6年半ぶりに映画を観に行ったよ
noteを初めて使ってみるかよねぇでございます。
2度目の緊急事態宣言があけた福岡からお届けしています。
3月1日、やらなきゃいけない仕事もありながらも思い立ったが吉日!
6年半ぶりに映画を観に行きました。
映画の日なので一本1100円で観られる&時間的に2本行けるという好条件。
一本目は「モンテッソーリ子どもの家」 https://montessori-movie.jp/
保育・幼児教育に携わっている人なら知ってて当然のモンテッソーリ。
向井理の柔らかい声と、前日の半徹夜がヒビいてちょっとウトウト。
しかし、モンテッソーリメソッドの一つ一つが子どもの目線から描かれていて押し付けがましくなくてイイ。
自分の好きなお仕事(モンテッソーリでは活動/遊び一つ一つを「お仕事」と呼ぶ)を好きなだけ飽きるまでやれるってステキだな~。
その場にいる子どもたちにとってそれが日常なので映画自体は粛々と進んで行くので、特段大きなドラマが起こる場面はなし。
「感動」を求めに行くとちょっと違うかな?と思うかも。
それでも映画の中で、私が一番感動した場面が。
男の子と女の子が1つのテープルで絵を描いているシーン。
男の子が女の子の描いた絵に対し「かわいくないよ」という訳です。そして女の子は「絵がかわいくないと言われた」ことを先生に伝えます。
すると、先生はその男の子に「誰の絵にも可愛くないなんて事は言ってはいけないよ。それは、あなたの絵に誰も何も言えないのと同じ。可愛いかどうかは描いた本人が決めることだからね。」と。そして、女の子に自分の描いた絵のことをどう思うか尋ねるのです。女の子は「かわいい」といい。先生は「そうだね」と言葉をかけるのです。
自分の価値は自分のものであり、何者にも批判も評価もできるものではない
他者基準で生きるのではなく、自分自身の感性に従って自分の人生を切り開いていく基がここにあり、この感覚を自分自身も、そして関わる人達と共有していきたいなと思いました。
そして2本目は「えんとつ町のプペル」 https://poupelle.com/
とりあえず観ておこう!というノリでございます。鬼滅の刃も考えたけど時間が合わなかったのと、いっぱい死んだり殺したりするのをモンテッソーリの後に観るのは耐えられないと考えた。
プペルの話題は聞いてるし知ってるけど、絵本も読んでいないので、初プペル体験でした。絵本は…絵の情報量が多すぎて私の中では「絵本」ではなく「絵画集」な感じを持っていた。
映画を観ると、絵本を読んでないけど持ってた印象と同じだった。
「情報量が多い!」前半のスピーディーな感じはディズニーランドのアトラクションのようで「あっ。これテーマパーク創るんじゃない~」って気になってしまって面白かったけど。
情報量はあるけど、登場人物の描かれ方が深くなく感情移入がしにくいので、他の人が言っている泣くポイントがどこなのか分からなかった。
ラストのお父さん役の志の輔さんの長台詞がもう、全然入ってこない。よっぽど、志の輔さん本人が登場して語ってくれたほうが想像できるなぁと。
あ!!!!!!!!
そうか!。説明が主で膨大な情報量で進んでいくから、私が想像/創造する余地がなかったんだ。余白がないから観せられるだけだから盛り上がりも感情移入も出来なかったんだ!!!!。
ココまで書いて発見!。
絵本を読んでれば、余白(サブテキスト)を楽しむことが出来たんだろうか?副音声の解説聞きながらだともっと楽しめたんだろうか…
批判的じゃなく、感動して泣いた人がどのように感情移入したのか興味が湧いてきた。
そして、ふと、この映画を観ていない6年半の中で、日本映画は余白の芝居ではなく説明で分かってもらうがスタンダードになったのか?とも考えた。観に行って勉強になったことは確か。魅力的な登場人物をどうクリエイトしていくのか、観客と一緒に創っていくって…とか。
なんにせよ、刺激的な3月1日でした。今後も月に1回位は観に行きたいな。
メンバーがメンバーについて語るコーナー
はるのはなし「春野話」ということで、はるちゃんこと春野早苗ちゃんについて。
彼女と初めて会ったのは、タレントスクールのレッスンに講師として行った時。
みんな私のレッスンは斬新?だったらしく、うろたえながらも楽しんでくれていたんだけど、他の生徒たちは、レッスンが終わると挨拶してさよなら~って感じだったところに、いきなり「あの!」とキラキラじゃないギラギラした目でやってきたので「ヤバっ。何か覚醒させてしまったのか!?」と思ったのは内緒の話。当時熊本からバスでレッスンにやってきて、公園で寝たりもしている超ワイルドな生活をしていたはるちゃん。ハマるときとハマってないときの差が本当に激しくてわかりやすい(笑)
だけど、私にとっては、海のように嵐や凪がある関わり方だけど、海のようにずーっとそこにいるんだろうな。となんだか分からない信頼感があるのです。
比べるものではないけれど、やるやる!っていってなかなかやらなかったり、やりたい!といってフェードアウトしていく人よりよっぽど信頼できるのです。それは、自分に嘘をついて生きていないから。
そんなはるちゃんが舞台に立ってる姿を目撃するのは貴重ですから、目撃できた人には幸運が訪れるでしょう。
以上。つくしの袴を剥き過ぎて指先が黒くなっているかよねぇでした。