とうとう山暮らし 6/36
西米良村地域おこし協力隊に着任してから6ヶ月半。
半年過ぎて感じること。
「二拠点生活でもいいんじゃない」
移住といっても、「色んなカタチがあっていいんじゃない?」って実際に移住してから強く思うようになった。地元の人たちからすると、それって「移住じゃなくね?」とか思うかもしれないけど、こんな世の中だし、今は色んなスタイルがあって良いと思う。もっと自由でいいんじゃなかろうか。
二拠点と考えるとすごく贅沢だ。自分の場合、平日は山側で暮らし、週末は海側で暮らす。そう考えると、山側の暮らしはもっと山を感じる暮らしの方がいいのかなとも思う。今住んでいる場所は、西米良村の中心地。役場や銀行、郵便局に病院、すべてが歩いて5分圏内。西米良においての街場な暮らし。
山側に住んで、すぐ目の前に山があるのに街場で暮らして、あまり山を感じることがない。街場で暮らすのなら、宮崎の方が快適に決まっている。田舎の街場は宮崎の街場に比べると圧倒的に不便なのは当たりまえ。
せっかくなら、目の前に畑があったり、すぐそばに入れる川があったり、車が少なく静かだったり。そういう場所の方が良いんだろうなと思う。ただ、そんな理想の田舎暮らしは難しい。そういった場所、そういった所に住む家がないのが現実。畑とか空き家もいっぱいあるように見えるが、使えるものは少ない。
移住したい人も、きっとそういった暮らしを求めているだろう。仕事を求めてくると、仕事が合わないと村を離れる。仕事が終わると去っていく。どういった暮らしを提供できるのか。もっと、相手の気持ちになって考えないと、移住者も呼べない。街場な暮らしをするのなら、街場の方が便利なのはあたり前。西米良村で暮らす=田舎で暮らす。移住者が求める理想の田舎暮らしが提供できたら良いが、今はそんな場所がなかなかないのが現実だ。そこに課題があるんだろうな。
住むところの選択肢はやはり提供できるようになりたい
仕事で来たとしても、住むところの選択肢がほぼない。村営住宅も空き待ち。空き家にしても使えるものは少ない。たまたま、誰かの親族が使っている家が空いたからそこが使えるよ。誰かが引っ越したからそこが空いたよ。すべてはタイミング次第。住むところの選択肢さえあれば、ここでこういった暮らせるよとイメージも伝えることができる。
分譲地を作って、村営住宅から出て家を建ててもらって、空きを作る。こんなこともできたらいいな。だれか、民間でアパート作ってください。
では、続きはまた書きます。