終焉
こうなる前は おはようとおやすみが言い合えてればよかった でも言えなくなって 言いたくなっても時間は過ぎてて 離れている時の時間の流れは一緒ではなくて 一緒にいても隣にいても一緒に流れていなくて 離れている時と同じような気がして お互いが無理してるのが丸見えで どうしてあれできないの?と どうしてこうしてくれないの?と どうしてそうなるの?って ね 前みたいに楽しくいたいだけなのに 小さな言葉につっかかって からまって 抜け出せなくなった ねぇ今日はさそり座が1位だったよ 何かいいことあるといいな ラッキーカラーは黄色だって こんな冬に黄色かぁ クリスマスツリーのお星さまくらいじゃないかな イルミネーション一緒に行きたいな
多分私のことわたしよりもきみは大好きで それはわかるのに きっとわたしは君のこと君よりも大好きじゃないから 何も変わらないわたしを相手してると 無力な気がして不安になった君は どうにかしてムリやり伝えようとして わたしに気持ち悪がられて 落ちるのがオチ そのくせに寝て起きたらもっと好きでいてよとかもっとそばにいてよとか 形ではみえないからって求められた だけどどうせ手間をかけても私にはみえないままだってわかった君 最近家出したんだって聞いたよ 家賃3万和室4.5畳ワンルーム 小さな部屋だからちょうど良いって言ってたって 大きいと気持ち悪くなるって聞いたよ カップラーメンばかり食べちゃダメだよ 水道代払うの忘れないようにね 他の子は入れないよなんて聞く前に言わないの
大切にしないといけないものはこれ 原因はまる見え 君は悪くない 私がわるいのはわかっていて 当たり前に生きられなくてごめんね 一般からかけ離れてごめんね 私が隣にいて楽しいのかな 本当にこんなわたしでいいのかな 問い詰められて泣きつかれるたびに 君に嫌悪感を抱くようになってしまった どうしようもないこの生き方を否定されてる気がしてしまう それが辛いし嫌いだしそっち側にいる気でいる君が憎い 今すぐに変われない現実と 変わったらしたいことの希望のギャップに刺されて 傷だらけになって朝まで泣いていた そんな朝を繰り返す そんな朝の占いで1位になったって意味がない なにがラッキースポットは遊園地だ そんな朝に行けるわけないだろなんて携帯投げる
わたしを 受け入れてくれる場所を見つけた瞬間 君を忘れてひどくわかりやすく雑にすぐに捨てる 残酷に捨てられた君はまた我慢して待っている 思い出した頃に君を拾いに行って カラオケに連れて行った ギターを弾いて きれいな声で歌う君が1番好きだ 久しぶりにカラオケに連れて行った ギターを捨てれず 歌うことで私を引き留める君が1番切ないんだ お金に困ってるからギターを売ろうかなっていうから ギターだけは残してよそれ以外は捨てていいからって引き留めたら ギターがないと僕のことは好きじゃないのなんて聞かれて 少し深呼吸して抱きしめた ふたりとも泣いていた 次の日家賃3万和室4.5畳ワンルームには ギターを売った2万とわたしと人生を諦めた君 この部屋にいれば世界でふたりきりだ
今年ももう終わる この恋ももう終わる すぐ終わる