僕に「りゅうや、バカはバスケットできないんだよ。勉強くらいしなさい」と当時のヘッドコーチで担任の先生だった方に散々言われました。
耳にタコができるほど言われたし、中学でも高校でも、指導者になっても本当に多く聞いてきました。

最近は、「バスケットさえやってればいい」っていう人が現れているらしく、純粋にこれをいう人には、絶対バスケ習いたくないなーと思っています。
#バスケに本気なのは激しく同意するけど

その理由は、とってもシンプルで、バスケットは相手と向き合って行う競技です。
そして、体格がいい選手ほど有利な競技であるため、アメリカに日本が勝つためには、アメリカのバスケットボールを真似するだけでは勝てません。

そうなると、とてつもなく重要なことは、相手を見て、判断することです。
そして、その判断に大切なことは「積み重ね」だからです。

ボールを受けたらシュート
→シュートできないならドライブ
→ドライブに下がったらシュート
→シュートに出てきたらまたドライブ
→ドライブを止めてきたらチェンジ
→チェンジを止めてきたらステップイン

とっても簡単に説明するとこんな感じです。
全ての判断には、そこに至るまでのスキルの積み重ねがあります。
そして、そのスキルは、数の多さよりも正確さと速さが求められます。

相手が大きく、相手が速いほど、判断の積み重ねは増えていき、それに対応したプレイの質の高さが求められます。
この訓練は1日2時間やそこらの時間だけでは限界があります。

だったら、数学のような足し算→引き算→かけ算→割り算→分数→少数→正負の数と積み重ねの科目を使って訓練することは有効だし、何よりどうせ椅子に座って、机に向かって、先生と教科書の話を聞いてるなら、この時間を利用しない手はない。
#国語も問題のヒントは、下線より前の文章に隠れてるから積み重ねの科目
#社会も過去から派生した科目だから積み重ね
#英語は習った単語や文法があって、新しいところにいくから積み重ね
#理科は前の実験結果の先に今回の実験がある

1日に50分×6校時が必ずあるなら、その3時間をバスケットのために使うのがホントの選手だし、その価値を教えていくのが指導者だと思います。

たくさんのクラフト(経験)を積み上げた人ほど、次の一手が生まれる。
#将棋界の羽生善治さん

たくさんのクラフト(経験)を事前に勉強しまくって、次の一手を生み出す。
#将棋界の藤井聡太さん

どっちに転んでも、バスケットボールは相手を見て判断し、よりよい一手を出し続けることでオフェンスではノーマークを作り、ディフェンスではノーマークを作らないようにする競技だと思うし、これをできるから日本がアメリカに勝つチャンスがあると思っています。

「Gunsho Braves」も「Fukushima M78ers」も判断の積み重ねをしっかりとして、周りには勝てないと思われているチームにも勝ち切れるようなホットなチームになるようにぎっちりびっちり練習していきたいと思います。オフを経て、頭がかなりスッキリしてきました。これからの進化を楽しみにしていてください。どうぞ応援の程、何卒宜しくお願い致します。

【追伸】
「#and_talent」を付けて、今日のnote記事の感想を呟いていただけたら、エゴサーチしてガッツポーズします。
「スキ」をしてくださったら、間違いなくニヤニヤします。
宜しくお願いいたします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?