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人間力なくして、競技力向上なし

2月8日(水)
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おはようございます。
学年末考査がはじまり、読書をしようかと思いきやYouTubeを見ちゃう桑田です。

さて。
今日は、「人間力なくして、競技力向上なし」というテーマでお話したいと思います。

▼人間力について
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昨日も少しお話ししましたが、日本バスケットボール協会(JBA)が主催で行われた第8回コーチカンファレンスの最後を締めくくったのは、トークセッションでテーマは「人間力」でした。

確かに、僕たちはバスケットボールを通して、自分自身や選手の人間力を向上させ、より幸せな社会、より幸せな人生を送ってほしいと願っています。
これは、学校で教員をしている以上、生徒にもそう願っているし、一緒に働く同僚にも思うことです。

そのために、僕らは、たくさん学び、考え、気遣い、気遣われながら、互いに支え合って生きています。

「人間力」という、答えのない、その人それぞれの考え方についての言及は今日は避けるとして、その中で印象に残った言葉がありました。

▼人間力なくして、競技力向上なし
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東京都の赤羽にある味の素ナショナルトレーニングセンター(NTC)には、いろんな種目からオリンピックに向けた強化指定選手が合宿をしに来ます。
隣には国立スポーツ科学センターがあり、まさに、わが国のスポーツの聖地といえます。

ここに、僕も何回か講習を受講しにお邪魔していますが、一階の会議室のスピーカーの横に貼られている言葉が「人間力なくして、競技力向上なし」です。

5年以上前にお邪魔した時には、掲示されていたのだから、オリンピックを目指すような有能な選手たちに対して、とても強く発信しているメッセージのひとつなんだと思います。

確かに、どんなに素晴らしい実績を上げても、どんなに経済的に成功しても、自己破産や覚醒剤使用、DVなどなど、多くの社会的な問題を抱え、苦しむ競技者をたくさん知っています。
※詳しくは、1/3の記事に書いてあります。

だからこその「人間力」
部活動を指導するものとして、当然のことであり、正直、ここが全てだとも思っています。
このあたりを今の子供たちにどう伝えるかは、悩ましい部分です。

▼薮内さんの心がけ
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日本の育成年代のナショナルヘッドコーチを務める薮内夏美さんは、コーチとして、次のように変遷を遂げているそうです。

コーチを始めた当初…
「私が解決してあげよう」
でも、何もできなかったそうです。

そこで…
「問題は2人の間にある」と考えるように。

しかし、今では、
「答えは本人が持っている」と考え、選手と接しているそうです。

コーチングの具体的なアプローチについての詳細は避けますが、今は選手の中にあるものを引き出すコーチングに努めているそうです。

そして、今行きついている答えが、
「《コーチの》人間力なくして、競技力向上なし」

だそうです。
僕自身の人間力がなければ、選手たちの競技力向上はない。

耳の痛い話でした。
学んでも学んでも成果が感じられないのは、なんでだろう?
その秘密は、灯台下にやっぱりあるのかも知れない。

諦めずに粘り続けます。応援の程、何卒宜しくお願い致します。

【追伸】
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