【vol.7】GOLD
「だいじょうぶ、きっと大丈夫」
だなんて言葉を誰かにかけられるほど余裕のある僕ではないけれど
せめて誰かより劣っていたい。僕の存在で安心してほしい。こんなにも可哀想なやつがいるんだねって。
たったひとつの一方的な約束で袖の端っこだけでも繋ぎ止められたのなら
振り向いてもらうことができたのなら
きっともう君は大丈夫。
今日どれだけ辛くても、明日が来てほしくないと願っていても、だけどきっと明日になれば小さな蕾が芽を出すから。
だからせめて今日だけは、おやすみ。
「だいじょうぶ、きっと大丈夫」
だなんて言葉を誰かにかけられるほど余裕のある僕ではないけれど
せめて誰かより劣っていたい。僕の存在で安心してほしい。こんなにも可哀想なやつがいるんだねって。
たったひとつの一方的な約束で袖の端っこだけでも繋ぎ止められたのなら
振り向いてもらうことができたのなら
きっともう君は大丈夫。
今日どれだけ辛くても、明日が来てほしくないと願っていても、だけどきっと明日になれば小さな蕾が芽を出すから。
だからせめて今日だけは、おやすみ。